[1999年09月10日]に書いた文章です

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私は芸能人には平均して美しさを要求しますが、一般的にまわりにいる好きな人には総合的な美しさやら容姿はまったくほぼ気にしません。第一印象で容姿は大切だ、とのたまう人がよくいらっしゃいますね。「損得勘定で言っているわけではない!TPOが大切である!それも社会性のうちのひとつである!」と、強く強く、もっともらしいなぁとも思いますが、それも多数決ですしねぇ。おっぱいの大きな女性が流行るとどうもそれがいいことになり、カルバン・クライン系のモデルでおっぱいがぺっちゃんこでもセクシーだとなれば、それもとってもいい!ということになり、それもTPOのうちなんでしょうかな…。豊胸手術しちゃってからぺっちゃんこ流行られてしまったら悲惨ですよね…。

「葬式に金髪ジーンズピアスではいかん!」と伝統を頑なに守ろう援護会員みたいな人がいますが、私はまったくそうではありません。「故人を馬鹿にするなぁ!」と怒っちゃう人もいますね。父の葬式にはモノすごくぶっ飛んだ格好で来た人はいませんでしたが、会社の帰りに労働服で来た人をなじっていた人々がひそひそやっていました。私はその人と面識なかったですが、「本当に父の最後を見届けたかった人」と頭をさげさせていただきました。容姿や格好じゃないでしょう、人間、まじで。   

就職の面接で落ちたのは「化粧の仕方がまずかったから」「服装がだらしなかったから」なんていう面接官もいるようですが、そういう人ってやっぱり履歴書や格好や足元なんか見て人間を判断しちゃうんでしょうか?「面接におけるお決まり質問マニュアル」があって、きっとそれに沿う返答でないと落とされちゃうんでしょうね…。「ったくイマドキの若いモンは!」って思ってる人多いかどうか、統計取ってみたいですね、これ。

バイクに乗っていた私は着替えの面倒さがあったものの、バス→電車→(ところによっては)バスなんていう通勤に我慢できる性格ではなく、いつもパンツ姿でその後バイト先で着替えていたものです。すんごいレストランに行くのは楽しいことでしたが、ドレスコードがあるところだと、大概小娘の頃は誘ってくれた人が買ってくれたり、私もそれくらいのお金ならば銀行から下ろしてさささっと決断早く買物して着替えて行きました。でも入店拒否するところは東京では数件しか知りません。そういうところには行きません。夏はジーンズ、冬はレザーパンツ。バイクブーツのときもあれば、スニーカーのこともあり、正統バイク派にもなじられることもありましたが、ま、便利だったからいいのです。靴ひもは毎回チェックしていたし、風にぱたぱたとなびくようなジャケット着てたわけじゃないし、ツナギ着てなくちゃバイク乗ってはいけないなんてこともないっしょ…。

制服は好きではありませんでした。中学・高校・バイト先といくつも制服着ましたが、やったら私には似合わないモノもありました。すごい欲求不満溜まりましたね。バイト先の夏服を私は母にコンサルタントになってもらい、費用を出してもらい、店の社員と(でかいチェーンファミリーレストランの先駆け店でした)相談してデザインを3パターン作って、型紙を女の子に渡して、できない子には母が少ない賃金でバイトして縫って、ひと夏私デザインの制服にしちゃったことがあります。顔がトロピカル系なのでたいへん自己中心的なパターンと柄と色を選びましたが、バラエティがあったしかわいかったので好評でした。あのときはサイコーにうれしかったですねぇ。19歳でした。

アメリカに来てからは本当にたらたらしただらしなく見えるものばかり着ています。ポロ+ジーンズで毎日暮らした英語学校と航空専門学校時代。少しゆとりができてスカートやワンピースも買いましたね。でも私のシステムは毎シーズン(ここは地中海性気候なので2つ:雨季と乾季:寒いのと暑涼しい)に、いっぺんに5~10着買って、それをとことん親の敵とばかりに着続けて、そして次のシーズンになると棄てるのです。でも傷んでいないモノもあるのでやっぱりワードローブは増えていきます。うーん、ざくざっくっと見ると私ってばたいへん貧乏なワードローブ多いです。でも決めるトキは決められる準備はあります。そういうモノがないとただの「負け犬の遠吠え」的だよね…(汗)。

日本に帰ると「やぁ、アメリカっぽーい!」と言う人もいれば「そんなに日本と変わらないね、お洋服の流行」と言う人もいます。でもなぁ、カリフォルニアだけだって日本国土面積より広いし、私の学校まで片道50km弱あるし、カリフォルニアっぽいもので私が手をつけてないものもたくさんあるし(サーフィンとかね…)、うーん、そんなのやっぱり一概には言えないですね。とにかく季節感のない服装しているというのは認めましょう。何か毛穴が簡単に開いたり閉じたりできないんだもんね。けれどもバラエティは日本よりたくさんあります。だから私がアメリカ代表やカリフォルニア代表や、カリフォルニアに住む日本人代表や、カリフォルニア駐在妻の代表に思われるとたいへん困ります。私はきっとどれの平均よりもずれているに違いない…。

ファッションで自己主張、というのも私はあんまりないですね。と、言うのも私は人間が第一印象やら外見に騙される哀しい動物であることを何となくわかっていて、それでもそれに抵抗する馬鹿モノだからです。それを逆手に取ってうーんときれいにして自分を本来の姿よりも数段上に見せることにヨロコビを見出せる人もたくさんいていいと思います。それもポテンシャル追求だったら美しい☆だから整形美容だって考え方やそれに伴うConsequence(因果関係、結果)をちゃんと引き受けてるんだったら、とってもいいな、と思います。

私が外見で興味のあることは身体そのもののポテンシャルをどうやって引き出すか、です。だから年食ってきてからしわがまだできないのはなぜなのか?抵抗してるわけじゃなくて自分の身体使って実験中です。本当に顔の筋肉を身体のエクササイズのように動かせばしわは防げるのか?という命題に向かって爆進中です。理論としてはかなり信憑性高いんですよね、これ。だって顔にもちゃんと筋肉があるから表情が出るわけで…。外見をよくするためにやってるわけじゃないです。身体を鍛えるのが好きなので、顔も一貫です。そんなわけで基礎化粧品もさぼりがちです。暇なときはきっちりかっきりパックなんかもしますけど、動機は「年取ってからもきれいでいたい」ではなくて、そのパックの最中に自分が感じたり考えたり、やり方にバラエティがあったり、顔のつっぱりとかしっとりとかがわりと簡単に感じられることが楽しかったりします。だから時間がないと端折っちゃうんでしょうね。別段、他人が私をブスだと言おうが美人だと言おうがどうでもいいです。褒められたら一応歓びますが、褒めている人にもよるしね。

あ、私の言う美人ブスっていうのは、作りそのものについてではなくて、やっぱり表情ですね。しわがあってとっても美しい女性がたくさんいますし、整形してるのがわからないくらいの自然な表情が出せる人もいますもんね。それに私が美人と言おうがなーんも影響ないでしょうしねぇ>岩下志麻みたいなきっちりかっきりしてる顔好きです。夏目雅子も好きだったなぁ。オードリー・ヘップバーンやジュリア・ロバーツ、きりがないですね。自分をよく知り、それで外見を作りまくっていない人が好きですね。お化粧をしてようがしてまいが、何を着ていようが、その人の人となりが伝わってくる感じの人が私が好きな人です。

なので芸能人でなくて私が「あの人って…・ブスかも」という人は表情が死んじゃっててどうも伝わって来ない人。どんなにきれいに着飾っていてもどんなにきれいにナチュラルメイクしていても、個性が出てない人はどうも苦手です。いるもんねぇ、つっかけサンダルによれよれパジャマでもきれいな人って。もう「ふぅぅぅ…」ってため息つきたくなるくらいきれいな人いますって☆

ま、何につけても努力するのはすばらしいことです。だから自分の容姿の欠点と思えることをぼやかして改善している人にはアタマ下がります。私は執着の足りないやつなので、「誰が何と想うとま、いっか」が多くて、手抜きだらけ人生なので、そのエリアに関しては一家言ありません。話を聞くのは楽しいです。ただそれしかない人、全身全霊それだけに掛けちゃっている人はちょっと遠慮かもしれないです。外見がもたらす効果というのはありますが、やっぱりそれだけに賭けてるってことは、人々が惑わされる第一印象や外見にこだわりすぎってことで、もしかするとその人もこだわりすぎてしまい、廻りにいる人間の本質をきちんと見る目がないのかもしれないかもな、と思うとやっぱり私も間違った判断されちゃうのかいな?と思います。

結局私が自分を飾らないのは、私自身が弱いココロの持ち主なので、それに惑わされないように防御してるっていうことなのかもしれません…・。

 

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