父を29歳のときに失って以来、母との時間は濃密にしようと心がけています。USに住んでいる頃も、彼女に合わせて国際電話をしたものです。昨今では、Skypeもあり、国際電話は安くなりましたが、私が留学した初年度である1988年は、最初の3分で360円、追加の1分が200円以上、時間帯によってはチャリンチャリンと落ちていく感じでした。ですので、毎週土曜日、父・母宛に封書での手紙を書いていたのです。父が亡くなってからも、母からかかってくる電話は、月に2回から4回。一度応えたあとかけ直し、1時間以上つきあうこともしばしばでした。

そして8年前、日本に戻ってきたときに、弟のところに長く住んでいた母を引き取る形になり、いっしょに暮らし始めたのですが、それまで長くしてこなかった主婦業を一手に引受け、以来ずっと続けています。現在78歳ですが、ぴんしゃんしており、90歳くらいまではいくばくかの家事はやり続けるはずです。健康すぎてコワイくらいですね (・・;)

現在毎週2回はデイサービスのエクササイズクラスに通っており、そこで紹介されたポールウォーキングというのにもたまに参加したり、毎日1時間、ひとりでエクササイズをしたり、スクールに来て掃除や整理整頓をしてくれたり、八面六臂の活躍です(笑)。さらに、高齢者優遇の制度を見つけてきて、映画も月に2・3回ほど無料で見られるようで、それもいそいそと行っていますし、ボーイフレンドがいるので、土曜日の夜はお泊りです。まぁ、何をするってわけでもないんでしょうけどね (・・;) ただ、ごはんを食べて世間話をして、という繰り返しなんでしょうが、その週に1回は大切なようです。お友だちとの飲み会クラブのようなものにもまだ2つ参加しており、月に1回ずつは、夜遅くならない程度に出かけています。

私も仕事があって、いろいろと面倒なことがありはするのですが、ネコと母との時間は、未だ濃密にしようと心がけており、レッスンの中にも「たとえ」「例」として活躍してくれる母には、大感謝です。

1ヶ月に1回は、必ず外食に連れ出し、生徒さんとの交流シーンでも呼び出します。そんな時でないと外食をして、自分の腕比べをする機会がないですし、もったいないお化けを心から信じている彼女は、自分だけで外食なんてできないですしね。真面目な彼女は、食べたものの再現化をすぐにします。そしてレシピは増えていく・・・。

彼女くらい元気なDNAを持っていたとしたら・・・、と想定すると、私個人は恐ろしくて仕方ないのです(笑)。限りなく先が長い人生があまり想像できないですし、お金が足りないじゃないですか (・・;)彼女の年金は亡くなった父のおかげでかなり手厚いものですが、私の世代にはもっと激減するでしょうし、福祉国家になろうとしているニッポンで暮らしていける気がしないのです。

母との時間は楽しいものなのに、時折上記のような考えがよぎり、水を差します。とはいえ、これは彼女がこの世からいなくなるまでずっと続けていきます。

mother4  ごめんなさい。20年以上やらせてます(笑)。無料じゃないように恩返ししてます (・・;)

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