2006年に書いたものの続きです

 

アメリカは西海岸、カリフォルニアのお引っ越ししか知らないので、これについて詳しく書きましょう。アメリカは広いし、現状が把握できているのはLA近辺とここBay Area近辺だけですので、このへんについて書いているが、一般的にそういう風潮がカリフォルニアにはある、と思ってくださいませ♪

昨日はご近所に住むおともだちのYさんにお手伝いしてもらったのですが、彼女は日本からこちらに来てもうすぐ7ヶ月♪私が忘れていた新鮮な気持ちをたくさん思い出させてくれると共に、さらに年を食ってから考えるのにいいお題を与えてくれます(いつもいつもありがとね☆Yさん)。

彼女も日本の比較的都会に近い住宅街にマンションを購入しようとしていたのですが、どうしても買えなかったのは家を買うと「移動性」を奪われてしまう、という理由でした。うん、それはすごいでかいことである…。私だってそんなことがあるならば買わない。

家を買って年賀状に家をバックにした家族の写真を送る人がいますね。あれはやっぱりマイホームというのがなぜか定住の地である、やっとたどりつきました♪というような象徴であるかのように感じられます。実際、日本で一戸建てを手に入れるということはそこから何か突発的なことがなければ、そうそう軽いステップで動けないことでしょう。

ところがぎっちょん…。

私がばしばし家を買い換えているのは、そんなことがやたら簡単だからなのでした>ここ、シリコンバレーをはじめとするカリフォルニア。スタンダードなところとしては、「家賃を払うことは、自分のモノでも何でもないことにお金を費やす」という計算になります。うわぁ、もったいないぃぃ!という感じですか。もちろん収入が大きく関係してしまうところが哀しいところなのですが、頭金になるお金を貯めるまではそれなりにがんばって働かなければなりません。アメリカでは専業主婦と有職主婦の割合が昔と逆転しているので、ダブルインカムである家庭のほうが圧倒的に多いわけです。外で働いたほうがラクである、という風潮もあるくらいです♪>専業主婦を極めるのは本当にたいへんなのだ…。だから私はやらないんだって。いや、やらないんじゃなくて、やれないんだな…(汗)。

カリフォルニアの民事では、離婚をするときにはすべてのものが半分づつ、というのが前提です。細部がネゴシエーションであるとしても、半分に分ける、というのが法律。なので、お家を買うときにはたいていの人が夫婦ふたりの名義にします。その折りに、ふたり合わせた収入とそのCredit History(経済的な歴史)を評価されてローンが下りることになっています。公庫なんてないんだな。みんな銀行やローン会社です。離婚をもしすることになっても家をキープしたい人はその時期の半額を支払うし、もしもふたりが暮らした家にどちらも住みたくなければ、売却して現金を半分こします。もちろん子どもがいたり、離婚の原因が浮気や犯罪や家庭内暴力である場合は話しは違います。ネコは違うんだけど、わんちゃんだって半分なのよ。ふたりいたら、ひとりづつとか。引き取れなかったほうがVisitation Right(訪問権)というのを取って面会までできちゃいます。

こつこつ大きな金額の頭金を待たないですね、アメリカの人たちは。家の格というのが長い時間と社会の変遷と人々の好みや収入で決まってきていて、いちばん安いのがコンドミニアムやタウンハウスと呼ばれる集合住宅です。日本のような高層ビルになっているマンションはめったにありません。フリーウェイがいくつも交差している大都会にならありますが、ふだんCondo(コンド)と呼ぶものは集合住宅のことです。たいてい、部屋がひとつという間取りはありません。2 Bed Roomにバスルームという呼び方でリビングがついているのがスタンダードになります。もちろんこれにもバラエティがあり、ファミリールームと呼ばれる敷居のないエリアがついていたり、ダイニングエリアと呼ばれる敷居のない空間が広かったり、吹き抜けになっていてロフトになっている空間を部屋とすることもあります。このシリコンバレー内側にあるコンドミニアムは、1999年の現状では、築年数にもよりますが、だいたい15万ドルから25万ドルくらいでしょうか。頭金は10%からOKです。

これがもっともお手軽なものです。

けれどももうひとつ手があります。Single Family Home(シングルファミリーホーム:一戸建て)でも築年数が古ければ同じくらいの値段でもイケます。古い家であればあるほど平屋であることが多く、ベッドルームも2つである率も高いです。庭がついていていいですね。日本の都会よりはずっとずっと大きな庭です。

そして人々はローンを払い、余分に貯金ができると、バンバン家を買い換えていきます。人によっては2・3年。平均して4・5年のサイクルで、Dream House(夢のマイホーム)が手に入るまでそのいたちごっこは続いていきます。そして老齢になり大きな家が必要ないと思う人はまたコンドミニアムに戻ったり、Trailer Park(車のトレイラーで牽引できる小さな住宅)に引っ越していきます。あるいは老後の住宅メッカであるマイアミに行ったりね。

その買い換えというのも収入次第です。日本のように年齢給が定着しているわけではなく、努力次第ではものすごいPromotion(出世)が期待できるので、出世したときや転職したとき(転職は年収を上げるため、という目的の人がかなり多い。もちろんしたい仕事に年収アップがついてくる、というチャンスが多いことを望める資本主義の発展の仕方をしていることも確か)年収が多いときに大きな家を増えた分だけ払いこんで買うという人もいます。なぜならば、頭金があればあとは不動産転がしをして大きな損をしないようにすることはおろか、もうけることもできるわけです。もちろん損をすることもありまっせ…(汗)。

不動産やには売り買いの際に物件の6%の手数料というのがカリフォルニアの条例です。すご腕の人は50万ドルの物件を売って、1億の物件を買ってもらえれば、3万ドル+6万ドル=9万ドルの収入にそれだけでなっちゃうわけですね。ちょっと天文学的な数字になってきた>私にとって(爆)。ここで税金のことを問われたらまたよけいこんがらがるんだけど、アメリカは世界でも有数の税金の安い国ですので、私はそんなに心配していません。安い税金だってこんなに文句言えるんだからすごいと感心しています(爆)。

ね、だんだんわかってきたかな?頭金さえあれば、家賃と同じローンの金額だけでどんどん家が大きくなっていく波には乗れるわけです。しかも土着しなくてもいいわけです。ワンピースやバッグよりはでかい買い物ですが、波を読める不動産やさんと組んで廻りの様子をちょろっと見ていればそんなに難しいことではないです。

私個人は同じ市内であるのに、6年弱で家を3つも変わりました。驚異的なことに思えるかもしれませんが、身軽な人でもっと短いスパンの人は実在します。父が死んで四十九日も終わる前に働き始め、11ヶ月で貯めた貯金が、なぜか今、西さんのお給料だけでやってたのに(しかも我が家はすんごいエンゲル係数である・爆。いっしょに飲めばその理由は見ただけでわかると思ふ)、4倍くらいに増えてしまいました…(汗)。なので借家にして一人暮らしするよりもまた転がしちゃえって感じ?←これってやくざ?(爆)

現金の貯金を少しだけ取っておいてあとは投資したほうが、リスクもそれなりにあるけれども、私は好きです。そんなに恐ろしく面倒なことではなく、手数料を払えばプロがアドバイスしてくれます。私のRealtor(不動産やさん)はすご腕ですぅ。日本を離れて30年の女性ですが、彼女はアメリカで私が出遭った人のなかでもものすごいがんばった人のひとりであると尊敬しています♪

私個人はいつハンガリーに引っ越そうが、カトマンズに引っ越そうが、ナイロビに引っ越そうが、だいじょうぶ。この身軽なステップはどうしてもあきらめたくないです。どこかに引っ越すことが決まったら、また現金にして現地で何かまた楽しい生活をします。遊んでいるのがいやなので、大学が終わり、大学院の合否結果が出るまで日本に出稼ぎするか、こちらでPractical Training Visa(学位に関連した仕事が1年できる許可がついているビザ)でリサーチをしつつ、朝晩働いてもいいしと思っています。それがアラスカでもニューオリンズでもミネソタでも行くって♪大学院がボストンだってミシガンだっていいし♪

しかし、スーツケースひとつとボストンバッグひとつと、母から送ってもらったみかん箱くらいのダンボールひとつが、どうしてこんなすごいことになっちゃったんでしょ。まだ11年と8ヶ月しか経ってないじゃん…。ダンボール80箱以上に家具一式にネコ3人…。ネコちゃんは棄てたくないけど、どうしても必要なものはやる気になればまたスーツケースひとつとボストンバッグひとつにはなるな♪

西さんも今度日本にはソニーのテレビのダンボールひとつといつもの出張用の小さいスーツケースだけで帰ります。台湾に行くのもそれに日本語の本数冊と中国語の教材が加わるくらいでしょう。ま、台湾と日本は近いし、日本出張もたくさんあるしね。本とアルバムだけは私が預かっておきます。スキーや今使っているものは棄ててもいいらしい(爆)。

そして、同じく1年8ヶ月前に来た留学生Oくんも、ダンボール2箱がどうして3倍以上になってしまったのか、なぞで仕方がないってぇのを私は知っている。私はまだ彼に警告はしていない…(爆)。

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