Jan 31, 2006 に書いた文章です

 

映画そのもののことよりは、Melanie Griffith(メラニー・グリフィス)の日本ではあまり知られていない情報についてを追求したいのですが、彼女の代表作はコレです。
メラニー・グリフィス
↑日本語です。↓
Melanie Griffith

彼女の母親は、ヒチコックの傑作、「鳥」に主演しているTippi Hedrenです。グレース・ケリーに似ている女優を発掘、というコンセプトで探し当てられました。彼女は、不動産のセールスをしていた夫と離婚し、その後女優になっています。メラニーはハリウッドで育ちました。振る舞いもハリウッド流で、私は最初に彼女を知ったときに、「この人ってElizabeth Taylorを尊敬して目指してんのかしら」と思ったほどです。母親とはPacific Heights(サンフランシスコを舞台にしたサスペンススリラー)で一度だけ共演しています。

70年代には、マイアミバイスのドン・ジョンソンと結婚していますが、彼女は19歳でした。14歳で知り合っており、彼の影響もあったのか、麻薬と酒に溺れました。現在48歳ですが、一昨年にも一度、ドラッグを断つためのクリニックに入院しており、依存症は生涯続くという見本みたいな人として知られています。結婚も4回しており、すべてが俳優で、2度はドン・ジョンソンです。同じ相手と再婚というのはおもしろいことです。そのときのコメントが「子どもだったから続かなかったけど、今度は大丈夫」でしたが、やはり続きませんでした。相手によるのでしょうね。現在の夫、Antonio Banderasとは、1996年に結婚しています。共演したToo Muchという映画の撮影中はまだふたりとも結婚しており、その後2・3年はハリウッドでも交友を避けられていたようです。役柄以外のどんなときにも二の腕が出るドレスを着て、ハートにAntonioと彫られている刺青を見せています。子どもは3人おり、それぞれの父親が違いますが、彼女が親権を持っています。Antonioは1996年当時、前妻とはすでに別居しており、メラニーのほうもドン・ジョンソンのアルコール依存症が再開花しており入院中でした。なので、手続きとしては重なりはありますが、本当にふたりとしては、なんの障害もモラル違反もないとし、愛し合って結婚したのでしょう。

不思議なのは、彼女は公的に認めて、何度も何度も美容整形をしているところです。脱ぎっぷりもとてもいいのですが、しまいには、彼女は夫のAntonioに「美容整形禁止令」を出されてしまいます。私は個人的に彼女のヌードはとてもきれいで好きです。ここ3年ほどの彼女の顔の老化はひどく、映画には主役としては出ることがだんだん難しくなってきており、役柄模索がたいへんになっています。が、ゆえに、去年・一昨年あたりから、ブロードウェイミュージカルにトライし、Chicagoは大成功でした。

とても一途な気質のようで、Antonioとは、いまだに叫び合うほどの喧嘩を繰り広げているようですが、「そのあとまた恋に落ちるの」とのろけています。

私が「ああはなりたくない女」の代表みたいな人に見えるのですが、実際は説明できないところで、ほんの少しうらやましいのかもしれません。しかも、ハリウッドに位置しているところで、誰にも理解されない深みを持っていることは簡単に想像がつきます。誤解されまくり、要らぬ苦労をたくさん買っているのでしょう。しかも、だんなは年下のいい男です(笑)。

Working Girlのクレジットを見てみると、主役はSigourney Weaver, Harrison Fordになっています。でも、見た人は誰もがメラニーが主役なことはわかるでしょう。なぜこんな扱いなのかは、おそらくそれまでの彼女の世間の評価と、両者の世間の評価の違いから出ているのだと思います。この作品までの10年ほど、彼女はまったく作品に恵まれませんでした。セクシーで頭の悪い女の役ばかりをしてきたのです。この作品が転機になったことは確実で、実際の彼女はおそらくこの主人公、Tessにとても近いのかもしれません。少なくとも私はそう信じてみたいのですね。

だから、あの歌、”Let the River Run” が流れると、メラニー・グリフィスの女優としての成功がやっと来た、というのと重なってしまうのです。そしてこの歌のすごいところは、Brittany Murphy(Ashton Kutcher;現Demi Moore の夫、の元彼女)主演のLittle Black Bookのストーリーの中に盛り込まれるくらいなところです。象徴的に女性のサクセスの代名詞になるんですね。私だけがそう感じていたわけではないことが、この映画でわかって本当によかったです。シンガーのCarly Simonも出演しているのですが、なぜかクレジットされていません。不思議なのです。最後の最後で彼女が出てくるので、興味のある方はLittle Black Bookも、併せて見てみてね。けっこう胸が空きます。ストーリーそのものは恋愛コメディものです。Let the river run lyrics 歌詞はこれ。

メラニー・グリフィスの映画はあまり日本に行っていないのでしょうか?私は、Milk Money, Something Wild, Born Yesterdayがけっこう好きで、ケーブルでやっていると何度も見てしまうのですが、これらはお決まりの、頭の悪い下品な女性の役柄です。作品としてあまりいい数字を出せず、評価もよくなかったA Stranger among USというのがかなり好きです。日本では字幕になっているのでしょうか?それとも吹き替えなのか・・・。Stuart Little2で、鳥の声をやりましたが、アレはなかなかよかったです。

彼女の母、Tippi Hedrenも4回結婚しており、4回目の結婚は2002年だったのでまだ続いています←ひどい書き方・・・。感心してしまうのは、私などは1回目の結婚がまだ終わってもいないうちに、もう二度と結婚などしない、と決めているのに、彼女たち母娘は、結婚を繰り返す情熱があるのですよ・・・。どうしてなのかすごいと思います。が、離婚によって子どもが傷ついて曲がってしまうわけではないいい例でもあるのかなぁ、とも思えます。時間がかかったものの、母娘ふたりとも、女優として大成したわけですし、愛する人の子どもを産み育て、子どもが悪いという噂もまったく聞きません。むしろ、子どもに関してはほほえましいニュースやゴシップばかりが流れています。Antonioは将来娘たちが嫁ぐときに、相手の男が家に来たときには、映画で使ったフェンシングの刀を居間に飾っておくだとか、Disney Landがいかに楽しかったか、とかいうようなほのぼのとしたものです。

が、ひとつだけ、私がメラニー・グリフィスを嫌いなところは、英語で言うと Hmmという喉をクリアにする音、咳払いがやったらと多いことです。どの映画でもそれは共通で、どうしてなのかと思います←イヤったらしい洞察力なのか、誰にとっても明白なのかは、わからないです。同じ意見の人がいたらきっととてもうれしいな(笑)。

今後の彼女に対する注目は、どれくらい老けていき、どんな役柄をやっていくのか、と、結婚は続くのか?です。が、Working Girlはずっと残っていきますから、代表作があることはとてもいいことです。少なくとも、母も娘も残るものを残せただけで、その職業に就いた価値は充分見出せたのではないでしょうか。

彼女がどんなにかわいらしい人なのか、充分書けなかった気がしますが、あとは映画を見てみてくださいね。

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