2006-04-16にアップした文章です。

日本では公開されなかったのか、レンタル開始日ばかりが検索で目立ちました。

http://www.imdb.com/title/tt0171356/

私はこの映画の歌のひとつがみょーに好きなのです。

http://www.cowboylyrics.com/lyrics/kenny-big/under-the-sun-15521.html

歌詞です。

↑このページで歌が聴けるので、歌詞と合わせてイメージ掴んでね♪映画のシーンもけっこう出てくるよん。

 

あー、やっぱネットの進化すげぇや♪感心してる場合じゃないか・・・。

この映画は、Sandra Bullockがプロデュースをし、自分の役回りは小さいものにした最初の作品です。2000年のものなので、6年前。Liam Neesonの映画には、「金返せ!」のハズレはまったくなく、いつも安心してみることができます。

が、私がこの映画でイチバン好きな役者は、Oliver Plattなのよ(笑)。彼の履歴はあまり知られていないし、日本人にはさほど注目の的でもないのでしょうが、最近では、ケーブルチャンネルShowtimeのオリジナルシリーズで、Helen Huntの元だんなであるHank Azaria(彼も私の好きな俳優のひとり)の主役を支える重要な準主役をやっています。好評シリーズのHuffというのですが、日本に行くことはないでしょうね・・・。私が彼を好きなのは、190cmあって巨体なのですが、とても役どころの幅が広い。お父さんは、外交官。フィリピン・ザンビア・パキスタンなどを履歴している。しかも、カナダ人なのに日本のアメリカンスクールを出ている(笑)。そして私がけっこう好きなたたずまいである、Boston, Tuft Universityを出たというユニークな生い立ちなのです。33歳で芸能人ではない人と結婚し、3人の子どもを育てていて、プロデュースもやり、舞台も映画もTVもこなすのでした。しかも、私がアメリカの劇場で初めて見た映画、Married to the Mobという映画に出ていたので、なんとなく思い入れがあるのです。この映画でもいい味を出しているのですよ・・・。

この映画はなんとなくひっかかっており、起業を決断するときに、この歌に押されて起業したようなもんです。どうしてなのか?何度も繰り返される歌詞のフレーズ;お日様の下にはみんなに倖せとヨロコビと愛が転がっているんだよ、と押されたからなのです。ストーリーも映画サイトで見てわかるように、主人公のFBIエージェントが殺戮を遭遇し、もうこれ以上、仕事を続けていけない、というステージに差し掛かり、明るい看護婦さんと知り合い、グループセラピーにかかりながら、ヤクザのカルテルを暴く仕事を続け、人生を突き詰めて考えていくコメディです。人生というのは、やはり、決定的にコミカルなのかもしれない、と、2004年の初夏、私はじーっと考えて、この映画をもう一度じっくり見たのです。そして、この歌の歌詞を何度も聴いて、メロディに酔いしれ、映画のタイトルバックでトマトを収穫する準主人公(Oliver Platt)に見とれ、やはり私も行動を起そうと決意したのでした。

歌詞にあるように、雑誌をめくりながら、美容院の椅子でカーラーを髪に巻きつけられ、マニキュアが乾くのを待ちながら、人生に充実を感じていない30数歳になっていく女性が、135ページを開いたときに、「お日様の下にはみんなに倖せとヨロコビと愛が転がっているんだよ。さぁさぁ、すべての夢がかなうこの場所に電話して、部屋の予約をどうぞ」という広告を見る。私もそんな状態だったのではないかと思うのです。

高学歴をまもなく得られるのに、年齢制限があり、給料をそれ相応にはもらえなくて当たり前の状況があり、ならば学校に行き続けたいが、西さんと離れて暮らしているため、貧乏ではないにしろ、Ivy Leagueに行けるほどのゆとりはない(年間500万ほど)。日本に戻って仕事を一時的に3つ・4つ掛け持ちしてもいいが、一体全体16年もの在米で培ったものの+と-は何なのか?などなど、いろいろなことが頭ではなく、心のほうに重く渦巻き、論理を使い切った気分になり、もう起業するしかないでしょ、と結論は出ていたものの、あとは、「勢い」や「兆し」だけを求めるようになっていた頃です。

この歌の歌詞は、その勢いを私にもたらし、その気分の高揚や軽さに気づけた私には、兆しと受け止めることができたのです。私は、鼻緒が切れたことや、天気予報が外れたことや、旧友から突然電話がかかってきたことなどは、あまり気に留めないのです。「虫の知らせ」をどうしても感じない体質で、そこのところが損といえば損。悲しいと言えば悲しい。が、じわじわ考えていたことを、あとちょっとだけ押してくれたのが、この歌とこの映画のタイトルバックなのです。FBIエージェントでも、ヤクザでも、仕事に疲れたグループセラピーの人々でも、みんな倖せは、このお日様の下のどこかに転がっている。あとは、行動に移すかどうか。

いくらその前に熟考したとしても、この映画がきっかけで、23年もひとつの会社に勤めてきた西さんに、「ねぇ、会社辞めて会社やろうよ」と言えてしまえた私は、おそらく大胆すぎるのでしょう。西さんは西さんで、23年間のうち、15年私といた歴史があり、仕事に対して私とは似て非なる理由もたくさんあり、退社を決め、今に至ります。その後、何度も彼のステップの重さを感じてきた私は、そろそろ彼には、軽い気分になってもらわねば困ると思っており、起業1年を記念に、もう一度初心に戻ろうと思っていたところなのです。そして、またケーブルTVで、この映画に遭遇し、自分の2年近く前の状態を思い出したというわけです。

今この歌を聴いても、やはり軽い気持ちになれますし、映画を見ても、感じ考えることにさほど変わりはありません。この映画と歌に押されてよかったな、という感謝は、何年経っても残ることでしょう。

昨日、売却する家の階下の女性に引越しすることを告げ、「ものすごくいい近所の人だったのに。あなたくらい静かで穏やかに暮らしてくれる人が2階に来てくれればいいんだけど・・・」と言われたときには、とてもうれしかったですが、いつまでもあの家で甘んじているわけには行きません。学校にどうしても戻るのです。勝負をかけなければ、と1年経って決意しているわけです。

この1年、本当にいろいろなことを学びました。その前の1年弱にも、リサーチを進め、起業をした人の9割は失敗しているという統計にビビっていましたが、1年はとりあえず保ちました。確定申告は、すべて西さんに任せて、経理を担当してくれるすまいるに思いっきり頼っています。商工会議所にも登録しました。私だけではなく、他の社員のセミナーや講座の参加にも余念がありません。

このGun Shy, Under the Sunが私のStepping Stone(踏み石;飛び石)だったことを思い出せて、1年という月日をよくやく刻む準備ができました。さ、また歌いながらがんばろう♪