2006-04-17 にアップした文章です。

勝ち組・負け組

実は、私はこの定義を知りませんでした。感覚で使っている人々があまりに多く、ネットで詳しく調べましたさ・・・。勝ち負けの基準は、経済的なことを中心に指すのだそうです。私が読んだ記事には、結婚やら、職業、住んでいる場所やら、お友だちのメンツ、ランチやディナーの場所など、ごったごたになっており、一体その中心が何なのかわかりませんでした。

経済的なことなのかな?という疑いはあったものの、「結婚できないある程度のお金にゆとりのある独身女性より、結婚している有職女性のほうが海外旅行はできなくても勝ち組」などという、細かい基準がまったくわかりませんでした・・・。

↑ひょっとして、これガセネタだったのかもしれないよね・・・。

私のたくさんの長ったらしいエッセイの中で書き続けてきたことは、「競争は自分とする」ということなので、特にコレについても繰り返す必要はないと思えるのですが、本当にお金があることが倖せなのか?ということについて。

私の経験則から言うと、ある一部の数値(どんな物事にも例外があるので、おそらくこの例外部分だとみなせる)を除いては、お金持ちはけっこう質素だし、ケチです。自分で稼いできた人たちや、守るべきものの価値をよくわかっているがゆえに、あるものを減らすことについて慎重です。家庭によっての「生活ぶり基準」は決められていますが、Drastic(徹底的に、思い切って、深刻に)な変化には挑みません。その必要はないのです。

たとえば、私がアメリカに来て日本語を教えた2つめの家族は、帰米二世のお父さんを持つ、純血日系アメリカ人の姉弟でしたが、そのお父さんのお仕事は庭師。自分の家の前庭には太鼓橋があり、石灯篭があり、盆栽がところ狭しと裏庭のほうにあり(盗まれるから)、本当に日本人よりも和風なお家でした。そのお父さんのコレクションの中ですごかったものが、日本各地のぐい飲みで、ものすごいケースに100個くらい入っていたのですよ。それは、お得意さんであるGM(車の大きなメーカー)の経営者の妹夫妻からいただいたものだと言う。その妹は直接経営に携わらず、夫は学者だったらしいのですが、日本をはじめとするアジアをとても愛し、お父さんをずっと庭師として雇っているそうで、当時、利子だけで、毎月1万ドル(当時のレートだと135万)もあったそうです。「そんなわけねーだろ!」と信じなかった私は、その後、Trust Fund(信託基金)の存在を知り、理解したんですけどね。

とてつもないお金持ちは、利率をよくするために、元金が減らないような引き出し方を投資コンサルタントに相談し、組み立てるのです。子孫に残すために、すべての財産をなくさないために、という予防策でもあります。しかも、税金がぐんと安くなる。

信託: 現金・有価証券・不動産などの財産をもっている人が、その権利を相手に移転して、その管理や処分を任せること。

他にも、のちのちTrust Fundをもらっている人に遭遇したのですが、金額的には、この月々1万ドル(135万)がイチバン大きかったです・・・。それくらいあれば、当然、家の支払いも済んでるし、車のローンもないだろうし、使い切れないよね。お仕事も他にしてるんだし・・・。が、このTrust Fundをもらっている人でおバカさんはいて、(親が賢いのか?)「21歳まで」「学業が終わるまで」「30歳まで」などの条件をつけている場合もあり、使い切ってしまい、のちのち悲しい人生を送っている人たちは実在します。労働をしてこなかった功罪なのでしょう。

が、成り金は「そもそもなかったお金」があるようになったので、けっこう金遣いは荒いです。特に私が例を出さなくても、そういう人、きっと周りにいると思うし、TVでニュースになった人たちもいますしね・・・。

かく言う私は、子どもの頃から経済的には、ずっと登りつめている曲線を描いてきている感じですが、生活ぶりはさほど変わっていません。小さい頃食べたすいとんが今でも好きだったり、餃子を手作りにしたあと、余った韮で卵雑炊をするのが大好きです。金遣いは荒いです。なんたって、どちらかというと(ささやかながら)成り金ですから。ゆとりができたお金で、小さいピアス用の宝石などは買いましたし、いいレストランにも行きましたし、旅行もしましたが、日々の生活をさほど変えたという意識はありません。箱(家)は大きくなりましたが、暮らしぶりは大差ないです。車も箱を持ち始めてから大差ないですし、メシも旅行もそれほどすごいわけではないですし。今後、もっとお金があるようになっても、私がふんだんに使えるお金は、ホッケーと寄付くらいで、他のことは至ってビビリ感覚を入れつつ、暮らしていくのでしょう。

お友だちにも「ヤオハン(今はミツワ)に行くたびに、何回、清水の舞台から飛び降りてんのよっ!」と言われていますので(爆)。→納豆やめかぶや卵豆腐くらいで飛び降りる気分なんだよね・・・(汗)。

ただ、交際費はとてもよく使うので、いつまで経っても貯金ができないと思っているので、ローンをきつくして、不動産をやってきたのです。よかったと思います。生命保険も西さんも私も途中増やしてきましたしね。どちらかが先に死んでも、健康な限りは食べるには困らないようになることを祈っているところです。

労働をするのはとても楽しい。代価としてお金がもらえるのは、わかりやすくてとてもいい。と、私は心から思っています。今も、時差があるので、かなり長時間働いていますが、自宅なせいもあり、メリハリをつけて働けますし、途中寝っ転がり、腰を伸ばすこともでき、シャワーも浴びられるし、ごはんも食べられる環境なので、それほど苦痛ではないです。日本に帰れば、去年の11月から開始したパチンコにも行けて、見たこともないようなものがたくさん並んでいるお店も、駅前だけでも山ほどありますしね。台湾はもっとステキなので、原付でさまよい丼メシや麺を60円から200円くらいでいろいろな種類を食べて、ワインバーから歩いて2分のところにある、エステに行けてしまうわけです。

しかも、経済的な勝ち組という査定はどうやってするのか、まだわからぬまま、お金がふんだんにあったら、労働意欲に欠けてしまい、もともとダラダラが大好きな私にはとてもヤバイ環境です。私が学校に通いたいのも、ちゃんと宿題を出してもらえることや、予習や復習を要求されることや、テストやセミナーやシンポジウムがてんこ盛りであるからいいのです。自分の脳みそを使うことを、誰かにお金を払って肩代わりしてもらうようになったらおしまいです・・・。掃除やパッキングは母にさせているだろうって?(爆)←その通り・・・・。が、私もそれなりには働き者なので、動いてはいるんですよ←言い訳(爆)。なので、もしも儲かったら、ウェイトレスをもう一度だけしてみたいですし、逐次ではない、同時通訳にもチャレンジしてみたいところです。

お金がなければ、私の目標である「学校に死ぬまで通い続けること」は実現せず、矛盾に見える葛藤がここにはありますが、「たくさん」の多寡に、私にはキリがあり、心根が曲がるところまでは欲しくもなく、心根が曲がる金額を自分でわかっていると思うのです。なぜそんなに自信があるかって?成り金曲線カーブを辿ってきたのに、まだ労働意欲で満々だから?(笑)

私にとっては、お金があって解決できることはたくさんありますが、それでも、お金で買えない倖せを、次々見つけてしまい、やはりお金があっても倖せとは限らないなぁ、と思っているところです。3日前の引越しの肉体労働も、お金では買えない倖せのカケラでしたね♪こうしていくつになろうが、お金があろうがなかろうが、自分の倖せを、なるべくお金で振り回されないようにするための、賢者への道は続くわけです・・・。

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