04/27/2006 にアップした文章です。

あと1週間足らずで日本に出稼ぎです。やることが山ほどあり、「本当にこなせるのか?」と少々震え気味。しかも、夜の6時から11時くらいまでは、仕事をスカイプその他でこなし、資料作成やら、かけがえのないあなたへ、で販売する準備があります。さらに、夏向け商品の検討やリサーチ、会社運営における日々の雑事をこなしていかねばならず、自分のBlogのほかに、会社のメルマガもあり、てんてこ舞いです。

やることが50個くらいあることはわかっているのですが、いつも通り箇条書きにするのを、今、この瞬間躊躇しているところです。書いてしまうとやる気が失せてしまうのか、それとも無理をしてでもやってしまうのか?と考えあぐねているところ・・・。私はおそらく後者なのです。今日はのどかな日曜日(アップするのが翌日とは限らないのが、出稼ぎ間際のエッセイの時差攻撃の常・・・)、もうちょっとダラダラしていたい、というのが本音で、母は横で、Bruce Willis 主演のMercury Risingを画面に話し掛けながら、たまに椅子に埋もれたり、目を手で覆ったりしながら見ています。彼女がつくづくすごいのは、英語がまったくわからないのに、まったくこのような状況が苦痛ではないところ・・・。想像力を働かせる頭の運動で、認知症にならないためにも、いいと思い込んでいるのです。学術的には正しいですが、続けなければ成果は上がらないと、彼女に言っていいものやら・・・(笑)。

うーん、いやいやながら、箇条書きをしてみました。68個ありました。ひえぇぇぇぇぇぇぇぇ。その中には、母がほとんど引き受けてくれる、冷蔵庫の整理や掃除などもありましたが、やはり私はせこせこと動いてしまうのでしょう。このエッセイも、5月2日分までは書き上げて、時差攻撃のアップをしておかねばならず、焦りは背後に忍び寄っています。あと4個・・・。

長らく学生を続けてきて思ったのは、「じわじわとやる気が起きるまで」がイチバンたいへんだということ。やり始めてしまえば、あとはスキーでスロープを滑るように、何とかなってしまうもので、むしろ止まらない、というのが私の経験則です。掃除にしろ、料理にしろ、買い物にしろ、どこかに出かけるにしろ、勉強にしろ、まったくこの法則は変わりません。手をつける気持ちを沸点までフツフツと上げていくことが、いつもイチバンたいへんです。

意欲: 物事を積極的にしようとする意志・気持ち。

「心理学をやってきたのだから、この意欲を盛り上げるためのコツのひとつやふたつ、袖の下に隠してるんでしょ?」と、よく言われてしまうのですが、個人差があることなので、決定的なステキなアドバイスはありません(笑)。

ただ、ひとつだけ有効なのは、意識的に自分の行為の動機の度合いを測ることです。

動機: (1)人が行動を起こしたり、決意したりする時の直接の(心理的な)原因・きっかけまたは目的。 (2)〔英 motive; (ドイツ) Motiv〕(ア)〔心〕 人の行動を決定する意識的・無意識的原因。動因。(イ)〔倫〕 行動を規定する根拠となる目的意識を伴った欲望や衝動。(ウ)〔法〕 犯罪および意思表示・法律行為を行う際の内的原因。原因。

無意識的にする行動が日常の7割以上を占めているのですが(意識しないで習慣づいているからの行動;歯磨き・咀嚼・トイレ・喫煙・TVのスイッチを入れるなど)、この習慣的行為にも実際は「動機」があります。第一動機で、本能にイチバン近いものが、衣食住や排泄や身体の清潔を保つことに関連する行為です。少し落ちて、第二動機が危険を避け、居心地をよくするための行為で、カーテンを引いたり開けたり、身体ではなく部屋全体の温度を調整したり、TVやPC、音楽なども無意識に習慣的にスイッチをひねることが多いです。100%の集中を持たずとも色や音や匂いで安全や心理的安定を求めるわけです。これがドイツ語でいうところの、モチーフで、無意識的領域に入るとされています。

が、難しいのは、これ以外のはっきりした動機が必要な複雑な連続的行為を伴う行動なのよ・・・ふぅ。

ちょっと複雑ですが、次の軸をやらねばならぬ行動に繋げて考え、やる気を起こすための材料と計画に使うのは有効です。

1) 興味・満喫度

2) 能力

3) 努力と重要性

4) 圧迫度や締め切り

5) 自己選択によるものか強制的なものか

6) 成し遂げたときの価値

たとえば、私の勉強で解析してみます。

1) やり始めてしまえば転がることはわかっており、興味がそもそもあるから勉強を続けているわけで、「さぁ、やろ♪」と誘っているので、満喫することは重々わかっています。たとえ、心理学の中のラテン語がわんさか並ぶ生物学系のものでも、きっときっと満喫するわ、と予測はつくわけです。

2) 能力がそこそこあるから学校にも入れたのだし、前学期もそこそこいい成績を取れたんだ、がんばろう、と押す気持ちが湧いてきます。

3) これを成し遂げれば、さらなる先が続いており、自分の人生の中で重要な位置を占めているがゆえに、努力する甲斐がたくさんあるのだ、と自分に言い聞かせます。

4) テストは2週間後。でも、量がたくさんあるから今始めてしまわないとヤバイ、と言い聞かせることで、重いお尻をあげることができ、どのくらい迫り来ているのかを意識するのは有効です。

5) 強制的ではなく、自分が選んだことなのだから、とさらにやる気がフツフツと湧いてきます。誰かに強制されたことであれば、きっとこの数値は低くなり、やる気は失せてしまいます。

6) 成し遂げたらどんなにステキか、価値が重いものだということは、勉強を続けてきてしっかりわかっているので、やるしかないぞ、という気にさせられます。

こうして、私はやる気をフツフツと沸点までに上げていくのですが、ケーブルで映画がわんさかやっていたり、友達から電話がかかってきて食事に行こうと言われたり、小説がそばにあるととても難しいのです・・・。

今回日本に帰るための準備と雑事も同様で、帰るためにはネコのケアをお願いしたり、引越し後、また部屋のレイアウトが変わってしまっていたり、パッキングや掃除があったり、銀行に何度も出かけ、支払いを2か月分済ませなければならなかったり、会社関係の買い物だけではなく、自分の買い物もけっこうたいへんです。うどちゃんの腎臓病用のごはんをオーダーしてピックアップするだけでも、けっこう面倒です(始めたばかりなのでまだ習慣化していない・・・)。

が、バリバリ意欲的に動けるよう、さきほど箇条書きにしたものに、この6つの動機をつけて考えてみました。うーん、なぜかすっきりやらねばならぬぞよ、と自分に言い聞かせることができました。あー、エッセイにしてよかった♪