08/15/2006 にアップした文章です。

 

アメリカに戻ってきて気になっていたMonkのシーズン5をまとめて見ることができました♪結婚式に出席する前日まで時差ぼけだったので、必死になって直そうと思っていたのですが、このおかげでまたもや寝不足感の残ったまま出席。予告通りの二日酔いになり、本日ボケボケして暮らしています。が、仕事でスーパーなアイディアが浮かんでしまい、これは新しい企画、しかも日本発になるので、早いところ企画書を書いてしまわねば、と焦っている次第です。たぶん、脳って不思議なもので、追い詰められた状態になると反動・反作用が働くのね・・・。英語ではpendulum(振り子)で説明されるのですが、物理学の初歩です。もうそれ以上ぼーっとしていられるわけもなく、ちゃんと二日酔いでも現実に引き戻ろうとする仕組みはステキです。

さて、Monk http://www.usanetwork.com/series/monk/ は英語サイトのほうがずっと充実しています。日本語での放映はNHKがBS放映しているらしいのですが、見たことがありません。Monkが日本語話してたらおかしい(笑)。彼の口癖である Here is the thing (直訳できないんだけど、こだわりの物事があるときに、それを説明する冒頭句;たとえば、握手できないときにそれを説明する直前に言う)は、たぶん日本語にはできないと思うんだけど、誰かすごい訳者がブリリアントな訳をしているのかしら・・・。

Sharonaがいなくなった理由は、彼女を演じていたBitty Schram がショーのヒットを見たあと、給料を上げるようにと交渉したことにあるようで、彼女のファンも多かったらしいのですが、事実上はクビです。が、このサイトでも円満にまとめてあり、彼女はその後もショーや関係者の悪口は公にしていません。http://www.usanetwork.com/series/monk/theshow/characterprofiles/bitty/bio.html

彼女は、日本語タイトルでは プリティリーグ (原題は The League of Their Own)で子持ちの野球選手の役柄をしていたのです。他には日本に渡った作品で目立った役柄はありません。が、アメリカのTVはそういった人たちに支えられており、Monkを演じているTony Shaloubも自分のことは舞台役者だと思っています。映画にもたくさん出るようにはなりましたが、最後まで舞台役者だと思うタイプですな。彼の奥さんは、Charlie‘s Angeles (映画ではなく70年代のTVシリーズのほう)の出演を断ってしまったほど若い頃はきれいでしたが、TVのゲスト出演と舞台で活躍している人です。いるよね・・・。「ああああ、この人何かでどこかで見たことある。何だったっけな」と思わせるほど、ちょろっとした役での露出はあるけれども、決定的に頭に残ってくれない端役ばかりを続けている役者。

たとえば、警部役のTed Divineは映画俳優ですが、悪役や端役ばかり演じてきています。あまり人々の記憶に残ることもないのはなぜなのか?アカデミー賞をいくつも獲った『羊たちの沈黙』(The Silence of the Lambs)では、Buffalo Billの役をしましたが、今よりずっと痩せていたこともあり、見たことがある人でも彼とわかる人はとても少ない。気の毒です。

Natalie役に着地したTraylor Howardは、Mask; Son of the Mask(ジム・キャリーは出ておらず)で主役の妻役を獲得しており、やはりこのシリーズに出たことが良く作用しているようです。それまではCMばかりをやっていたし、Sitcomに1つだけ出ていたことがありましたが、見事に短い時間でキャンセルされたわけです。しかも、Monkに出演開始したばかりで離婚してるし、彼女の周りは劇的に変わったことでしょう。

今年もTony ShaloubはEmmyの最優秀男優賞コメディーシリーズにノミネートされています。8月19日に決まりますが、過去2回2003年と2005年に獲得しています。Golden Globeを2004年に、SAG Awardを2005年に獲得しており、彼の周囲もドラマチックに変わったことでしょう。私個人が、彼が好きになった映画は、Paulie (1998年)Galaxy Quest (1999年)なのです。その前にも Men in BlackやGattacaに出ていましたが、やはり「記憶にあまり留まらない俳優」の部類だったのですね。一度、「賞をもらうときに、ハンカチで像を包んで受け取る」というパフォーマンスをしようと思っていたようなのですが、取りやめにしたようです。権威に対して失礼だったからなのかなぁ。やればよかったのにぃ・・・。

彼はLebanese-Americanですが、彼自身はWisconsin州で生まれ育っています。両親がレバノンからの移民です。いろいろなバックグラウンドの役柄をやるので驚いてしまいます。The Siegeは中近東に見える容姿だったから起用されたのでしょう。

エピソードガイドを数えてみると、これまで(一昨日の金曜日までに放映されたものまで)66個のストーリーがあります。どれもかなりおもしろかった。やはりとっかかりとして、OCD(Obsessive-Compulsive Disorder;強迫観念症)な元刑事という素材がよかったのでしょう。展開できる材料がたくさんあります。ひとつひとつの日常生活における物事があまり複雑化しないように、妻はすでに死んでおり、しかも殺されているので展開できる材料なわけです。が、ファンサイトなどでは、妻の過去についての矛盾点をいくつも指摘されており、製作側としてはこのへんちゃんと整理しておいたほうがいいようです。年齢やらいろいろ矛盾があるらしい・・・。しかも、回想シーンで登場する女優が3人に増えてしまい、うんと若い頃や子どもの頃はまだしも、成人してからの妻の顔が変わるのはやはり抵抗感があります。

私がMonkに親近感がある理由のひとつに、同窓生だということがあります(笑)。こんな仲間意識など、私には本来ないはずなのですが、なんだかあったわけです。同窓会エピソードがSeason 5であったのですが、キャンパスは違う大学を使っていました。私の通った大学は古すぎて撮影に耐えないことでしょう。エレベーター壊れてるときのほうが多かったし(爆)。

さらに、Season 5では、野心家のNatalieがMonkに私立探偵事務所を設立することを進め、オフィスまで借りてしまうわけです。ここでも私はまた親近感なわけです。自分が起業したこともありますが、彼はお金を稼ぐことに貪欲ではない。が、Natalieはとても貪欲でMonkのお尻を叩くわけです。インターネットと電話帳に広告を出し、その才能を使わない手はない!と言い張るわけです。西さんと私みたいなわけですよ・・・。

私個人は、SharonaよりNatalieのほうがずっと好きなのです。彼女のバックグラウンドやモノの考え方は、Sharonaの男を追っかける態度や母性本能が強い立ち居振る舞いよりも、もっときっぱりしたものがあります。典型的な女らしくない女のほうが私は好きなんですね。

ケーブルが進化しており、チャンネルを合わせずとも、ケーブル会社で On Commandというサービスがあります。24時間好きなときにケーブルから直接送られてくる信号で、ビデオのようにして楽しめるというサービス。栄えあるMonkはそのサービスが駆使されており、見逃してしまったSeason5 がすべて見られてしまい、しかもCMが入らないで見られたので、私にはとてもよかったのです。今後も誰かに頼めるではないですか、録画・・・・。しかも、まとめて・・・・。

このシリーズは火がつくのには時間がかかったものの、しばらくは続いてくれると思います。まだ妻の殺人事件も片付いていないことが幸いしています。視聴率が下がったら出せるいい材料なわけです。が、そんな心配も要らず、ショーに関わっている人々はみな安定した暮らしをしている模様。長く続くことを希望します。今までドラマは見なかったものの、なんだかコレだけははまっている私です。が、日本に置いてきた『黒い太陽』は気になっているんだよなぁ(爆)。戻ったらMonkも見てみようかと思います。日本語話したらどうなるのか・・・・。