10/09/2006 にアップした文章です。

 

先週の10月6日金曜日から3回連続で、調布市が主催している市民カレッジに通うことになりました。市報をしっかり読む性質の私が、これまで市が運営しているものに参加したことは皆無なのです。小学校の記録会以来かな・・・。が、起業をしてからは、「地域と密着」することは融資や経営展開で有利と言われたがゆえに、西さんの意見も汲み(なんたってMBAを持っているので逆らえず・・・)、同意して参加することにしたのです。味の素スタジアムのフリーマーケットもネット経由ではなく、むしろ、市報経由だったのです。

たくさんの大学が協賛しており、この規模にはかなりびっくりしました。医学や環境学も取ってみたいのですが、まぁ、まず今月は会社に関わることにしないと・・・と思い選びました。

明治大学

マーケティングとは何か~儲かる企業/儲からない企業&売れる商品/売れない商品:その理由を理論的に探る~

10/6 マーケティングとは何か

10/13 製品とは何か

10/20 買い手の欲望とは何か

映像シアターで開催されることになっていたので、さとみちゃんと私は「暗いからノートも取れないんだろうね」と言いつつ、台風バリの雨と風の中、おいなりさんを食べたあと、猛然と歩いて行ったのです。図書館で5冊の本を返却し、なぜかこの天候の中11冊も借りてしまい(だって、本当に1日1冊半読んでるし・・・)、バッグ2個+自分のバッグと傘の大荷物でシアターに行ったところ、わずか20人くらいの人々が点々と座っていました。スタッフは講師の大学教授も含め5人ほど。けっこう力入れてるなぁ、と思ったのでした。そこで、さとみちゃんと私は「ひぇ、ナマミが教えてくれるんじゃん」と歓んだ次第です。さとみちゃんは勉強にひどく熱心な人ではないはずなのですが、迷わず最前列の中央に座りました。さとみちゃんが選んだのです。私の荷物が多かったからなのか、さとみちゃんの意欲だったのかは、来週、本人に聞こうと思います。私はそういった座席に慣れているのでまったくかまわないのですが、やはり何度も教授から当てられ、意見を聞かれてしまい、結果的に私ひとりで3度も応答してしまいましたよ・・・(汗)。

ご存知の通り、私は生涯学校に通いたいほど勉強する場が好きです。そのせいで、さとみちゃんに代休をあげてでも、いっしょに行ってほしかった。弊社としては貿易をし、人様にモノを売る仕事なので、さとみちゃんにマーケティングのいろはやその他を漠然とながら掴んでほしかったのです。無料なのだから映像だよね、と思っていたのですが、ナマミが教えてくれるとあって、やたらとその場ですでに感動していたのですが、さとみちゃんは全般的にエンジョイしていました。

残り18分のところで、人がまだバラバラ入場していたこともあり、時間つぶしにゲームを、ということで、昨日のエッセイに書いた「座席について」の統計学を見せてもらいました。やはり商学部だと、Excelで統計学をまとめるのは得意なのかもしれないのですが、心理的動機について「ただの勉強意欲」とまとめてしまうのが惜しい・・・。見事なほど、点数に差がついていることを指摘していました。結果論ですが、コレは私が出た大学でもやっていたことで、実際には育ったバックグラウンドチェック・性別・年齢・政治的主義・専攻・将来のコースなどなど、アンケート項目はずっと多くしないと、推論はただの推論でしかなくなり、統計は点数と座席順しかなくなります。惜しい・・・。着眼点はとてもいいのですが、教授なのにもうちょい考えて、心理学部などに資料提供すりゃーいいのに・・・と冷静に考えていた私はいじわるです・・・。

そして、開始する前には、会場は定員100名のうち、70人ほどが埋まり、かなりびっくりしていたのは、教授本人でした。天候がすごかったのよ・・・。傘が吹き飛ばされたり変形したりするくらいの暴風雨だったのです。しかも無料なんだから、律儀にわざわざ来ることもないはずでした。が、結局、授業中に入場した人も含めて80人以上は来た大盛会ぶりでした。

日本の大学には、Industrial Marketing(産業的マーケティング)を教えている大学が少ないことを知って、それだけでもかなりな情報だと最初に考えていました。関東では、明治・早稲田・東京経済大学しかないそうです。一般に商学部で教える内容科目は、サラリーマンや商人その他が実践にすぐに使えるようにするものが多く、経営学部で教えることはマクロなもので、仕組みや経営陣に将来加わるであろう人材に有効なことが多いのです。日本ではこのような差異を作っていますが、アメリカでは同じ学内の同じ学部で、個人の選択になることのほうがずっと多く、まずは大学の知名度、次に、専門性を高めれば高めるほど、生徒は教授を師事することになる傾向にあります。

大友教授の説明は、笑いを交えたリアルの例をたくさん使ったもので、さとみちゃんにはたいへんわかりやすく、寝ることなどなく、ノートもちゃんと取っており、かなりエンジョイした模様です。「すごい雨風だったのに・・・」という損した気分はまったく出ず、むしろ「タダなのによかったね」というオトク感が残りました。

私のほうは、西さんから聞いていたMBAでも使われる例はわかったものの(アサヒビールやトヨタなど)、おそばやさんや老舗旅館などの例はイマイチ実感とならず、わかったようなわかんないような・・・。日本にいなかった20年近いブランクはここでもやはり影響しています。

結論は;マーケティングとは、企業が行うべき、お客様の笑顔を引き出すために必要なすべての活動。

マーケティングの基本姿勢;相手の立場で考えることの重要性を知ろうとすること。

自分を取り巻く他者や社会をどう認識しているか。

理解してもらえる関係をどう創りあげるかを知らなければならない。

などなど、まるで道徳の時間のようでした・・・(汗)。

どうなんだろうね・・・。マーケティング101だからしょうがない、と言われればそれまでなのですが、私には少し物足りなかった・・・。さらに、権威や情報の利用などに展開されていくのだろうと予測するのですが、ファッションや流行は「不合理性に意義を画策して提供する」というすごいことになるんじゃないかと思うのです。こっちはわざわざそうではない製品を選ぼうとして頭を悩ませているのに、と思うと、この展開予測には頭痛が起きます。

基本的には西さんがいつも言う「お客様は神様です」というのが当たりだとは思うのですが、消費者の訓練・学習を提供する場であってもいいのでは?と思う私の野望はどう崩されていくのでしょうか・・・。

再来週からは看護士さんといっしょに営業をして廻る予定になっています。歯ブラシ除菌器の営業だよ。流行を作るために「不合理性に意義がある」とは言わなくていい商品なので、たいへん安心して営業に廻れます。

が、あと2回、さとみちゃんといっしょに出る予定でいます。もっとおもしろくなるのか、それとも落胆するのか、たいへん楽しみです。しかし、自分がクビになった大学の授業を聴くとは思わなかった…。退学じゃなくて除籍ですもん…。