11/25/2006 にアップした文章です。

 

そうかー、やっと始まったと思ったのだけれども、賛否両々なんだなぁ。どうしてなのか?いろいろ検索して調べてみたのですが、生命の大切さを大前提の基礎として考えているのかどうか?と、また疑問をもたげてしまいました。反対意見とその理由が、まったく理解できない・・・。実はアメリカでもコレあるのです。やっていない州もありますが、成果は数字として上がっていることを書いておきましょう。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B5%A4%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93%E3%83%9D%E3%82%B9%E3%83%88

反対する理由は以下のようなことらしい;

捨て子をするなんて酷い

安易に捨てる人が増えるのでは

育てられないなら施設に正式な手続きをして預かってもらうべき

避妊について教育が必要

捨てる前に周囲に相談を

ひえぇぇぇ、真面目に言ってるんだ・・・・。第一に考えなければならないのは、『生命の大切さ』でしょに・・・。「生命ありき」がまず大前提。そのあとの細事は生命否定の理由にはなりません。

-捨て子をするなんて酷い

捨て子より酷いことはこの世に山ほどあります。生きていれさえすれば、可能性は終わらない。捨てる側だって、自分が育てるよりはよかれと思っていてほしいです。歴史的にも、孤児院や教会の前や石段に子どもを捨てるのは、ほぼ習慣のように行われてきました。捨て子と嬰児/乳児殺人とどっちがいいのよ?

-安易に捨てる人が増えるのでは

妊娠する前に、男性との交際があります。安易に捨てると女性をなじるのは違うだろうと思う。安易に精子をバンバン放出する男の教育も考えよう。妊娠させた男がついていれば、回避できることがたくさんあるに違いない。けれども、妊娠が発覚し、結婚できなかったり、経済的にも子どもを育てられる自信がなかったり、世間の目があったり、本当に苦悩してギリギリに追い詰められた女の人たちが、「安易」な道を選びたいのならば、少し大目に見てあげられないのか?そんなゆとりがないような大人たちが、どうして子どもを育て、日本の将来を語るんだ?誰にも言えずに悩んできた女の人たちの心理がわからず、「せめて命を救う」に反対するのはなぜ?もしも、「父親が誰だかわからない」場合には、そんな女性を責め立てることしかしないわけでしょ・・・。誰が言えるんだ?誰がそんな厳しい世間に立ち向かおうと思えるんだ?しかも、この院長が言うように、コレはあくまで「応急処置」「緊急対策」であって、まだまだ入り口なのだよ。DNA鑑定があるので、捨ててもいつか露見する可能性はある。アメリカでは、養子縁組や捨て子の親が、のちのち子どもを捜すことも多いし、子どもが親を探し当てることも多い。本当の「安易」は、立場に立てず、ガチャガチャと正論を振りかざすことだよ・・・。

-育てられないなら施設に正式な手続きをして預かってもらうべき

それができない女の人たちがいるとは思えないんだろうか?みんな自分と同じような境遇に生まれ育ち、そこまでのリソースを探し当てられて、精神的に安定しているとみなしているのだろうか?さっぱりわからん・・・。「べき」などと言う人たちを、私はハナから信じない。彼らの「べき」はみんなの「べき」じゃないんだから。

-避妊について教育が必要

同時にやりゃーいいじゃんよ・・・と思うんだけど、どうしてこういう問題で、時間的に前のことを持ち出すわけ?その対策をしたとして、それがきちんと結果として現れるのはいつになると思っているわけなの?そのあいだにも、赤ちゃんが無駄に死んでいくのを見ていて、その端で「日本の少子化は大問題。国力・国勢が憂慮される」なんて言うわけなのかしら?これこそ、泥縄(泥棒を捕まえてから縄を打つ)のいい例だ・・・。避妊についての教育を、自分の子どもにしっかりできる人が言っていてほしいですが、そうでもないんだろうな・・・。また学校や先生任せにしたがるんじゃないだろうな・・・、とあくまで疑いのだった。

アメリカでは、中学や高校でコンドームを配る学校が増えました。増えるということは、成果が上がっているからなのだよ。私は、これまで7人の日本人留学生を自宅に置きましたが、2人の女の子には、コンドームを持って歩くようにお願いしました。もしも事故でレイプに遭った場合にも、相手の性病や妊娠の可能性を考えて、抵抗して命を落とすことなく、コンドームを出せという意味です。同意でなかったことは、アメリカでは立証できますから。こんな考え方も受け入れられない人々が、生命の大切さや健康や精神安定を語れるのかどうか、私はやはり疑問です。私は、その子たちがむやみにコンドームを使うとはまったく判断しなかったし、実際に私が買って進呈したコンドームは使われることなく終わりました。よかったです。

-捨てる前に周囲に相談を

こういうことを平然と言える人は、自分の周囲の人々が「いざとなったら打ち明けられる環境」をちゃんと用意できているという自負があるんだろうね?私はないよ・・・。私にもゆとりがないときがタイミングによってはよくあります。なるべく他人の痛みを察知したいと思っていても、やはり凡人の極み。言えない状態を作ってしまっているかもしれない。日ごろから「何でも相談してね」と言ってはいるものの、言い易くない状態が続くうちに、おなかはどんどん大きくなってしまうかもしれない。男にはすでに逃げられているかもしれない。中毒症を起こしたり、経済的に立ち行かなくなっているかもしれない。相談しても「おまえがバカだったんだよ」と言われることを最も恐れているかもしれず、日ごろからピントがずれたアドバイスをしている人には、こんな一大事を言えないかもしれない。周囲に恵まれない人たちだってたくさんいるんだよね。あるいは、周囲がゼロに限りなく近い人たちだっているんだよね。きれいごとなら誰だって言える。

アメリカでは、自分が捨て子だったということを、育ての親から打ち明けられた過去を持つあるDJが、自分の番組で、赤ちゃんポストのことを流したところ、病院のER(救急)に子どもがひっそり置き去りにされる件数が増えました。実際に、不妊症で悩んでいるカップルは、生まれたばかりの子どもを欲しがる傾向が多く、本当に大切に育てられるケースが増えました。現在、アメリカでは41州で採用されています。その名も “Safe Haven” http://safehaven.tv/  安全な避難所という意味です。州によって法的制限が違いますが、赤ちゃんの命を第一に考えていることは確かです。ある州は、「親権の自動的放棄」だったり、「未成年の場合は無条件で遺棄を罪に問わない」ですが、ある州では年齢制限もなく、後の名乗り出に関しても「考慮する」だとか、「州のお金で弁護を引き受けます」などもあります。こういった場合、自分が捨てたときちんと言っても、環境や状態を考慮され、縁組のための書類をきちんとする目的に使われており、罪になることはほぼありません。

Yahoo!調べでは、40%の人が反対なんですって。なんで?私の友人にも、「養子」はけっこういますが、特に不幸でもないし、再会を果たしている率も半分ほどです。幅の広い人間だなぁ、と思わされることも多いです。とりあえず生き延びること。コレが生命体に課された宿命です。それを守るためには、コレ、とってもいいじゃないですか♪