11/29/2006 にアップした文章です。

 

私がかなり長い間抱いている不思議の中に、「この役者うまいわねぇ」とかなりの人が認める場合、実生活で経験をあまり積んでいないものが多かったりします。たとえば、母や父などの親役がうまいっ!と定評がある役者のかなり多いパーセンテージが、実生活では子どもを持っていないことが多いのよ・・・。コレって相当な不思議なのです。

日本だけでもけっこう言えるかもしれない・・・。子どもを持たないが、親役でかなり定評のある役者;

泉ピン子、山岡久乃(故人)、藤岡琢也(故人)、高倉健、森光子などなど。ってここは、なぜか『渡る世間は鬼ばかり』になってしまった(爆)。海外では;Kevin Spacey (ケヴィン・スペイシー;Usual suspect, American Beautyなど),Katherine Hepburn(キャサリン・ペップバーン), Angelica Huston (アンジェリカ・ヒューストン;Adam’s Familyなど)、Diane Keaton (ダイアン・キートン;Father of the Bride;ただし、一昨年、未婚のまま0歳児の養女をもらった、60歳過ぎて), Christopher Walken (Catch Me if You Can)などなど、挙げればキリがなくなりそうです。

最近、映画を見ていないのですぐにぱっと思いつかないのですが、「へぇ、この人も」「うひー、この人もいないのか」をかなり連発しているふうであり、日本に渡ってこないB級や、インディペンデントなどを入れると、本当にキリがありません。なんでなんだろう?

でもね、アメリカでもBeing a mother(母親であること)を人生の大きな倖せだとか、人間としての使命だとか、人間を成長させるにはコレがイチバン!と、おおっぴらに言う人は多いのです。家族の絆がしっかりとしていることは、たいへんに尊いことなのです。

子どもの頃は、役者の私生活なんてどうでもいいと思っていましたし、今でも興味本位では覗かぬよう、芸術性や仕事に注目するようにしています。すでに書いたのですが、私は芸能人や著名人などは、「仕事;メシの種;稼いでいること」で評価するようにしているので、どこの何を食べているとか、通販でどんなものを買っているとか、普段はどこに行って気晴らしをしているか、など、あまり興味はありません。ただし、どんな人と結婚をしたのか、それがどれくらい続いたのか、どんな映画や芝居に出てきたのか、などは興味があります。仕事に大義として影響があるような気がするからです。細かいことを知りたがると、本当にキリがないし、混濁した冷静な目で見られないので、特に芸能人やその他有名人に夢中になったことはないです。

経験(至上)主義の人たちは、「やったこともないこと」について「とやかく言われたくない」とよくつぶやきますが、(ひどい人だと怒ったりもするし・笑)、その同じ人たちが、子どもを持ったことのない役者の演技で泣いていたり、喜んでいたりすると思うと、なんだか不思議な気分でもあるのです。まぁ、俳優というのは、「夢」を売る芸術ですから、それでいいっちゃーいいんですが・・・。

役者はよくても、一般人で子どもを持ったことのない人たちに、子育てについて言われると、むかっ腹が立つらしいし、参考にもしたくないらしい・・・。いや、みんながみんなそうではないです。ちゃんと聞いてくれる人もいます。

一時期バイブルのようだった、スポック博士の育児書は、世界中で何百万だか何千万部だか売れたのですが、日本は特に大流行だったようです。そのスポック博士にも、実は子どもはいません。彼自身は子どもを育てた経験はないのでした。

熟年だったり、新婚だったりの、夫婦の機微を描いている映画やドラマでも、けっこう騙されていると思うのです。日本人は最近の人はあんまり知らないですが、Daryl Hannaは、Kennedy Jr.と長いことつきあってきましたが、一度も結婚しておらず、もうすぐ50歳を迎えます。けれども、彼女は殺し屋やセクシー系だけではなく、妻役にも定評があります。Joaquin Phoenix (River Phoenix の弟)も35歳を過ぎて、夫役が断然多くなりましたが、まったく違和感はありませんし、けっこういい味を出しています。永遠の独身男であるGeorge Clooneyも、いいお父さんやいい夫を演じてるしね・・・。

婚外子(結婚しないで子どもを作る・あるいは愛人や恋人に子どもを作る)を持っている役者もかなり多いです。Al Pacinoもそのいい例です。親権争いを裁判でやっていましたが、面接権をもらえることになったようです。双子なんだよね・・・。なので、彼は子どもを育てたことはないのでした。

「あ、この人も、そうか、この人もか・・・」というのがけっこう多く、人はイメージで物事を捉えるのだということなのかもしれません。

あとは、ハリウッドでは「結婚していてもキャリアにはまったく影響がない」というのが定石で、日本の恋愛や結婚や離婚の報道とは、熱の加減が違うのが、私の謎ではあります。私も、芸能人や著名人には特に想いいれがないので(って、George ClooneyとOrlando Bloomにはあんまり結婚してほしくないんだけど・爆)、「へぇ」「ふーん」程度なのですが、なんだか人気のバロメータにもなるようで、日本の芸能人はたいへんだね・・・。

Vivian Leigh (Gone with the Wind)は、相当早くイギリスで結婚しており、のちにハリウッドであの映画に抜擢されたのです。Marilyn Monroeもそうですし、Clark GableやJohn Wayneも売れる前に結婚しており、わりと若い年齢で売れました。今の人で言うと誰だろう・・・。Antonio Banderasもスペインでしっかり結婚していたし、離婚してしまいましたがReese Witherspoon& Ryan Philippeも22歳と24歳くらいで結婚したんだったよね・・・(この件に関しては私は相当ショックだったのだ・・・)。ああ、そうそう、Tom Cruiseも爆発的に売れたのは、元奥さん(Mimi Rogers)のおかげじゃん・・・。

どうも芸能人が「フツーの人」になってしまってから、彼らの恋愛生活もファンには影響するようになったんだろうな・・・。私は今でも関知していないのですが・・・。

あ、そうか、今日の謎は、どうして親になったことがないのに、親として真に迫った演技ができるんだろう?ってことです。どう思います?←けっこういじわるな問いかけなんだろうな、私は私なりの答えをすでに持っているから・・・。