12/09/2006 にアップした文章です。

 

私が高校生のときに、行き着けのスナックがすでにあったんだよ、というのは、おそらく今で言えば、補導や保護観察の対象なのかもしれません。吉祥寺だったのですが、オールデイズをやっていたお店なのです。マスターが昔バンドマンをしていて、ギターを弾きつつ歌っていたらしい。たぶんもうとっくに潰れてしまっていると思うので、お店の名前は書きません。ついでに、18歳でジャズが好きだった1つ年上の男の子、田中くんとおつきあいしていたこともあり、その後は、サムタイムというお店にもたまに行きました。ここはまだあったよ・・・。http://izakayadaisuki.at.infoseek.co.jp/omoide1.html 石川ビルというのはおそらく自社ビルなのです。手広く吉祥寺にいくつもお店を持っている方が、石川さんという名前だったことは、記憶しています。

1年半前から、アメリカと台湾と日本を行ったり来たりしていましたが、そのときに、AOLの「教育を考えるスクエア」のメンツと二度ほど飲んだことがあり、そのときの二次会に、やはりオールデイズをやるバンドが入っているお店に行ったのでした。20数年前はわからないまま、フンフン歌っていた英語の歌詞もしっかりわかるようになり、感慨はひとしおでした。いやー、踊れるフロアまであり、かなり楽しかったのです。

そして、J-comでTVショッピングをたまにやっているのですが、オールデイズ風のCDセットをたまに売っている・・・。なつかしいけれども、やはりアメリカのTime-Lifeで買ったほうが充実してるんだよなぁ・・・。しかも、ソウルやブルースやその他、カテゴリーの仕方も詳しく細かい。年代も10年区切りになっていたり、傾向分けもそれなりのこだわりがあったりします。でも、そんな番組を見るともなく見ているのは、けっこう楽しい。

18年半日本に居なかったツケは確実に顕れており、特に芸能界や流行モノに関して、ひどい浦島太郎です。同じTVショッピングで、邦楽のCDセットも売っているのですが、チンプンカンプンです(爆)。そもそも、私は音楽に関して「熱狂的」からほど遠いところに位置しており、ドライブに行くにしろ、誰かが突っ込んだカセットで充分間に合わせてきたわけです。ウォークマンも持っていたことは持っていたのですが、よく充電を忘れたし、バイトの掛け持ちにバイクを使っていたときには危なすぎる。車で通っていたことも2年弱ほどあるのですが、もらったものをこだわりなく聴いていた、というのが正直なところです。

今振り返って改めて思うに、私は記憶力がよかったため、新しくまたもや記憶してしまうだろう歌詞のついた曲を、ちょっとだけ鬱陶しいと感じており、常に聴きたいと望んでいなかったためなのだろうと。それが証拠に、英語で聴いていたはずのオールデイズやジャズの歌詞は、当時は歌うことはできなかったわけです。が、メロディをしっかり憶えており、今聴くとなぜか歌える・・・。おそらく歌詞のほうは、今現在、2度以上聴いたときに記憶しているに違いないのです。私の脳にとっては、音楽つきの言葉というのは、記憶してしまうもの、であり、相当に鬱陶しい資料・情報だったように、今となれば思うわけです。

アメリカに行ってから、最初に全曲の歌詞を憶えて歌えるようになったのは、Gloria Estefan のAnything for Youだったのですが、メロディが初めてではないBeach Boys, Chicago, Beatles, Eagles, Rolling Stones, etc, etc, などは、普段勉強せねばならなかったボキャブラリーよりもずっと早く覚えることになりました。メロディつきってすごいわね♪

吉祥寺のそのお店のオールデイズは、50年代・60年代モノで、このサイトに載っているようなものなのです。http://www8.ocn.ne.jp/~audiofan/oldies/oldies.html こうやって見ると、日本語タイトルを知らない私でも、ジャケットをよく見ると、やっぱり知ってる(爆)。温故知新なのか、アメリカに渡ってから歌えるようになった歌詞がほとんどで、日本に居た頃には「聴いたことがある」程度だったような気がします。まぁ、定番のプレスリーやその他は別としてもね・・・。

でも、やっぱり・・・、今となっては、アレらへの露出があったから、今の私がいるんだなぁ、というありがたみでいっぱいです。

父は昔、「最近の若い歌手は歌が下手」とよく言っていたのですが、私も今になってそう思っています(爆)。子どもの頃や10代のときには、それほど気にはならず、そのままただただ受け止めていたのですが、やはりカラオケのせいなのか、誰でも歌えるメロディで、歌そのものの難易度は低くなっているし、歌っている歌手たちも歌唱力ではなく、容姿やダンスやプロデューサーやプレゼンなどすべてがパッケージ、になっているのでしょうから、歌唱力のみを見たらやはり低くなっていると思うのです。

その点、人間として問題は多いと思うし、ちゃらちゃらしてはいるけれども、Britney Spearsは歌うまいよ(爆)。ダンスをあんだけしつつ、あれだけの声がずっとで続けるってぇのはすごい。感心します。アメリカ全土のすべての人々を足して割った歌唱力は、日本のソレよりずっと低い。コレは実感です。音楽の授業などで、合唱を経験したことがない人たちもけっこういたし、みんなが宗教で賛美歌を歌うわけでもなく、歌唱力がひどく問われるわけでもない・・・。カラオケはだんだん浸透してきたものの、やはり「したことがない人口」のほうがまだ多いと思うし・・・。でもね、プロはやっぱりプロである理由があるわけです。歌はうまい人が断然多い。

やはりそれに18年半慣れてきてしまった私は、日本のアーティストと言われている人々に、プロの水準の低さを感じるわけです。厳しいかなぁ・・・。オールデイズの頃から、やはりプロはプロだった、歌唱力はあったなぁ、と思うのよ・・・。

歌手やモデルたちが簡単に俳優に転向するのが通用するってところが、すでにアメリカにはあまりない現象です。確率がとても低い。マドンナだって、何本も映画は出てはみたものの、酷評が続き、やっと Evitaのみがいいとされているのです。彼女はやはり歌手であり、女優としては認めてもらえない。Evitaはミュージカルだったので、というおまけ的評価があるわけです。でも日本ってすごいよねぇ。すぐに歌手やモデルが俳優になれる・・・。びっくりです。コレについてはどう思います?私って厳しいのかしら?(爆)

父が昔、山口百恵は歌が下手、と憎たらしくなるほどに言っていたことを思い出し、私はあんなふうにはなるまいと思っていたのに、なんだかなぁ(爆)。でもね、TOKIOのメンバーが楽器ができるのだ、とやたらとうれしくなったりできて、かなりプラスなところもあるのです。演歌歌手も、歌番組が少なくなって、歌唱力に幅が出ているような気がしているのは、私だけなのかしら?1年に1度、NHKの紅白を見て、「ひぇぇ、どうしてこんなに声が出ないの?ヘタなの?」と思う演歌歌手が何人かいたのは事実です。

私自身が完璧主義でもないのに、なぜかプロにはプロのお仕事を求めてしまい、オールディーズをなつかしく思う気持ちから逸れてしまいました(爆)。年末年始の暇なときに、もうちょっと芸能について考えてみようと思います。