02/09/2007 にアップした文章です。

 

陽さんの2ch形式のところで少し刺激されたので、こちらに書いてお題に悶絶するのはやめてみようかと(笑)。莫大な資料から、どれがわかりやすいのか抜粋するのはたいへんな作業ですが、論議の証拠としてではなく、軽く基礎を学ぶという感じで貼り付けてみます。賛否多数論があると思うのですが、これを読んでどう考えるかは、受け手(読んでいる人)の脳に反映する、と申し上げておきます。

そもそも・・・、私には嫌いな人というのはほぼいません。生物学的に私が危険を感じる人だけですね。暴力行為や不衛生さで生命や健康を脅かされるか、虚言や嘘や意図的な詐欺などで精神生活に混乱をきたされるかするような言動ばかりが多いか、その程度です。うんと好きだとか、かなり好きというのはありますが、非常に嫌いというのが、この2方面だけで、あとは嫌いだと簡単に決め付けることはしないようにしています。

これを踏まえて、どんな人種に対しても、どんなバックグラウンドを持っている人たちに対しても、私は最初はいつもまっさらな気持ちでいて、その後、知識がつけばつくほど、愛着(Attachment)や敬意(Respect)を強めるようになっています。昔は、American Indiansアメリカインディアンと呼称されていたのですが、正式にはNative Americans(先住していたアメリカ人)と呼ばれています。その社会的意識が改まったのは、1970年代後半で、ウーマンリブ運動の次が、こうした文化的なものに発展していきました。

まず、ざらっと歴史と呼称を。アメリカを中心に考えて書いてあるもの(英語サイト)をそのまま翻訳したようです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%83%B3 
そもそも、1.5~2万年以上ほど前に(学者によって時間についてはズレがある)、アジア大陸を北上し、グリーンランドやアラスカを経由し、北アメリカまでたどり着き、ある部族はチリの最南端までたどり着いたというのが、物理人類学での見解で、それに異を唱える学者は今のところいません。確実にアジア人(黄色人種)のDNAを持ち、その特質を備えています。もちろん、以来遺伝子が数代に渡って、当然他人種ともスワップされました。そもそもは20年ほど前からの始まり、昨今では中学生でもプロジェクトとしてできるのですが、アメリカのGenealogy(系図・系統学)では、Native Americanのどこかの部族の血がどれくらいか混じっているというのは、かっこいいこととされます。1/16ほどでも入っていれば越したことはないのでした。それは、迫害した側に立っているだけではなく、迫害された側にもいたという血が、どこか白人を安心させるようなところもあるのかもしれません。あるいは、黒人でもあるが、Native Americansの血も入っているからさらに迫害された、とも喧伝できることは、何か自分についての生物学的付加価値をつけるものなのかもしれません。

日本ではこの点についても大きな違いがあります。白系ロシア人の血が混じっているというのは、うれしいことではなく、むしろ、隠したほうがいいことになってしまったり、アイヌの血についても同じです。国際結婚もこれだけ進み、未だに「日本人は純血」と思い込んでいる人々が多くいるのは解せぬことです。そもそも、日本人はどこから来たのか考えてみてよね・・・。しかも、日本の有史はわずか3000年以下だということもお忘れなく。
日本人のルーツ
http://www.asahi-net.or.jp/~uv6y-ysd/sex1_1_15jp.htm 
http://www.kahaku.go.jp/special/past/japanese/ipix/5/5-26.html 
なんだかこの表図を見ていると、韓国人や中国人などのアジア人を差別していることも、不可思議なことに見えてきます。

私などは混血の典型のようなもので、酒は強いし、くっきり二重だし、耳たぶはでかいし、背も高いし、純血日本人民族の誇りが持てるような実体がありません(笑)。

生命体には、「縄張り意識」があり、それは進化のための宿命で、本能に根ざしています。自分のDNAを保存していくためで、危険が少なく安定し、豊かに暮らせるためには、必要なものです。が、社会性も同時に長年のあいだに本能に取り込まれていき、共存を模索するのも進化と言えます。が、歴史の中では迫害や抑圧がアピールされ、実際に目を覆いたくなるほどの残酷なことが行われてきました。それにも拘わらず、学ぶことなく、まだ世界のどこかで常に戦争が起きているのはあごが落ちるほど呆れることです。パワーゲームに日々いそしんでいる人々も、私個人はよく理解できないことです。掲示板ですら、自分の力を誇示したり、自己紹介において学歴や職種や肩書きや年収やその他を誇示したり、と、不思議すぎる光景です。共存したくないのかな(笑)。でも、そういった人たちは、隠遁してくれるわけでもなく、やっぱりヒトと触れ合いたいらしい。誰かと比較しないと、自分の大きさがわからないらしい・・・。

さて、遠回りしてしまいましたが、Native Americansは確実に迫害を受けました。それは、Columbusのアメリカ大陸発見(実際に上陸したのは南アメリカ大陸が最初;今のチリのあたり)からです。そこで大量の動植物の移植や移動がありました。便利でもありましたが、疾病もつきものです。この時点では、梅毒が主たる害でした。コロンブス本人も梅毒患者でした。他のたくさんの水兵たちも、職業柄、衛生的に耐えられないほど汚く、その他、たくさんの細菌を知らずに輸入しています。そのせいで、たくさんのNative Americansが死にました。風邪の種類ですら違い、個体それぞれが持つ免疫性も違い、現代のように国際感覚が近いわけではなく、本当にあっけなく人々は死んでいったのです。

その後、イエズス会(日本では、耶蘇会として信長時代に上陸)の布教活動が始まります。南米の西海岸に沿って、Mission(布教のための教団)が次々と建設されていきます。映画The Missionは絶品です。その頃の迫害、思想の違い、人々の思惑と純潔さの差、など、よく描かれています。そりゃぁ、Jeremy IronsとRobert DeNiroだもんなぁ。まずいわけはない・・・。どのように自分の文化が正しいとし、押し付け、愛や宗教の名の下に人々をコントロールしていたかを見ると、子育てや他人に接する自分の態度等も改めて省みることができます。http://www.imdb.com/title/tt0091530/ 

そののちも、文化的物質や概念の無理やりの輸入は続きます。アメリカへのヨーロッパからの移民が始まったからです。移民史を習えば、国別のWave(第何次)までがわかるのですが、ここでは重要ではありません。建前としては、イギリス・スコットランド・アイルランドなどで、宗教の自由を求めてアメリカに渡ったことになっていますが、実際は、領地や爵位やその他の財産を譲ってもらえない次男や三男の一家が移り住みました。食べていくのに精一杯だったのは、当時の富国でも同じです。今ほど便利ではなく、医学も進んでおらず、天候によっての凶作には喘いでいたし、封建制度は崩壊しつつあったのです。ここでは、南米や北米西海岸のNative Americansが迫害されたわけではなく、東海岸のNativesに迫害が及びます。ディズニー映画http://www.imdb.com/title/tt0114148/ http://item.rakuten.co.jp/jiro/1364943/ で、美化された物語は読めます。アメリカでは、Thanks Giving(感謝祭)には、必ず、移民のときのストーリーが子どもたちに教えられ、80年代以降には、Native Americansが確実に犠牲になったことも、しっかり教えるようになっています。あまり夢を壊すほどリアルには教えていられないにしろ、史実を曲げるような行為は、なされていないはずです。

長くなりました。この続きは明日♪