02/15/2007 にアップした文章です。

 

格差社会が悪化していく原因はどこにあるのか?私個人は、企業の基本理念を行動にきちんと移しているかどうか、だと問いたいです。自分で会社を小さくでも興してからわかったことですが、雑多なさまざまなことをこなしていたり、人が増えて疎通ができていないと、基本理念などは、絵に描いた餅になりがちです。そんなのは、個人レベルでも同じことで、夢を見るのは容易く、目標を持つのは限りなく自由で、それを実現させるのは、こつこつと日々努力しなければならないし、プランをしっかり立てなければ成しがたいのと、似ていることです。

格差社会というのは、通念として行き渡ったかもしれませんが、念のため。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%BC%E5%B7%AE%E7%A4%BE%E4%BC%9A 
ここで指しているのは、経済的効果・結果を測ったもので、バロメータとしています。世界的に資本主義を採る国が多い中、その基準は間違ってはいないものとみなします。お金がないことで、サバイバル確率が左右されることは必至であるし、お金がないことで、心持までが大きく影響されたり、教育や能力啓発やその他にも過大なる影響を与えることは、言うまでもありません。その実質的な収入に関連する、税制や社会的身分(法的立場)や、それに伴う特典等、暗澹たる予測としては、アメリカ化を辿っています。

私は、生物学的使命である進化の基本である「サバイバル」=弱肉強食については否定的な考えは持ちません。ただし、強者のNoblesse oblige、恵まれた者としての謙遜や貢献、モラルの高さなどは同時に求めて然りです。でなければ、社会動物としての使命が欠けることになり、手落ち状態になります。私がここで指しているのは、このリンクにある「封建制での身分」ではなく、心技体すべてにおけるもので、誰もみなIdentical(同一)に生まれてきたわけでもなく、環境に影響される多寡も違い、それぞれが誰かよりも秀でたものがあることを、社会に役立てるように意識的に行動に移していく、という、自分から出る意識の、広い意義です。法令や税制などで義務を与えるのでは、あまり意味がなく、「飼い馴らされている檻の中の面々」と変わらなくなってしまうので、自律の意志が必要だと思うのです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%83%96%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A5 

それを前提とした上で、もっとも効果が目に見えるであろう対策は、このNoblesse Obligeを企業に求めることです。が、現状は違います。不景気だった頃の穴埋め案として、銀行がこれだけ潤っているにも拘わらず、所得税免除ですもんね・・・。あんなに手数料をコマメに取っており、景気回復しても据え置き状態になっています。自主的に手数料無料にしているのは、東京三菱のみで、そろそろ始めるのが、りそなですが、自分のところで住宅ローンを借りていてくれる顧客にのみ。自由だ・・・。儲かるところはまだ儲かり、イメージ操作は続いていく・・・。銀行は正々堂々と、子会社形式にして「高利貸し」までしている状態です。しかも、その裏打ちされるはずの金利は1%以下という情けないもの。

企業のだらしなさについて挙げていくと、紙面が社名だけで埋まってしまいそうなので止めますが、私のように「ひとり不買運動」をしていても、あまり効果は上がらない(爆)。ええ、ええ、未だにExon(石油会社・ガソリン)ではEmpty Rampが灯ってもガスは入れないし、雪印だって口にしないし、不二家だってもらいものでも食べません。けれども、やっぱり孤独な力って限度あり(爆)。

かたや、私のお友だちがやっている深大寺のおそばやさんなどは、有機材料を使っているし、出来が悪ければ廃棄処分を励行しています。まじめだ・・・。ただ、要領がそれほどよくもないので、わざわざ誇大広告などはしません。私はそんなお友だちを「いいやつだなぁ」と思っています。彼としては「あるべき本来の姿」なので、黙っていてもわかる人にはわかると信じています。

その横で、やはりお金を潤沢に持つ企業は、基本理念を行動に移すことに邁進してもらわなくては困る。『本音と建前』の建前部分をいかに修飾するかなど、おサルにだってできること。企業イメージをよくするために、広告にはお金をかけるし、スポンサーとなるにも自分たちに宣伝効果があることには必死になるのに、匿名ちっくに、知っている人は知っている風に、寄付をすることもあまりない。もちろんやっている会社はあるにしろ、大企業であればあるほど、「誹られるからやりましょう的」なのがどうも・・・。しかも、動機が「節税」「イメージ効果」でいいのか?

使命:(1)使者として命ぜられた命令・任務。(2)与えられた重大な任務。天職。

階層式になっている給与体制もそうであるし、社員ひとりひとりが潤沢なわけでもなく、重役クラスや監査役などで残る人々には、おいしい傾向があるのに、残業手当の申請さえ言い難いような職場の雰囲気が多いのも、大企業。年功序列は崩れていき、リストラもバンバンやり、正社員は積極的に採用せずに、契約社員や日雇いや派遣に頼っている現状、それ以上、お金を儲けてどうするの?と、思う会社は多い。

会社を自分でやり始めてわかったことですが、利益率が高い会社は大きな会社が多い。中国で作らせているコストと日本に運ぶコストの5倍から10倍以上の市場価格を設定していると説明すればわかりやすいでしょうか?国内で作っている食品関連などは、その波に押されており、つらく厳しい状況に迫られ、不始末をしでかすところも多いのでしょう。が、大企業は潤沢にCapital(資本金)があるのだろうから、そんなことをしてはいけないのだ。広告費や宣伝費にあんなに莫大なお金を使うくらいであれば(芸能人のコマーシャルのギャラなどを見ていてもわかるはず・・・)、なんかもっと本当に消費者のためにできることはあるだろよ・・・、と思ってしまうのである。

申し訳程度ではなく、返済義務のない奨学金や基金を出す財団をしっかり作っている大企業は、割合的にたいへん少ない。アメリカの常識ではとても考えにくいことなので、私は戸惑っています。西さんは、奨学金はすべて返済しました。いくつくらいまでかかったんだろうか?今度聞いてみよう・・・。

ちなみに、言動一致をめざす私は、自分の会社の製品(歯ブラシ除菌器)は、コストの3倍以下を市場価格にしており、広告費やおまけつけ、運営費などを差し引くと、1個につき数10円ほどの儲けというのが現状です。テヘヘ。けれども、薄利多売をするしかないのだ。電気製品でこんな利率でやるのは無理だ、会社は潰れるといわれるのですが、やはり企業の基本理念は行動に移さねば意味がない。でもなぁ、1個につき、500円くらいは儲けたいというのは本音(笑)。サンプルもバンバン出しまくっているし、どうもいけません(笑)。きれいごとを本気でやっている企業があれば、ぜひぜひお知らせください。HPを穴があくほど眺めて、お手本にしたいと思います。

同時に消費者としても、会社概要や企業理念などは見てから、消費者として賢く立ち回るほうがきっといいです。でなければ、格差社会に自分も与(くみ)していることになってしまうかもしれません。西さんは、中国歴のお正月の前に帰国する予定なのですが、未だに帰国日が決まっていません。どうなるんだろう?でも、台湾のお正月では、お客様にごはんといっしょにお酒をたくさん振舞うので、西さんは楽しめるに違いない(笑)。残ってもいいのでしょうが、実は弊社、3月に大きなイベントがあり、どうしてもその打ち合わせには綿密なプランが必要です。私の横田基地のバイトも再開してしまうので、早く戻ってきてほしいところではあります・・・。私たちは、企業の使命は果たしていると、自分たちのことはみなしていますが、なんたってあんまり豪勢に儲けていないので、今の状態だから言えることなのでしょう。儲かってもやりますよ♪