02/04/2008 にアップした文章です。
うひー、起きたなぁ、というのが、私の第一感想。不遜なようですが、私は、冷凍食品は、枝豆しか食べないことにしています。アメリカに居たときは、グリーンピースだけを買っていました。なぜか?4月末から6月末くらいまでは、Farmers’ Marketという産地直送の市場で季節モノを買えたのですが、私はどうしてかグリーンピースごはんが大好きなのよ・・・。お豆とごはんなので、炭水化物の摂り過ぎになるんですが、小さい頃から、グリーンピースは頭にいい、とおばあちゃんに言われて食べ始めており、どうしても止められない・・・。私が冷凍食品を使わないのは、やはり母が使っていなかったから、というのが最大の理由です。
自分で作った料理を、真空パックにする器具まで持っていたので、カレーにしろ、スパゲッティソースにしろ、煮込みものにしろ、私は多くを作って冷凍食品は自分で作っていました。たまーに、購入していたのが、フカヒレ点心。アメリカにしては高いのですが、フカヒレだからしょうがないし、微量しか入っていないけれどもしょうがない(爆)。他にはカトキチの冷凍讃岐うどんを買っていたくらいでしょうか。
アメリカの冷蔵庫がいかにでかいとしても、冷凍食品を自分で作ったり、納豆も油揚げも、1ヶ月か2ヶ月に1回しか、和食スーパーに行かないので、場所を取るんですよ。そういう物理的な好条件もあって、私は冷凍食品は使いませんでした。香辛料や調味料も安いですから、新鮮なものを使う量だけ作ることは、それほど手間でもありませんでしたから、オイスターソースやXO醤などなど、いろいろなものをそろえていたものです。母は、そのかなりの数の小さい瓶の置き場所に悪戦苦闘しています・・・。
しかも、フカヒレ点心は別としても、餃子は手作りがおいしいと思います。我が家では、餃子とカレーとハンバーグはなぜか1ヶ月に1回のご馳走だったので、しばらくでないと催促したものなのです。今、母が作る餃子を眺めてみると、やたらと野菜が多いのですが(笑)。
ところが、冷凍食品を食べない私ですら、怖いのが食品。こんなに危ないつり橋のような状態にあるところに立たされているのか・・・と改めて愕然としました。アメリカに居る頃は、有機野菜がフツーのスーパーで1パウンド(453g)30~100円違いくらいで売っていたのですが、有機野菜店に行くともっといいものが100~300円違いくらいで揃う。チョイスはたくさんあって、飽食というのがぴったりな市場だなぁと思っていたものです。しかも、外食をするための施設やお店はたくさんあり、それでもやはり半分和食で、あとを中華とイタリアンとエスニック(タイやインドやベトナム、ロシアやアイルランドやドイツもたまに取り入れる)で料理していたので、外食は行きつけのお鮨やさんにだいたい週に1回。西さんといっしょに住んでいた頃は、ビジネスディナーで週1回くらいだったでしょうか。
あ、自分の事情はもうこのへんにして・・・。
英語では、You are what you eatと言います。それでも、アメリカ人の中で、健康意識が低い人はそれを実感して生きていないですよね。肥満が多くなったのも、外食のせいだったり、インスタント食品のせいだったりということに、ようやく気づき始めてから、かなりの時間が経ちますが、ドラマチックには改善されていません。人間は食べたものでできている。全細胞60兆個が再生するのに、だいたい7年かかる。そのためには栄養が必要です。ヒトが体内で作れるものはごく少ないです。(注:この執筆当時はヒトの細胞数は60兆個とされていたのですが、2019年現在では39兆個だということが判明しています)
巷では、食育という言葉が飛び交っていますが、実際にやっていることで目立つのは、経済事情とのカップリングです。地域の特産物を給食に出したり、農業・水産業などの体験学習や、既存の食品表示などを教えることのようです。利潤を追求していく会社があるのは当たり前ではありますが、儲けを考えないやり方というのはないんでしょうかね・・・。儲けではなく、トントンでいいだろうと思うんですが、それは私が甘いからなんでしょうか・・・。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A3%9F%E8%82%B2
食育インストラクターを取ると、どのような仕事が得られるのか・・・。42000円で、自宅でビデオやDVDで学べてしまうような内容は、一体どんなものなのか?と、興味はそそられます。
通学で、27万ちょい。これならば、かなりなことが学べるんだろうな、とは思うんですが、スペシャリストになって本当にそのような職が増えているのか?というのは気になります。
食品表示偽装や餃子問題などの波に乗り、国民の恐怖心は煽られた形なので、そういった職も増えるのかなぁ・・・と、冷静に考えてしまう私も、実際は「何を食べれば本当に安全なのか?」は確信が持てず、なんと危うい世の中に生きているのか?と頼りない気分になります。
一昨日は、「コンビニのおにぎりも危ないんだよ」という警告をもらいました。英語の受験問題でも、冷凍食品やTV ディナーの味付けのせいで、人々の味覚は狂ってきているというのを読みました。
私の舌は20年前仕様なので(父が死んでしまったときに確かに1年日本に居たのですが、そのときは食べた記憶がなく、365日飲み明け暮れていたという記憶のみ・・・)、今味わう外食やお惣菜は、私の口には合わないのです。住んでいなかった+なのでしょうが、少しずつの変化であれば、きっと住んでいる人にはわからないのでしょう。塩分に注意!というのは確かなのでしょうが、実際は、ダシの中に塩分に相当するものは入っているように味わえます。さらに、全体的に甘くなったというのも感じています。私は甘いものが苦手なので、どうもそれがアピールされているように思えるわけです。ダシはバラエティが増えたと思うのですが、そのせいで、家庭で作らなくなっている遠因にもなっているような気がしてなりません。
デパートの地下の特選などを買っても、お肉や野菜などはいいにしても、お惣菜は特においしいと思えるものはないです。まぁ、デザートを食べない私ですので、おかずはやっぱり作ったほうがおいしい。あの特典は、少ない分量をあれこれ買えるというだけなのではないか?と、最近思いつつあります。
それになぁ、思うに、歳を取ると、食べられる分量が減ってくるので、どうでもいいものはあまり食べたくなく、母が作ったものがイチバンだと思えるわけです。彼女が作るものは、お茶漬けでも「おいしい!」と思えるので、マクドナルドやコンビニサンドウィッチやおにぎりを買う気持ちにはならない・・・。冷凍食品はさらにそう思います。
その母を労うには、外食なのでしょうが、最近スケジュールが合わないんですよね・・・。私は昨日、完全休日を味わったのですが、あいにくの雪で家でネコたちとゴロゴロしていて、母はボーイフレンドの家に。西さんが、昨日の夜中に戻って来て、お刺身で宴会だったのですが、私は二日酔いで飲みたくなかった(爆)。そして、家では、中国や日本の諸問題が話し合われ、西さんは今朝は早くから試験場に免許の書き換えに。多忙だ・・・。私は今日も仕事ですし、完全休日はやっぱりもうないかもしれない・・・。緩やかにはなったのですが、日曜日も仕事というのが2月の予定です。餃子問題には、いろいろなことを考えさせてもらいました。何かいいことが生まれるといいのですが・・・。
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