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勉強の環境

12/22/2007 にアップした文章です。

頭の引き出しが多い人の習慣―仕事も勉強も..
私個人だけの問題ではないと思うのだけれども、どうも刺激となる外的要因が多いと感じます。子どもの頃、ろくに勉強をしなかった私は、大人になってから真剣に勉強を始めたのですが、それが24歳半になった渡米後の集中英語学校でのこと。それ以来、やはり私は自分が図書館やクラス内で集中できないことに気づく・・・。子どもの頃は、夏休みの宿題をまともに提出したことがなく、日々の宿題は、朝ドッヂボールが終わってから、先生がホームルームをやっているときにこなしていたくらいなので、あのときにはさほど集中力が必要とされていなかったんだなぁ、だとか、だからこそ大したことが頭の中に残っていないのだということに気づくわけです。やっと日本も大人になってからも勉強を続けられる環境が整備されつつあり、今日は勉強をする環境について考えてみる・・・。

今もこうしてマンション内にいても思うのだけれども、利便という点で我慢するしかないとしても、音に気が散る。TVをつけていても気にならないのに、どうして車の音やスピーカーで放送する音は気になるのか?(笑)選挙のときはひどくて、このへんは駅前なので必ず通るコース。ひどかった・・・。

ヒトの集中力というのには限りがあり、子どもでは45分、大人では90分とされています。もちろん、その幅の中にも波があり、教えるほうの努力や、学ぶほうの工夫も問われていきます。

ヒトには気が散る雑音というのがあって、リズムがある音はダメなのです。たとえば、がタンゴトンという電車の音は、眠りを誘います(笑)。なぜならば、これは母親の胎内にいたときの心音に近い間隔が得られることがあり、心地よくなりすぎてしまい、集中力には直結しないのであーる。なので、我が家の前を通っている甲州街道を走る車の音も似たようなもので、信号があって停止することはあるものの、車が走って流れている音は、集中力を緩める力があるわけです。

羅列してみるとこんな感じ。
1. 物理的に大きい音:工事現場や飛行機の音など
2. 相対的に大きい音:現在の環境に流れている音と比較して差が大きく感じられる音←たぶんこれがイチバン、勉強環境には微妙に影響していると思われる。
3. 音色が不愉快な音:黒板に爪を立てた音や、ブレーキの軋みなどで、「慣れない音」とも言い換えられる。
4. 繰り返される音:あまりに長く延々と繰り返される音にはうんざり感をもたらされる。よい意味での集中力破壊には、胎内での母親の心音をもたらすようなものがあるが、誰かの口癖などもうんざり感という意味では同じ。

音っていうのはでっかい要素なので、勉強が捗らないときにはまずチェック。

その次は視覚問題で、光。私はわりと暗めが好きなやつなのですが、手元が暗い場合には、頭に入らないことは確か。明るすぎても興奮してしまい、それほど集中できないです。変に気分が高揚してしまい、穏やかな集中力にはならない。

さらに、ひとりのほうが確かに集中力は高まります。ただし、たくさんの集まっている人間が自分に無関係の人間であれば、それほど邪魔をしているわけではないのです。市役所などにある学習室がそれで、まったくの他人たちが集まっていて違う勉強をしていても、集中力にさしたる影響はありません。

私がダメなのは、彼らが話す自由があるような空間。学校の図書館などは「静かに!」というルールを励行しているのですが、コピーや電話の音はありますし、私の行っていた大学は大きいので、図書館だけでオンキャンパスに11個あります。そのどれもがいつもなぜか話し声がする。なぜならば、教授が資料を「公開」しておくので、それをコピーなりして提出物を出す、という課題を出すからなのですよ。司書さんたちと誰かが必ず会話をしていたり、セキュリティゲートがあったり、コンピュータの電源がオンになっており、ジージーと音が聞こえて、その雑音を消せるような画一的な心地よい雑音を私が作れないところに問題がある・・・。ましてや、ヒトの話し声はどうも聴いてしまうのですね。いや、聴こえてしまう、というのが正確なのか・・・。

さらに、集中力を切らせないためには、クリアしたい目標をわりと細かく掲げておくこと。集中力が切れそうになったら、ページを括って「あと何ページ」とやってみたり、カレンダーを見てテストの日にちを見つめてみたりするのも助けになります。チャプター立てをするのも手だし、科目を変えて小刻みにするのも手です。1日ずっと英語をやるだとか、半日ずっと数学をやるのは、実はあまりよくなく、90分セットで計画したほうがいいです。

なので私は、同じ心理学でも科目によって90分で分けていましたし、読む・書く・タイプする・調べるなど、作業を分けてやることにしていました。1チャプターをその作業が終わったあと、次のチャプターに進むことにすると、飽きもせず、10時間くらいは勉強できたものです。途中、ごはんを食べるんですが、そのときには「ごほうび」と称して、ごはんを自分にあげる感じ(笑)。あとは、TVをつける。

あー、私は勉強だけは勉強に集中しており、他のことは2~4つくらい同時にこなしているんですが・・・。でないと、どうしてもたくさんの情報をインプットできないようです。何がキューになり、日常生活でいろいろなことを記憶にとどめてしまうのか、わかっていさえすれば、無駄な容量を使うこともないんですが、どうしても憶えてしまうことを取捨選択しきれるものではないようで・・・。生徒さんの出身地や最初の赴任地やら兄弟情報などまでしっかり入ってしまい、いつになったら忘れられるものなのか・・・。

私の場合は、インプットには苦痛がないのですが、記憶を出すほうに苦労があります。どこにどう仕舞い込んだのか、子どもの頃から同じで、これは年齢が行くとさらに進む苦労なのでしょう。テストでは100点なかなか無理です。4教科分で定義だけでも相当に記憶しており、その中で抜けているもの、まったく見ていないものはなく、類義語などの判別が難しい感じでしょうか・・・。

はい、普通自動車の学科試験の勉強はひとしきりやったのですが、もう一度最初からやり直さねばなりません。アメリカの法規とごっちゃになっていたりもして、そのへんがいけません。20年以上前の日本の法規と変わった点を表にしたらいいかと思うんですが・・・。やっぱり必要に迫られていないので、やる気がイマイチです。が、この冬休みにはやっぱりやろうかな・・・。

それから、匂いもけっこうな誘惑です。匂いは慣れるのが早い器官ではありますが、食べ物の匂いだったら、いっそのこと負けて、何か食べてしまい、休憩をしてから勉強しましょう♪私はいつもそうしています(笑)。

誘惑の多い物品を周りに置いておくのはやめたほうがいいです。携帯の電源を切ろ!とまでは言いませんが、音楽やTVなどはやっぱり誘惑ブツですから。ながら勉強は、やっぱり成果はなかなか上がらないと思います。凡人である限りは・・・。

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