少子化は当たり前だよね・・・

2008/10/23にアップした文章です。

 

産婦人科医が減っていることが原因?病院の受け入れ態勢システムが悪いことが原因?損得勘定を考える人間が医師という職業を選ぶからというのが原因?患者が医療体制を理解しないで通院するからというのが原因?もー、どうでもいいけども、どうしてこうした原始的なことが、都会のど真ん中で起きて、問題化されて数年も経っても解決しないのよぉぉぉぉ(キャスターが、医師が一人前になるのは10年かかるから、などと言っていた・・・。尤もそうに聴こえるけれども、側面でしかないだろう・・・汗)。私は、国家に福祉を求めてはいけない時代になっていることに、かなりな危惧を感じているのだけれども、それは発展途上国と大差がないことにも、相当にびっくりしているのだけれども、しかも大国アメリカのようにお金でどうこう、という問題ですらないことにかなりびっくりなのです。

 

アメリカに住んでいたときには、救急車や消防車やパトカーの到着や搬送に関して、心配したことはただの一度もありませんでした。3度ほど合計でお世話になっているのですが、どれもみな早急な到着で、みな親切で、これ以上のサービスはないだろう、という評価があげられるほどだったのです。「なんで、そんなに呼んだんだよ!?」という疑問も解消しておきませう(笑)。

 

1度目は、西さんとピクニックまがいのデートをしていたときに、借りていたフォルクスワーゲンBeetleがもう30年以上経ったシロモノだったのですが、タイヤがつるつるだった・・・。滑ったのですよ、情けないことに・・・。そして、アルコールがトランク内になく、車内にあったので少し焦ったのでした(笑)。病院までは行かず、その場で聴取されて、開放されたのですが、あの程度の英語レベルでもみな親切だった・・・(まだ渡米してから1年経っていなかったし・・・)。

 

2度目は、日本からの留学生ふたりを乗せており、ピックアップ(迎え)の帰り道で、中央分離帯から他者がものすごい勢いで突っ込んできたのです。100%もらい事故でした。大したケガはなく、それでもX-Rayを撮るために病院に搬送されました。女の子は泣いていたし、パニック状態だったのですがケガはなく、打ち身程度で薬局で塗り薬をもらうくらいでした。私は無傷だったのですが、すでに椎間板が2枚なかったので、念のためにその度合いがどのくらい悪くなっているか?を診てもらいました。

 

3度目は、Overdoseをしてしまい、台湾にいた西さんと電話していたのですが、話している最中に意識が朦朧としてしまい、西さんが台湾から呼んでくれたのです。すべて吐かせてもらって、胃洗浄をしてもらい、痛み止めと安定剤だったので、かなりラクなER処置だったのではありますが、ご面倒をかけてしまいました。家に鍵が掛かっていたので、消防士さんたちがたいへんだったようです。私はこの時から、家でひとりでアルコールは飲まないことに決め、それをもう10年近く守っています。薬とアルコールのMixed-upの危険は、自分にはゼッタイに来ない!と高を括っていたのでしょうが、私にもやっぱりこういうことはあり・・・。が、家には危険な致死するような分量の薬はなかったので、よかったです。でも、アルコールと混ぜることにより加速するので、どちらにしてもあのレッスンからは大いに学びました。なので、家ではもうひとりではゼッタイに飲まないことにしているわけです。

 

そして、日本でどう考えても救急車でプロに処置してもらわねばならぬようなケースで、手遅れで死んでしまった、というニュースを聴くたびに、自分がいかにバカだったことかを思い出しつつ、行政の不備に怒りを覚えています。

 

アメリカでは、警察官にはドーナッツショップで必ず会える、だとか、ランチタイムにはサイレンがよく鳴る、という笑い話があるのですが、実際に、911すると(日本の110と119)、3台がセットでやってきます。消防車・パトカー・救急車。どうして、こんな面倒をするのか?というと、ひとつには手遅れを予防するためで、もうひとつにはお互いの監視機能を高めるためなのでしょう。私はこれに関しては、税金の無駄遣いだとは思っておらず、むしろ、日本のように「タクシー代わり」に救急車を呼ぶ人は、3台も来られたらさすがに止めると思いますね・・・。あまりに大事に見えますから。

 

私はもう出産をすっかり諦めてから長い時間が過ぎましたが、これから出産する女性にとっては、このようなことばかりが多く報道されたら、余計に産みたいという気持ちにはならず、育児のたいへんさ以前のこの障害は、たいへんに大きなものだと思います。

 

さらに、国は本当に国民を大切に思っているのか?とみんなが疑問に思ってもみな納得でしょう・・・。石原知事も大臣たちもコメントをしていましたが、「うひ・・・。相当な他人事コメント・・・」と思ってしまった私は、ただのあまのじゃくなのでしょうか?「ひとりの人間として、いい父親像を見せているつもり」でも、そんなふうには感じられず、「感覚的なもの」とこれまでの成果とを重ね合わせても、やはり信頼には値しない気がしてならぬわけです。

 

国全体の経済状態を保全するよりも、教育うんぬんを語るよりも、順番としてまず来るのは、「生命の大切さ」でしょう。物事が始まるはじめの一歩は、やはり生命です。それがなければ、そのあとに来る教育もなければ、仕事や経済も成り立たず・・・。

 

さらに、それがわかっていない人々が、女性の育児のたいへんさを理解しているわけもなく、「ああ、わかる!わかる!」と背中を撫でてもらっただけでうれしい女性の気持ちもわかるわけもなく、褒めることもなく、だんなを残業させて育児に参加させない世の中を、10数年かけてもこの程度の進歩か・・・と、私は思わずにいられないのですよ>男女参画なんとかってやつ、よく読んでみても何がやりたいのか、さっぱりわからないのは、私が頭が悪いからなのかしらね・・・(汗)。

 

医師にしても同じことで、自分の負荷がかかりすぎて、訴訟されてしまう恐れなどがあるのはわからないでもないですが、『赤ひげ先生』ばかり居てほしいという望みは、もう通用しないんでしょうね。やはり医師も職業のひとつ、その中にはいい人もいて、生活の糧と割り切っている人もいて・・・と思わない限りはやっていけず、世知辛いことになっていくのかもしれません。救急隊員のドラマも見ましたし、最近は医師の救命モノが流行っているようですが、それが社会全体を向上させているようにはあまり思えていないのも、なんだか悲しい。時間がかかるってことなのかなぁ・・・。

 

アメリカの保険制度は確かに切ないものがあります。が、救急車に疑いを持ったことは、私は少なくとも一度もありません。死にそうだったり、本当に危険を感じたとときにしか呼ばない救急車だからこそ、疑いを持たねばならぬような状態を、「異常」だと思わないのはむしろボケたやつなのかもしれないです。私の母は70歳になったので、やはり心配です。歩いて行ける病院はありますが、タクシーや歩いて行っても、ちゃんと短時間でERに行けるのかどうかすら、ちょっと疑ってしまうものねぇ・・・。

 

これ、本当に生きていくうえでの大きなストレスですよね。

 

 

 

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