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憂国の民:電車の中で泣く

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07/31/2007 ぶアップした文章です。

 

西さんのせいで(せい、って・爆)、ここのところ西郷隆盛関連の本をよく読んでおり、どうも電車の中で泣くことになってしまっています。歴史上の人物の中で、私はそれほど優劣やお気に入りなどがないつもりでいたのですが、当然、鹿児島出身の西さんにはあるようで(笑)、その余波をもろに受けてしまっているのでしょうか?今は、そう長くもない江藤淳の『海は甦える』の第二部を読んでおり、「大西郷」を語る、明治の海軍や閣僚や皇族等が出るたびに、どうも涙が出てきていかんなぁ・・・。

最近、英語で教えていることに、「物事の映像化」があるのですが、私の中の西郷隆盛はどんな映像なのか、しっかりと確認してみることにしました。いろいろな人々が書いているように、実際の西郷隆盛の写真は、一葉も残っていません。
http://www2.chokai.ne.jp/~assoonas/UC280.HTML
http://www001.upp.so-net.ne.jp/yasuaki/misc/cult/cultd8.htm →フルベッキ写真ページに飛ぶ>http://www.nextftp.com/tamailab/photo/saigo.htm
(で、コレが幕末の志士の集合写真>http://www3.ocn.ne.jp/~sigikain/meijisyasin.html

やはりキヨソネの描いた肖像画が、かなり強烈で、たくさんの時代小説の映像化(NHK大河や年末年始スペシャルやその他)でも、あのイメージは大切にされているように思えます。

生き残った西郷従道(幼名:信吾)http://www.ndl.go.jp/portrait/datas/86.html?c=0 と従兄弟の大山巌http://www.ndl.go.jp/portrait/datas/39.html?c=0 を参考にして描いた絵とされていますが、相当似ていないでしょう(笑)。

(ちなみに私が今読んでいる『海は甦える』の主人公は、山本権兵衛で、「ああ、このページ、けっこういいな♪」と見つけたことを気に入っていますhttp://www.ndl.go.jp/portrait/datas/213.html?c=0 )

西さんが不思議なのは、薩閥と呼ばれる人々を、「さも見てきたかのように語る」ことが多いこと。おそらく、子どもの頃から、生まれ育った土地で、幕末の志士や西南の役で亡くなった人々と、元勲と呼ばれる国家設立に貢献した人々について、家庭レベルで語られていた名残なのでしょう。黒田清隆が日本刀を振り回していたというエピソードは、西さんが語ると、司馬遼太郎を読むよりも、映像化できるんだよなぁ(笑)。おそらく、鹿児島なまりの効果なのでしょう・・・。私は、そもそも映像や人の話よりも、文字からのほうが、映像化しやすい脳を持っているはずなのですが、どうもこの件に関しては例外のようです。

そんな影響があってのことなのか、西さんが自分を「右寄り」と思うのは無理もないのかもしれず(実際は、薩摩藩は右だったのか?というまた深みに嵌まる論議になりますが、江戸幕府に抗いつつ、台湾や沖縄と貿易をしつつ利益をあげて、隠密から秘密を多々隠していたことも考えると、本当に保守的なのかは疑問・・・。が、幕末に勤皇することにより、やっぱり右寄りだということになるのかなぁ・・・。でも、薩摩人が敬愛する西郷は、結局、成り行きはどうであれ、政府に弓矢を引いたわけだし・・・、と、どんどん論議は進むのよね・・・)、そのへんのたくさんの矛盾が、今の西さんを作っていることは確か。

さらに、私がそれに影響をされて、電車の中で泣くのも無理からぬことなのかもしれません←ちょっと強引な結論だったか?(笑)

参院選の結果を受けて、人々の思惑というのは、どうも読みきれないところがあり、さらに、集まると愚民であることも多く、物事の大筋や本筋というのをどこまで遡って見られて、さらに未来への道筋を見据えることができるのか?と問うと、個人こじんのレベルでは可能であっても、集団になるとそれはちと難しい。

実際に、安倍総理の続投についても、TVやニュースを見ないことにしている私ですら、電車の中で人々が開いている新聞や、山手線だけではなく、中央線にも電車の中に画面があってニュースが流れているので、ついつい見せられてしまうわけです。気にしないようにしようと思っても、自民党員ですら、総理の決断を「むしろ迷惑がっている」人口すらあり、まだまだ揉めるんだろうな、と思わされます。

そして、その渦中に槍玉にあげられたとする説を採る人々が多い、西郷隆盛の最期についても、西さんは勝海舟による西郷隆盛像を、とにかく気に入っています。西南の役にだけ特化したHPを運営している方も多く(たとえばコレ>http://www.geocities.jp/seinan_eki/index.html)、いろいろな説をいろいろな人が採っていますが、結論がないことに(死んでお墓に持っていってしまったのだろうから、真意というのは想像するしかないということで)想いを馳せることはできても、解明は難しいのでしょう。

その中で、希望的で情熱的だなぁと思える建国の手立てが、海軍にあり、日本の戦艦は世界史上にも輝かしい歴史を残しています。防衛線と利益線という概念(国際法まではいかないのだけれども、自国を守ることと積極的に応戦するライン)が生まれたり、戦艦だけでもこんなに長々とした資料あり>写真は自分で丁寧に探さないとないのでしょうが、ネーミングをおもしろがって、私はこのリストに見入りました。ものすごい数ですし、それにどのくらいのお金が当時かかったのかを考えると、めまいがしそうです(笑)。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%B8%9D%E5%9B%BD%E6%B5%B7%E8%BB%8D%E8%89%A6%E8%89%87%E4%B8%80%E8%A6%A7

NHKの待望の大河ドラマに、『坂の上の雲』が実現するようなので、海軍のことについてはしっかり基礎から知りたいと思っていたところ(秋山兄弟は松山藩だったので、登りつめる感はありますが、中心や頂上からはちと遠い)、西さんが偶然にも読んでいたので。しかも、私は西さんが読む本は自分も読んでいないと気がすまないようなところがある(笑)←経済関連の本は抜かすのですが、どうなんだろう、こういう性分って(爆)。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%8B%E5%B1%B1%E7%9C%9F%E4%B9%8B ほら、明治以降って、どうしても中高の歴史の授業で「端折られる3学期最期」になってしまい、本当には自国の近代のことについて、知らない人が多いのかもしれないです。私も、その中のひとりですし。

とにかく、明治の人々はすごい勤勉なんだよね・・・。それだけでものすごく泣けてしまう私(笑)。American Dreamという言葉がありますが、アメリカ人はもうコレを信じていない人々が多いのです。ところが、明治時代は本当に「成り上がる」ことが可能だった。焼け野原や愛する人々が死んでいったあと、どんな大家でも苦労はあり、食べることもたいへんだったのが事実です(そんなことは、お金持ちの家では、家人の誰かは知らなかったのかもしれないですが・・・)。もしかすると、時代が繰り返しており、格差社会になればなったで、「成り上がる」ことはまた以前よりは簡単になったのかもしれません。そして、そんな人々が描かれていればいるほど、私は泣けるわけです。最近は、世知辛いことがあっても、「時代は多少の変化を伴い、繰り返されているサイクルだな」と思うことにしており、そんなときこそが、私にとってはチャンスなのだと思うことに自然になっています。そのせいで泣けるのかもしれません。

ひたむきだってことは、本当にすごいことです。ボケている場合ではないし、他人の行動よりは自分の行動のほうが大切です。海軍には学ぶところが多いです。あ、私はひょっとするとひょっとして、今度は横須賀で4日ばかり通訳をするかもしれません。同じ工程なので頼まれそうです。そうしたら、山本権兵衛や東郷平八郎、山本五十六の名残を見られるかもしれないですなぁ♪