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独身女性は一人旅が好き

10/06/2008にアップした文章です。

ちょっと前のニュースなのですが、このアンケートはいいなと、以前の「恋人の好きなところ」と比べてしまっています。独身女性は一人旅が好きなのだそうです。しかも、この事実によって、いろいろなことが考えられるところがいい。昔むかし、と言わずとも、私が子どもの頃ですから、30年ほどくらい前までは、独身女性が一人旅だなんて、以ての外だったのです。世の中は変わった。しかもいい方に変わったということが反映されている、いいアンケートだなぁと。が、落とし穴もあるのだろうな、とも考えられるので、かなりいいお題になるのだ(笑)。というわけで、私の頭にも建設的なので、今日はコレについて。



元記事はコレ>http://www.rbbtoday.com/news/20081003/54715.html よく見ると、ちゃんとしたリサーチ会社がアンケートを実施しているのです。なので、設問そのものが漠然としている傾向が減っており・・・。よかった(笑)。

 

アンケートを受けた50%以上の方が一人旅を経験しており、国内旅行のほうが多く、1~3泊が最も多い、という結果は、なんとなくうなずける・・・。

 

私も一人旅ができる10代・20代ではあったし、30代でもあったのです。10代・20代のときには、バイトがらみで移動せねばならず、その動機は大きかったので、その前か後に1泊か2泊を足し前して、バイト先の近辺の好きなところに行くということをしていました。友だちや彼氏がいればいたで、それも楽しかったのですが、一人旅というのはまた違ったオツなところがあり、あれは違った意味で楽しかったですね。このアンケートにもあるように、「自分を見つめなおす機会が持てる」というのは大きな要素だったように思います。私はネコのように自由気ままなところが大きいので、誰かに見られていない時間を意識的に作らないと、死んでしまいたくなるくらいに息が詰まることがあります。今でも1日数時間は、母とも顔を合わせず、ひとりの時間は欲しい。ネコはいいんですけどもね・・・。口を利くのが億劫だったり、とにかくだらけたいのです(笑)。特に秘密なことをしているわけじゃーないんですけども・・・(笑)。

 

雑音や日常から離れて自分を見つめ直すというのは、かなり有効です。旅館だと朝ごはんを食べられるのはなぜなのか?(笑)だったら、毎日ああいった暮らし方をすればいいんだよな・・・と反省します。旅行先では、見たいものがあるので、かなりしゃきしゃき行動しますし、「旅の恥は掻き捨て」にならないよう、ゴミには普段以上に注意しますし、いろいろな情報を新たに得ることができて、かなりお得な気分にもなります。そうした中、ひとりでいるからこそ、「ああ・・・、○×さんにもこれを見せたかったなぁ・・・」と思うことができるのですね。そうなると、自分が今ひとりでも、いつも誰かに支えられて生きていることを知ることになり、ひとりで旅に出たことがやたらと有意義だったと思えるのです。

 

少なくとも、私はコレの繰り返しでしたね。到着日にはそれなりに感動して、ひとりであることを満喫するのです。夜ごはんを好きなところを選んだり、旅館の場合は誰にも何もとがめられず、食べられないものは無理やり食べないことにしたり、好きな時間に眠って、朝早く起きる。それでもまだ「ひとりっていいなぁ」とかなり満足しており、またもや自分の好きなところに行けるヨロコビを噛み締めていて、たいていの場合は、その場所にしかない風景などにぶち当たったりすると、「○×さんにもこれを見せてあげたいなぁ・・・」と思うことになるんですね。西さんは山は見飽きるほど見ているので、彼の場合だと写真だったり、川でボートをしているのを見たりしたときや、彼のまったく知らなかった何かがあったときなど。西さんとは知り合っていないときには、もっと雑多なものを「見せたい」と思いましたね・・・。父だったり母だったり友だちだったり・・・。

 

ひとりになると、自分が誰も知らないところで、one of themになりきってしまうことができて、それはとても楽しいことでした。付随的な自分ひとりぼっちの存在意義や価値について考えるためには、なぜか本当に物理的にもひとりになることがかなり大切で、雑音になるものから逃げることは、バイトばかりしていた私には機会としてとても少なかったので、貴重な時間でした。しかも、東京ではなく、人の密度が薄くなっているところで、改めて自分とは何なのか?と考えるのは、立ち止まって考えることは、Pavlovの「刺激→反応」の「刺激」がかなり少なくなって、他にもっと注意が向けられるいい機会だったのです。

 

24歳半で渡米して、30歳くらいまではラクに旅行をできるような経済的状態ではなかったのですが、アメリカ国内バイトがあれば、LAくらいまでは行きましたね。29歳のときに父が他界し、その後は日本に里帰りができるようになったのですが、私は毎年帰りたくはなく、隔年かそれ以上あいだを開けるようにしていました。が、その長い飛行機も一人旅でした。西さんと太平洋を渡る国際線に乗ったことは、たった1回しかないのです。私は、キャビン内で「日本人に見られないようにする」という意識があって、他人に話しかけられるのがとてもイヤでした。いい人との邂逅があったかもしれませんが、やたらとそのへんは頑なでしたね。旅先でも同じで、誰かと知り合うといえば、相場は飲み屋さんと決まっており・・・(笑)。が、いくつで結婚したのか忘れており、たぶん30歳くらいだったような気がするんですが・・・。なので、独身女性の一人旅には入らなくなったんだろうと・・・(笑)。

 

そういえば、日本に戻って来てから、お墓参り以外の旅行には出ていません。あ、一度だけ香港に行きましたが、それは西さんといっしょでした。母と同居してからは、一人旅はなんとなく気が引けます。むしろ、連れていってあげないと・・・と思えるし、日本に住んでいることそのものが、今はまだ「旅の途中」な気がしています。不思議な感覚です。「いつか早くアメリカに戻りたい」とまだ思っているのですね。

 

昔、山田太一監督の『想い出づくり』という番組があったのですが、田中裕子がやった役の女性が、旅先で知り合った男性と、電撃的な結婚をして物語は終わるのです。あんなことは、私にはとてもできない・・・、と当時も思いましたし、今も思っています。独身女性で、旅先で知り合った人と、それをきっかけにしておつきあいを開始して、結婚までした人って多いんでしょうか?だとしたら、旅先で恋に落ちる落とし穴に落ちたとも言えるかもしれないなぁ・・・と。ある人にとっては、普段の鎧が取れている状態なので、素直に恋ができる場合もあるかもしれないですが、ある人にとっては、あまりに開放的になって無防備になっている状態で、恋に落ちてしまうことがあるのかもなぁ・・・と。特に、海外旅行で現地の人だけでなく、ツアーでいっしょの男性と恋に落ちることなどはあるのかもしれないなぁ・・・と思います。

 

現代の女性は、自分で稼ぐことがちゃんとできるようになって、ゆとりがあったらしっかり国内外を見て廻ろうと、自分のための栄養になることがひとりでできるんですねぇ。よかった、よかった♪確かに誰かとスケジュールを合わせるのは面倒だし、いきなりもらったお休みを有意義に旅行するのはいいことです。経済的にゆとりがあれば、できるだけ「日常とは違うもの」を見て体験するのは、のちのちのためになります。

 

しかも、この記事の最後にある「短期・旅バイト」というのは、温泉付が人気があるようで、1・2週間くらい働いて温泉もエンジョイして、と、かなりいいかもしれないなぁと、私ですら思います(笑)。ちょっと検索してみるとあったあった♪http://www.rizoba.com/ 英語ができる人をちょっとだけの期間で募集しているところがあれば、私も行ってみてもいいのかもなぁと(笑)。

 

独身男性は、一人旅は当たり前なんでしょうね。出張姿も男性がちですし。だからトピックにはならないのでしょう。が、女性はまだこれがトピックになることなのだ、と、悲観的には思わず、なんだかいいことだなぁと思って〆ます。

 

 

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