留学の成功と失敗の分かれ目

05/24/2008にアップした文章です。

 

昨日は、プライベートレッスンのみがある曜日だったのですが、Native講師のカナダから来たやり手男性と話していて、たくさんの留学失敗例を話してもらっていました。そして、英語ならではの表現ですが、6月に出発する看護師さんのことを、私は知らず知らずのうちに英語で”My Girl”と表現していたので、彼女への距離感にやはり改めて納得させられたこともありました。どうも、私の統計学というのは、それほどオフではないらしい・・・。留学というのは、かなりな率での失敗が多いみたいだ・・・。

 

昨日の自然治癒力のところで書きましたが、何にしろ、Positive Thinkingというのは、サバイバルのキーです。母ほどの楽観性はないにしろ、私は充分にかなりいい方向性を持ったPositive Thinkingに支えられてここまで来たことは、いくつの例を挙げても説明できます。留学の肝になる要素も、やはりコレです。

 

留学や駐在をして、まったく違う土地に住んで日々直面するのは、「これまで歩んできたことを否定されまくること共」です。Selfの芯の部分を確立した大人か、吸収の余地がうんとある子どもでなければ、自分を否定されたら、なかなか明るく生きていくことはできないと思うのです。なので、昨日の一覧になっているテスト項目は大切になってきます。

 

そのカナダ人のNative講師は、やり手がゆえに無理難題な夢を持ったケースもたくさん見てきたのでしょうが、成功例が奥様で、彼女は修士もカナダで取っており、そのときに出会いがあったそうですから、彼とてもネガティブな人間ではないわけです。そして、日本にはや10年以上住んでおり、主夫もこなして、自分の英語学校も持っているという凄腕です。私は彼に大切にしてもらっており、彼の手作り教材などもちゃっかりいただいており、いろいろ参考になることが多く、考えさせられています。彼のおかげで、プライベートの生徒さんに、まったく1本で教えたことがなかったフォニックス(Phonics)を基にしたレッスンを教える気になっています。

 

自分自身にはさほど必要がなく、発音矯正の教室に行ったときにも「あら、どうしてここに居るの?」と言われてしまったのですが、本格的な先生は、インド人の発音を矯正していたのでびっくりして、敬意を持ちました。

http://www.genkienglish.net/phonicsj.htm >子ども向け

http://www1.tmtv.ne.jp/~mie/hp/eigohatuon-no-kotu.html >具体的な舌や口の形まで載っているものです。

効果があがるのであれば、私もやろうかと・・・。これまでは、英語学校ではNativeの先生を取っている人たちが、Nativeに直接習っているケースが多かったのですが、私が持っている生徒さんで、GMATとTOEFLをやっている方が、「平均的日本人よりもずっと舌が長いので発音ができない。Nativeに何を言っているんだかまったくわからない」と言われたので、決意しました。彼の作文能力はまったく悪くないので、重大・第一原因はやはり発音なのですが、なぜ、Nativeに直しきれなかったのかは謎です。

 

それに、私は発音への順位をさほど高くはしていないのです。インド人でも中国人でも、母国語の訛りを残したままで英語を使えている人々は山ほどいます。「この程度であれば通じる」「オレのこの発音は通じない」というケーススタディがたくさん積もれば、なんとかなっていくものです。そして、法則性を見出して、それだけを矯正してもいいと思うのですね。

 

日本人については、この矯正のところを「Nativeのように話したい!」という志や理想形を持ちすぎたところが、どうも行動と即しておらず、すでにボタンを掛け違えた気がしてなりません。すでにつぶれてしまいましたが、LADOという英語学校は、カタカナで英語にフリガナをつけることを奨励していたそうです(実際に、LADOに行った子ふたりほどに聞いた話なので、Verifyしきれないんですが・・・)。最終的に、「Nativeのように話したい!」はいいと思うんですよ、目標として持ってみても。ただ、そこまでの道のりは、今の日本の英語教育では無理でしょう。何度も言いますが、Learningのほうが、Unlearningよりずっと簡単で、一度しつこくついてしまった癖や習慣を破るのは容易ではないのです。そこで3年・6年・8年+αつけられた癖や考え方というのを解いてあげるのは、かなりたいへんです。

 

このUnlearningプロセスをすんなり受け入れられるPositive Thinkingができるかどうか?は、留学の大きな成功と失敗の分かれ目です。Unlearningを積極的にするということは、これまで自分がいくばくかの時間や情熱を賭けてきたものを否定するプロセスです。世界中で最も大切なSelfを否定することは、本当にたいへんなことなのだ。

 

西さんの英語はおそろしい鹿児島訛りなのですが、それでもMBAではクラスでイチバンの教科がたくさんありました。その中にはプレゼンを含むものがあって、私はかなりびっくりしたものです。発音は決定的なものではないといういい例で、西さんは他のことで補ったということです。

 

もうひとつの留学の成功と失敗の分かれ目は、「LearningやUnlearningを楽しいと心から思えてやっているかどうか」というのを挙げたいと思います。もちろん、これもPositive Thinkingの一貫なのですが、していることを楽しいと思わない自分に、脳はかなり正直です。ヨロコビの脳内ケミカルが出てくれるわけもなく、定着が遅れて、苦痛は続いていきます。その苦痛すらもエンジョイできる体質になってしまっているのが私で(苦笑)、マッサージなども典型ですね>痛気持ちいいという感覚。痛いけれども気持ちいいというのがわかれば、同じ法則を学習や進歩にも使うことは充分できます。

 

お金が潤沢に準備されているかいないかで、留学の成功と失敗は分かれるのか?これは、順位はぐんと下がります。なぜならば、人情というのは日本だけではなく世界中にあり、私などは、ちゃっかり「やばいっ!ガソリン代が高騰している・・・」と青くなった翌日から、いろいろな人にその苦悩を打ち明けて(結局明るかったんだろうね・・・汗)、気づくと、訪問式の日本語講師のアルバイトが2件と、障害者の身の回りの世話のアルバイトと、On-Campusでのバイトを獲得してしまったのでした。オンキャンパスのバイトのほうは、午前中だけ授業をみっちり受けて、午後はアルバイト要員として英語学校の事務所で働くというもので、学費が全額免除でした。よくもたったの1ヵ月半しか経っていない生徒であった私を、そこまで評価してくれたものです・・・。その後も、西さんにお金を借りたり、借りずとも出してもらえたりしたことがあったり、出張者にごはんをご馳走してもらったり、定期的にDinnerやPartyに招いてもらえたり、要らなくなった服をくれたり、古着屋さんや古本屋さんの情報をくれる人々に恵まれたり、貧乏なりに楽しく暮らす方法はいくらでも教えてもらえました。

 

なので、私は心配しなければいくらでもなんとかなっていくと思っているのですが、Positive Thinkingできない人や、その資質に狭まりや苦手分野が明確にある人には、留学そのものをそもそもオススメしません。どんなに勉強や仕事ができても、Nervous Breakdown(いわゆる鬱病や不安神経症)になってしまい、帰国してくる人は実在します。向き不向きはそこから始めたほうがいいのだろうと思うのです。

 

いやらしいのですが、私は留学にどの程度成功するかも、だいたい予測がついてしまいます。なので、無駄なお金を使わぬように回避してもらったり、時間を掛けて性格的なことや生活習慣を直しながら英語を勉強してもらう方法を採ってもらっています。My Girlは大丈夫です(笑)。もうひとり、いささか心配な子がいるので、早速メールをしてみます・・・。うん・・・。

 

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