知らないことが多いと・・・

05/16/2008 にアップした文章です。

高校生の女の子の中間テストの準備をしているところです。なぜ、英語以外も教えているのか?と問われてしまいそうですが、私は基本的に何でも教えます。高校生くらいまでであれば、漢文はちと苦手ですが、たいてい教えます。ただし、化学と数IIは少し予習が必要ですが・・・(汗)。今教えている子は、高校1年生で、数学はまだIだし、理科は総合理科という簡単な基礎の寄せ集めだし、国語は現代国語と古文だけで漢文はないし、社会も現代社会だけなので、いたって難なくこなせています。そして、彼女を教えていて思うのが、「うわぁ!15歳って知らないことが多くていいなぁ・・・」ということ。嫌味などではまったくなく、無知から有知にしていくプロセスって、やってもやっても飽き足らないというのを知っているので、なんだかとてもドキドキするわけです←他人事だろうが、と言われるとそれまでですが・・・(汗)。

 

英語について多くの生徒さんが知らないことは、むしろ私が鈍化しているところを補ってもらっている気持ちになれるし、そこを絶対的にカバーすることで学習成果が上がるので、知らないことがあっても特にいいなぁとは思わないのですが、15歳の女の子の場合、これからの未来について考えると、さらにドキドキしてしまいます。

 

昨日は、孫たち(私の姪っ子たち)が、私の母に「母の日」にオーガニックワインをくれたので、それをどうしても飲みたかった母のためにも、宅配ピザをオーダーしたのです。15歳の少女がいれば、いつものハーフハーフではなく、Mサイズを2枚、4種食べられるではないか!ということで・・・。そして、いつもの通り、インターネットでオーダーをしたのですが、彼女はそれにいたく感動してしまい、「やっぱりパソコンできないとダメだなぁ・・・」としみじみ痛感していたのです。いや、きっかけがピザ宅配オーダーというのでもいいよね・・・(汗)。

そこですかさず、Sandra Bullock 

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%BB%E3%83%96%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF 

主演の映画 “The Net” 

http://www.imdb.com/title/tt0113957/ の解説をしておきました。日本題が「ザ・インターネット」というらしい。

 

その前にも、中間テスト範囲のあらましを聞いて、そのあと、文学史から開始したのですが、彼女のこれまでの勉強法のそもそものボタンの掛け違えからやっていたので、少し時間がかかりました。2枚のプリントになっている文学史をまとめるのに、ほぼ2時間半掛かっており、その理由は、あいだに文学史の中に出てきた歴史背景を解説することに費やされたのです。

 

ちょろっとGoogleってみると、文学史のサイトはけっこうあるんだなぁと。私は何を隠そう、日本で入った大学は文学部国文学科だったので、けっこう網羅しました。まぁ、途中で辞めているので威張れないですが・・・。

http://homepage3.nifty.com/bluesky/critique_japan/ureshi/kinbunshi01.htm >ティーンエージャーのためのサイト

http://uraaozora.jpn.org/index2.html >けっこう詳しいけれども、いまひとつ興味のない人にとっては不親切かも

http://www.shikakunavi.net/kids/kokugo/data/bungaku_tai.html >中学生用。解説がないので、「あなたの代わりにまとめておいてあげたわ」的な匂いがします。

 

彼女が持っていた学校で配られたプリントは、このティーンエージャー用サイトよりも、堅めの解説がしてありましたが、時代背景まで詳しく載っているものではなかったので、連結して関連させて、そして実感して学習→定着させられるものではないわけです。

 

しかも、昨今の勉強法の流れらしいのですが、『試験に出る英単語』のような丸暗記方法を、今でもいいとしており(英語では、Roteという:http://en.wikipedia.org/wiki/Rote_learning :理解しないまま、繰り返すことで暗記するという方法に徹するという意味)、なぜに文学史にまでコレを持って来てしまうのか?という問答をしたところ、それではいけないという結論に達してもらえました。

 

電車の中などでも最近見かけるのですが、私が子どもの頃と違い、このRote Learningを便利にするよう、プラスチックの赤や緑の下敷きのようなものをページ面に当てており、そうすると記憶したいところが消えるので、思い出せば記憶しているということになるらしい。それと同じ原理を用いることを、塾や学校の先生なども奨励しており、赤ペンや緑ペンで暗記したいところをノートに書くのだそうです。便利になったねぇ・・・。

 

私の頃は単語帳がメインでしたが、それでも私は生まれてから2回しか使ったことがない・・・。作成するだけで断念してしまったことが1回と、何かのときに1回使ったような気がする・・・。丸覚えはできないのだった。特に頭が悪いとは思っていないので、気が向く方法を編み出してここまで勉強してきたのですが、もしかするともっと効率的な方法があるのか?と思うので、今度、まとめノートとこの赤や緑の下敷きのようなシートを併用してみます。

 

だらだらと書いてある文面を、そのまま模写して記憶しなければならない単語だけを赤や緑で書く、というのが、彼女のこれまでの勉強法だったらしい。うーん・・・。まとめようよ、まとめよう♪と促し、キーワードの使い方や形式(合図になるような=や矢印やその他も含む)を丹念に教えて、熟読しなければまとめというものはできないということを理解してもらったあと、まとめノートがあればもうプリントも教科書も要らないほどにする、という徹底をしてもらうことに・・・。

 

が、江戸時代と明治時代の大きな違いがわからなかったり、戯作の勧善懲悪と小説の写実主義の違いがわからなかったり、などなどや、『坂の上の雲』などの明治時代の日本の革新的な飛躍もわからなかったりと、解説にはたいへんに時間がかかったのでした。おまけに彼女の目下の興味は、新しい学校での新しい友だちたちとのおつきあいや、アメリカと日本の違いについて、なので、そっちにも話が行くわけです。さらに、そのせいで、『24』を見ており、質問がたくさんある(笑)。CIAとFBIの違いや、地方分権制と中央集権制の違いなども説明していたら、どんどん時間が過ぎていったのであった・・・。

 

私が話したことのどのくらいが彼女の脳に引っ掛るのかわからないのだけれども、半分は行っていてほしいと、切に願っているところです。この中間テストを乗り切らない限り、英検の準備がまったく進まないので、このあいだ、いっしょにごはんを食べた親御さんにも申し訳が立たぬ・・・。日曜日には、現代社会と総合理科をやっつけてしまう予定なのですが、きっと終わらないだろうな、とは思う・・・。曜日を増やしてきてもらうしかないかもしれないです。

 

とはいえ、中高生を通して、試験勉強などろくすっぽしてこなかった私が、何をおこがましいことをしているのだ?と思いながらも、彼女の「勉強したい」という気持ちを大切にして、私のように30歳までは待たないでほしいと思ったのでした。ええ、私は大学に再入学したのが30歳過ぎていましたから・・・。英語学校は24歳半だったのですが、そのあとが飛行機学校で25歳で、やる気は継続していたものの、学問らしい学問を目指したのは30歳過ぎてからですし・・・。でも、あの頃の私は知らないことが多くて、本当に日々が楽しかった。毎日10~50個くらいの新しいことに邂逅し、それを次々と吸収する気力があって熱意があったんですから。

 

と、私も知らないことを何か勉強したいものだと思った夕べでした。

 

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