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選ぶって難しい

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07/07/2007 にアップした文章です。

 

選択肢が増えた現代になり、今度は選択肢が多いことに不平不満を言い出す羽目になっている始末。私は、これについては贅沢病だと思わずにはいられないわけです。まぁ、シンプルに食べ物のことで言わせてもらえば、私は「何が食べたい?」なんて、誕生日だとかお正月にしか聞いてもらえなかったですね。あとは、父親と母親の稼ぐ高次第だったので、選択肢は深大寺ストアに並ぶ、その日の最も安いオトクなものと相場が決まっていたわけで、近所中がそんな状況ではなかったのかと思うわけです。秋刀魚の季節には、いろいろなところから秋刀魚を焼く匂いがしていた、と記憶しているのは、幻想じゃなくて、本当に風景がそんなだったのよね・・・。

今、駅前に住んでいるのですが、北口側には、パルコと西友が地下に食品売り場を持っており、南口も入れればかなりたくさんの選択肢があります。まぁ、駅前そのものや徒歩圏内に住んでいる人たちは少ないとしても、バスが南口も北口も10路線くらいずつは出ているので、そこから袋を提げて会社帰りに買い物をする人たちもいるはずです。私が西友を使うのは、信号を渡らなくて済むというズボラな理由と、お惣菜コーナーが多いパルコは、最終的に身体に悪いものがあったりしたらイヤだな、というもの。買うものがお魚だけ、お肉だけ、と決まっているのであれば、パルコのほうがオトクなのです。が、他にも雑多なものを買う場合には、西友なんだ。しかも、布田天神通りには、天下の布田天神市場という激安なお店があって、そこでも母は買い物をしており、賞味期限2週間以内くらいのものがかなり安く買えます。カップラーメンで2ヶ月ないくらいなの、賞味期限。

これを考えても、私が子どもの頃に比べたらすごい選択肢なのよ・・・。食品の品目・メーカー・実数などで比べても、たぶん200倍くらいにはなっている。いや、もっとすごいかもしれない。食品だけではなく、ドラッグストア系や文具なども入れたら、ものすごい数字になり、桁数が考えると面倒なことになるに違いない。

しかも、コレ+ネット通販などもあり、コジマ電気などもあり、まぁ、買い物ひとつ取ってもすごいことになっているもんだ・・・。

私が20歳くらいのときに逢ったリクルートの社員は、職種は7000種と言っていたのだけれども、おそらく消えたものよりも増えたもののほうが多いに違いなく、倍にはなっているんじゃないのだろうか・・・。私がぱっと思いつくのは、男性のホストだ・・・。あの当時、求人欄にホストなどというもんはなかったし、AV女優なんてもんは怪しくスカウトされるもんだったはずだい・・・。

だから、確かにまだまだ世界が混沌としていて、成長しきれていない人々にとっては、生きづらい世の中になったのかもしれぬ・・・。子どもが「大人になったら何になりたい?」と尋ねられても、選択肢が多すぎて迷うなどというのは、とってもかわいい風景ですが、大人もいい歳になると、まったくかわいくはないですからね・・・。ただ、私もこうしてまだまだ学校に行き続けようとしているわけで(ええ、私はやっぱり来年4月から大学院に行こうと目論んでますぜ・・・)、こんな大人になって「何になるの?」と聞かれて、職業に直接的に結びつく勉学をしないことに、少し後ろめたい気もするんで、同時に産業カウンセラーも開始するつもりです(汗)。私は、最初のうちは「教師になる」→「パイロットになる」→「生涯学生でいる」と、ふざけたことを言い続けていますが、実際は「選択肢が多いから職業を選べないでいる」わけではなく、とにかく学生で居たいということが軸になっており、そのためと生き延びるために働いているようなもんです。いいよねぇ、シュミのために働いている人が仰山いるんだから、私もシュミみたいな学校通いのために働いても・・・。

うーん、でも、いくつになっても職業に関してはチャレンジ精神があってもいいんだろうな。こんなに高齢化して、年金もこんなに少なくて、物価はどんどん上がるし、介護年金なんてものまで徴収されちゃうわけだから、無職になってから何年生き延びられるかもわかんないし・・・。

最も難しいのは、結婚相手を選ぶことなんだろなぁ・・・。私は結婚する気はなかったので、西さんといっしょにずっと住み、生きていく覚悟で、ダメになったらそれでいいや、とかなりキラクにやってきて、はや17・8・9年になるのですが、一度結婚した人は別として、初婚相手を選ぶって、本当に夢と希望と未体験と妄想がたくさんあって、いろいろな人がいろいろなことを言うのも耳に入り(かなりいい加減でふざけたことを言う人も多いだろうしな・・・)、情報も多すぎるから、本当にたいへんなんだろね・・・。

私の知り合いの知り合いに、決断力がまったくない人がいたらしく、その話を聞くたびに、私はとても腹立たしかったのです。たとえば、ランチにいっしょに行くと、オーダーをウェイトレスが取りに来て、順番にオーダーを告げて自分の番になってもまだ迷っている状態、というもの。もちろん、その人のために他の人はかなり犠牲になってるんですけどね、すでに。その人、アメリカに赴任してから、自分の車を買うまで、7ヶ月もレンタカーだったんですよね・・・。まぁ、最初の1ヶ月くらい+書類の整備期間くらいが限度なもんじゃないのかなぁ、と私は思うんですが、私はお金も有限だったし、事故に巻き込まれる(夜中に歩いてレイプされるとかね・・・)のがイヤだったので、わずか2週間で買いましたが・・・。1700ドルのNissan Sentra(日本のサニー)だったよ。

生徒さんには、このあいだの授業で読書習慣を聞いてみたんですが、限られた時間の中で「どんなものを読んだらいいのかわからない」という人はけっこういました。私は、生徒さんに選択させてしまうような質問中心の宿題や授業体制をやっているのですが、しかも、お休みした生徒さんや遅れてきた生徒さんへの説明は、他の生徒さんにやっていただくのですが(笑)、「仮想・推定設問」を、楽しくやってもらいたいのだけれども、どうも現実がくっついてくるようだ・・・。たとえば、クラス全員で行く仮想旅行ってのをプランしてもらったのだけれども、みんなかなり現実的なんだわ・・・。

ただ最近、私がたいへんに選ぶことについて困難に思っているのが、文房具よ・・・。ペンの種類多すぎるって(爆)。添削用の赤ペンを選ぶのも、ボールペンも油性も水性もあり、太さも各種あり、メーカーも各種あり、あそこで迷うのって楽しいと思う人もいるかもしれないのだけれども、私が欲しいものはかなり固定しているので、その通りのものがないとたいへんにむかっ腹なのね・・・。細くて水性がいいんだ。建築用みたいなやつ。

ただ、私は選べる数が限られていない学習技能なんかを選ぶのは、本当にたいへん大好きです。私のExplorerのお気に入りには、「学習・通信講座」というフォルダがあって、今数えたら30個くらいありました(笑)。ついでに、Things to do Listを作るのもかなり好きで、あれでやり終えたことに赤い線をがーっと引くのが大好きなんだよねぇ・・・。

最近、子どもの頃と違って、母が「何食べたい?」と聞いてくれるんだけれども、今まで選択させてもらえたことがなかったんで、ちょっととまどい(爆)。で、ちょっと考えて発言すると、「あんたもあんまりレパートリーのない子ねぇ」と言われる始末(爆)。暑いとそうめんとか冷やし中華とかおそばって言っちゃうんだよね・・・。それに私がお金を出すので、そんなに高いものも食べたいわけじゃないし、アメリカに居た頃は生のお魚は貴重品だったんだけれども、納豆も清水の舞台から飛び降りる勢いだったんだけれども、今まで買えなかった・買うのに覚悟が必要だった和食で、本当に充分倖せなんだよねぇ・・・。ちゃんと選んでるつもりなんだけども(笑)。なんたってクチが貧乏だから(爆)。

というわけで、私個人はあんまり選ぶことは難しいと思ったことはないのだけれども、難しいと思っている人々はたくさんいるんだろうな、というお話でした。私は、家具や不動産もすんごい決断早いっすよ(爆)。

 

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