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インテリアデザイナーとの邂逅

2006-04-10 

今回、私が住んでいるあいだに、インテリアデザイナーと会うことができ、たいへんいろいろ勉強になりました。私個人は、まったくインテリアデザインに向いていないのは、痛いほどわかっているのですが、社員のさとみちゃんは、カナダでインテリアデザインの勉強をしていたのです。まだまだ若いので、今後、弊社が儲かり旅立つことができれば、ぜひぜひクリアしてもらいたい目標です。

私の不動産やさんは、全米で1位の売り上げ金額を過去30年で4回も獲ったことのある、いわゆる『凄腕ばばぁ』なのですが、彼女のセールスには必ず作戦があり、インテリアデザイナーがついてきます。インテリアデザイナーが働くエリアの中では、不動産は「職にあぶれることがない」分野で、需要がいつもあるいいものです。特に都市部や高級住宅地などでは、”Image is everything!” (イメージがすべて!)と謳い、ステキなインテリアデザインが施してあると、買い手のほうがそのデザイナーに、引越し後のデザインを頼むケースもかなり多く発生します。

それまで恵子さん(広島出身の人で、30年前にChicagoで大学を出ています;一時期、留学費用が足りず、日本に戻り、バスガイドをしたというおもしろい経歴あり)の雇っていたインテリアデザイナーには、家をこれまで5軒売り、5軒買ってもらっている計算になるのですが(と計算すると、1箇所に3年ちょっとしかいなかった計算になるのか・・・)、おかしなことに1回しか会っていなかった・・・。しかも、その初老になっていた男性は、典型的ヨーロッパ主義のインテリアを好む人で、和洋折衷な我が家を見て、たいへん混乱していました。そんなどちらかと言えばネガティブな経験を、今回来てくれたBethany St. Clair (ベサニー・セントクレアと無理やりカタカナにしてみる・・・)は女性で、おそらく40代後半から50代半ば前だと思います。

タバコを吸う私は、家を売るときには、壁もペンキ塗りをしなければならず、カーペットはネコ6匹のため全とっかえです。50万以上かかりますね・・・(汗)。その壁の色を想像で踏まえるため、ペンキやさんとカーぺットやさんといっしょの時間に集まったのですが、その職人間の話は、私が理解したほうがいいと思ったので、耳をダンボにして聞き入りました。お金の話ではなく、不動産関係の仕事に将来、ますます向くようになるため、という感じですか・・・。光彩やカラーリングの話は、社員のさとみちゃんも一生懸命勉強していたので、けっこう話は楽しかったです。

そして、彼女だけが居残り、まずは、ひとりでうーん、とうなりながらいろいろ感じ考えることひとしきり・・・。リビングエリア、キッチン、ダイニングエリア、ランドリーエリア、ベッドルーム、クロゼット、バスルームエリアと、それぞれかなりの時間を掛けて、用意ができたところで私が呼ばれ、どの家具を持っていくのか、残してくれてもかまわないのか、などの話し合いをしました。どうせ、数ヶ月から1年後くらいにはまた家を購入するので、家具は、収納としての機能をきちんと果たすもの以外は、すべて処分しようと思っていたので、彼女のインテリアデザインに使えるものがあった、というのが驚きでした。その家具の半分は、会計士の親友からタダでもらったもので、でっかい木製のテーブル(日本の大人用のベッドくらいの大きさ)は、彼女が買いたいと申し出たほどでした。サイドチェアやダイニングテーブル、ソファ、本棚など、残しておくべきものをメモし、各エリアを一周したあと、彼女はまだ写真を撮るということ・・・。デジカメにしろ、何枚も撮っており、かなりな念入りさ・・・。ライトを消したり点けたりして、さらに写真を数枚。

その後、少し時間があるようだったので(まだ考え事をしているわけです)、社員さとみちゃんがインテリアデザイナーになるためにはどうしたらいいか?を話してみました>さとみちゃんの許可なしでごめん(笑)。ちょっと突然だったもんで・・・。しかも、エッセイネタに困っていたもんで・・・(爆)。

彼女の年齢と2年のスクーリングの事実だけを話すと、”Wonderful! Being an Asian really helps now in this business.” (アジア人であることは、このビジネスの今の流行にはとてもいいわね)から始まりました。もう何年ほど前からの流行なのかわかりませんが、『癒し』をテーマに、「静的空間」から精神的・身体的健康を取り入れようとする動きが活発なので、「気功」「禅」「陰陽」「風水画」などをバンバンコンセプトの中に取り入れ、お風呂などは、温泉じみた癒しの極楽場にするお金持ちも増えているそう。一昔前は嫌われていた和洋折衷のバランス感覚もうまいことプロの手によって取り入れられるようになり、大金持ちは、別荘と本宅を違う味付けにすることを望むとか。

うーん、いいねぇ、いいねぇ。コレはさとみちゃんだけじゃなくて、弊社そのものにもとてもいい情報だわ♪

家の中に動植物をどう取り入れるか、もかなりの流行で、Gardening Interior, Zoological Interiorなどという分野までできているという進化ぶり・・・。特にペントハウスやビル風のお家に住む人々には、コレがかなり注目されているらしいのです。室内にスプリンクラーシステムを取り入れたり、部屋ごとに温度を変えたり、鳥や植物のグラスハウスなど、実際にもうたくさん実在するとか・・・。おいおい、見てないよ、私(笑)。

そして、肝心のキャリアへの道は・・・・。

もしも彼女が26歳だったら、あと2年から4年はデザイン学校に行くわ、という返事でした。夏と冬には、インターンシップで「タダで働くから修行させてください」と談判し、どんどんコネクションを広げ、テクニックを身につけ、ひとつでも多く、自分のデザインを写真として残すことだと。できたら出版物に載るくらいの出来があればよいとのこと。さらに、コンクールやコンテストもかなり行われているので、必ず自分にマッチしたものを見つけて応募すること。学校でなるべくいい成績を取り、全幅の信頼が置ける先生を少なくともひとりは作っておくわ、というのが彼女の理想的な道だと。その後、もしもすごい機会に恵まれることがあれば、学校を中退してでも仕事を選び、そうでなければ学校を卒業する。すごい出会いがなければ、コンテストなどで優秀賞をもらえなければ、デザイン事務所に就職して、さらなる努力を続ける。できたら、写真やその他の技術も身につけたほうがいい。

さとみちゃん、ちゃんと読みましたね?

彼女の場合は、小さいコンテストで賞はもらったものの、長いあいだデザイン事務所に勤め、独立したのはわずか4年前だったそうです。が、好きなことをして食べていけているので、とても毎日が充実しているということです。彼女が今振り返って考えるに、インテリアデザインというのは、そのデザイナーの成長により、どんどん変わっていくもので、周囲の流行をどう取り入れるかも、その個人の成長ぶりに比例するのだということ。が、ゆえに、人としての成長をなおざりにしたままデザイナーは続けることができず、革新的なデザインを求めるのか、アジア的なデザインに留まるのか、ヨーロッパに傾倒したままなのか、など、デザイナーも分かれているとのことです。

ふむふむ。画家や音楽家と同じなんだな・・・。が、ひとつ大きく違うところは、10代で天才の器とみなされなくとも、インテリアデザイナーには、長いチャンスを待てる幸運があるとのこと。

うーん、でも私にはできないだろうな・・・。Flea Market, Swap Meetでお宝を探すの無理(笑)。こらえ性がない(爆)。今度家を買うときは、もうちょっとインテリアデザインに注意してみます。

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