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ネーミングという行為

12/19/2007 にアップした文章です。


名前の大切さというのは、まじめに考えたほうがいいのですが、私がここ1年でいつもいつもTVの前でひとりで大笑いしているのは、小林製薬なのです。彼らの製品のネーミングって、私のツボにはまるんですよ(笑)。本当に売りたいのか?開発者の了解を取っているのか?それとも開発者たちもこれくらいの遊び心があるのか?など、本当にいろいろなことを考えさせられてしまい、悲劇が多い昨今、小林製薬のCMでは笑わせてもらっています。特に、製品名をメモして、薬局やドラッグストアの人に「○×ください」と真剣に言っている様子を想像するだけで、本当におなかがよじれるほどおかしくなるわけです(笑)。

これが小林製薬の製品名から検索するサイト。五十音になっているので、飽きない程度に眺めてみてください。本当に笑えるから(笑)。

ミミクリン・アッチQQ・あら熱と~るのあ行から始まり、おもしろくない行はないですから(笑)。つい先日、くさくさすることがあり(企業の堅い頭の人から失礼なことを言われるような、理不尽なことです)、映画を見に行く時間もないし、なんだかとてもインスタントに笑いたくなったので、ネットを検索してコメディでも見ようと思ったのですが、そのときに点いていたTVで、小林製薬のコマーシャルがあって、また笑わせてもらえたので、このHPに言ったら、「製品名で検索する」というアイコンがあり、これをざらっと見るだけで、本当に笑えてしまった(爆)。

ひとしきり笑ったあと、会社情報のページを見て、「うはっ!まじめな会社なんだなぁ」と思ったのです。けれども、このネーミングが笑えることについては本音では書いてなく、この程度>お客様の「あったらいいな」をカタチにするhttp://www.kobayashi.co.jp/corporate/cb/brand/charter.html もしもお勤めの方がいたら、インタビューさせていただきたいくらい、このおもしろいネーミングへの信念やシステムや会議の様子などを実況していただける人に会いたい(爆)。

私はネコにしか名前をつけることがなく、人間の赤ちゃんに名前をつけたことはないです。そんな大役はもしもお願いされてもお断りします。繰り返し何度も何度も呼ばれたり、願いを込められたりすることで、私はその人の人生の責任を担うことになり、とてもじゃないが怖くてできない・・・。もしも子どもが持てていたら、やっぱり他人には頼めなかったと思うのです。が、子どもを持つことそのものを放棄してしまったのだから、やはり「やってないから言える言い草」ではあり、ネーミングという儀式(Ritual)のすごさに改めて驚いています。

しかも、私はセンスがないしなぁ(笑)。

うど-4匹生まれたネコの中でイチバン大きくて、行動がのっそりしていたから。

タンゴ-黒いネコだったから、昔流行した『黒猫のタンゴ』という歌をそのままもらって

ハイジ-アルプスの少女ハイジのように元気だったから

寅次郎-渥美清が死んでしまい、近所のガソリンスタンドのお兄さんが日本の寅さんの大ファンだったから

さくら-寅次郎といっしょにもらってきた姉妹ネコだったので、さくらでいいや、と(笑)。

これくらいいい加減で、何も想いもこめておらず、彼らが持ち合わせていた天性や事情だけでつけてきたわけです。なので、これは、私のいい加減さに反映しており、会社を起こすときにも、ネーミングはコンテスト形式だったのですが、私のものは却下。西さんが出したのが『鼎総合企画』なのです。しかも、鼎という駅は、父の実家の飯田市からひとつめの駅で、情報として持っていたはずなのに、思いつきすらしなかった。西さんは台湾にそのときの時点で5年住んでいたのですが、まぁ、日常的に見るものでもないしなぁ・・・

鼎:(1)〔金瓮(かなへ)の意〕食物を煮るのに用いた金属の器。→鼎(てい) (2)〔夏の禹王(うおう)が九鼎を作り、王室の宝とした故事から〕王位。また、王位の象徴。

しかも、私は世界史に弱いのよ(笑)。アジア史、特に中国史は大雑把にもわかっていないことが多い。アメリカに渡ったせいで、アメリカとヨーロッパ史の外郭や一部の詳細はわかるようになるべく学んだのですが、アジア史は抜けたまま。西さんのように、コツコツ独学で追求する暇はなかったんだよねぇ・・・。人類学や心理学でたまに出るまだら情報だけでも、だいたいの歴史がわかってしまい、そのまま類型化しないできてしまった。やっぱりやったほうがいいのか?

最近、事件のニュースで、子どもが被害者になったときに名前がテロップで出ますが、やっぱり名前って変遷するんだね・・・。私が姪っ子たちが生まれたときに、「ホステスみたいな名前」と思っていたのが、当たり前になっているのだなぁ・・・。

http://www.kodomo-namae.net/ranking.html 長いあいだの年代別になっている。でも1984年くらいまでしか遡っていない。

私の名前は、Googleしてみても、びっくりするほど出てくるものではないのです。1040件。たとえば、私の年代で流行った名前ランキングの1位だと、由美子で、540万件。割合でいくと、もうものすごい差。よくある名前というのもイヤかもしれないんですが、ない名前というのもそれほどよくもなく、私が自分の名前を好きになったのは、アメリカでファーストネームでフツーに呼ばれるようになってからです。時間がかかったなぁ・・・。

あ、そうか・・・。私は他人のあだ名もつけないなぁ・・・。名前はそのまま呼ぶ。相手がすでに申請している、広く知れ渡っている愛称があればそれを使う(許されるものであれば)。距離感によって、「さん・くん・ちゃん」で分けている感じ。でも、呼び捨ての友人もたまにいるか・・・。あれ、よく考えるとひとりしかいないかもしれない(爆)>ハワイ在住のAudit 会計士の親友。

校長センセのように、同窓会を毎月できるような和気藹々人間関係をたくさん持っていれば、呼び捨て友人はけっこうたくさんいるんでしょうなぁ。続くってだからステキ♪

でも、名前をつける段になると、私はやっぱり怯む(ひるむ)。私自身が名前を好きになるのに、25年くらいかかっており、なんだか重要なことだと思えるわけで・・・。繰り返し繰り返し呼びかけられたり、Identityに使われるのは、やっぱり名前って大切だ・・・。

だから小林製薬の製品名が私にはこんなにおもしろく思えるんだろうなぁ・・・。でもまだ大いに笑えるから、悲しくなったらまた見ることになるんだろうなとは思う・・・。もうひとつ気になっているのは、なぜ「引越しセンターサカイ」のCMがあんなにまともになってしまったんだろう?ということ。昔のハチャメチャなCMおもしろかったのにな。母はなぜ真面目になってしまったのかわからなかった・・・。ええ、彼女はTVを見ているようでまったく見ていないも同然なもので・・・(笑)。


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