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危機管理

08/21/2007 にアップした文章です。

 

私はしつこいほど、この危機管理という概念が好きですなぁ。PTSDになって以来というもの、コレなしで生きてはいけないのではないか?とすら思う体質になり、アンテナの感度が上がったようです。ぼーっとして街を歩くことができないのは気の毒に思われることもありますが、その分、プライベートな空間や、誰もいない(本当に誰かが隠れていたら、こんな場所こそ危ないとも言えるんですが・・・)ところで羽を伸ばせるので、無駄でもないこの緊張感のメリハリはいいんじゃないかと思っています。ビクビクしてるだけじゃないかって?いえいえ、そうではありませんっ。

危機管理とは?
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%B1%E6%A9%9F%E7%AE%A1%E7%90%86

実は、セミナー要員に採用されるかどうか?の案を、西さんとふたりで練っており、その中に盛り込む項目の中にコレがあるのです。海外渡航や在住の場合についてを盛り込むので、基本は大切だな、と。アメリカの企業では、新しいフィールドとはいえ、こうしたエキスパートがどんどん出現しており、環境問題と共に、人権擁護を柱とした企業イメージアップに繋がっています。実際に、テロがあった時点で、その被害者たちの中での生存者の証言を組み立てると、もちろん危機状況だったので、混乱は起きました。それを無駄にしないためにも、のちのちに生かしていこうという考え方です。

私は、一度(以上)被害者になったことがあることを、最初のうちは、「なぜ私だけ・・・」とたいへん心の狭い考え方をしていたのですが、ここのところに来て、ゆとり満載になってきたせいなのか、「いやー、二度と同じ過ちをしないで済むならいいかもな・・・」と思えるようになってきました。ビクビクと怯えてどこにも出ないわけでもないし、新しい人にも仕事でならば逢っているし(遊びそのものへの興味がないことはすでに書きました)、メリハリの利いた、というのは、こういうことなのかもしれないと、ダラダラさとキビキビさの振幅を楽しんでいます。

この語彙は、ビジネスをやっている人間ばかりが興味を持つもの、と決め込んでいる節があるのでしょうが、実際は違います。医学にしても、この考え方を移行して考えると、「個々人の予防医学の学習」ということになり、実際は、倖せに暮らしていく上で大切な要素です。日ごろから、私が「明日は我が身」をしつこく提言していますが、こうした意識を持てなければ、危機管理の第一歩へと踏み出せるわけもなく・・・。

実際に、事故に遭い、手足を失っても生きていかねばなりません。いや、自殺したい人を命令して止めることはできませんが、ぜひ生きていただきたい。そのためにも、まずできることは、「被害軽減」「被害防止」という考え方で、車に関してであれば、
・ 飲酒運転を止めさせるキャンペーンに一票を投じる
・ 疲労運転などの懸念がある業界に目を向ける(トラックやバスも毎年その数が私は気になります)
・ 見通しの悪く危険や不便を感じる場所や、事故が多い場所については、しっかりと行政に苦情を伝える
・ シートベルトを着用する
・ 無理な運転はしない
などなど、項目として考えられるだけでも、かなりの数になりキリがありません。私が、軽自動車に乗らないのはこのせいで、被害に遭ったときのことを想定すると、条件が悪くなるからです。自分の足が切断する羽目になるのならばまだしも、同乗者が脳挫傷などで生ける屍になったときのことを考えると、ぞっとします>すみません、全国の軽自動車製造・販売のみなさまと、軽自動車愛用者のみなさま。

レイプにしても、社内セクハラやパワハラにしても、ひったくりやスリ、詐欺、殺人などにしても、あるレベルまでの被害防止や被害軽減というのは考えられます。もちろん、「遭ってしまったおまえが悪い!」などと言うつもりはありません。実際に、「俺オレ詐欺」に遭った人たちの体験談を聞くと、納得できるものが多いのです。それらをいっしょに考えていく場面があれば、社内のような比較的小社会であれば、改善されることは希望的です。まずは「意識を持つこと」が大切で、「知っている」を「している」に変えていく行動へと繋げることです。

特に、天災のうちの地震などは、断層の上に乗っている地域では、いつ起きても不思議でもなく、非常袋や避難地域についての知識を持っているかどうか?避難経路は確保できているか?情報や連絡を取れる道は確保してあるか?などなど、自分や家庭だけでできることはかなりたくさんあります。

性病や薬物に関しての情報も同じで、もちろん避けたいことだし、あってほしくないことですが、準備をして積極的に被害抑制をし、軽減を考えている場合と、青天の霹靂として迎える場合では、大いなる違いが出ます。配偶者やパートナー、自分の子どもたちと、そんな話もしたことがない、というのは「怖いものを避けているだけ」だと思われます。自分が性病感染者と性交をして感染することはまだしも、愛する人に感染させてしまう加害する側になることだけは、どうしても避けなければ、生涯後悔が残ります。薬物も同じで、強いものだと、脳細胞がすっかり死滅することもあり、身体のなんらかの機能が損なわれて廃人を作ります。依存度合いが強く、高額で、そのあとの罠も数々構えている(借金や風俗へのスカウトなどなど)組織すらあるくらいなので、それについても、知識や情報があることは大切ですし、愛する人たちとのコミュニケーションを取っておくことも、危機管理の一部です。

ここまでは真面目な話でしたが、次はちょっと視点を変えて・・・。これを応用すると、「危険な男(女)遍歴」というものにも、当てはめられるんじゃないかと思えるわけです。相手が危険だとわかっている以上、リスクはつきもので、楽しいけれども、リスクを引き受けなければならないことは出てくる。まったくそんな異性(あるいは同性)に魅かれることをなくす、というのは、好き嫌いレベルでかなり生理的だったり、本能的だったりしますから、無理なことなのかもしれません。天災みたいなものなのかも・・・。「被害を受けてもかまわない」と覚悟して臨んでいる人たちと、まったくその危機に気づかないで臨んでいる人たちでは、結果がおのずと違うのだ、と思えるのです。たとえば、Warren Beattyは、50歳過ぎるまで独身主義を通しましたし、ハリウッドだけではなく、世界の女優と浮名を流しましたが、最後にはAnnette Benningに射止められて、今では4人のパパです。気づいていた人とそうではない人の違いなのかもしれないな、と思えるわけです。そういう男も女も、けっこう身近にいないでしょうかね?

世の中に天災は起こるし、不幸な人災も起きます。だけれども、「私に限って」「彼に限って」「うちの子に限って」と、どうしても思い込みたいらしい。それよりも、必要情報はしっかり手に入れ、知識を蓄え、実際の立ち直りや今後を考えられる状態を、早く持てるほうがいいです。

危機管理は会社だけのものではなく、どんな小社会でも、家庭でも、2人以上のソサエティなら必要ですよん。

と、書いていたら、中華航空が那覇で炎上したニュース!西さん御用達の航空会社で、22日もコレで戻ってきます。止めないし、心配もしていませんよ(笑)。

 

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