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子どもは宝物

09/05/2008にアップした文章です。

と明言しつつ、子どもを産んでおらず、育ててもいない私なのですが、それには書いてきた通り、いろいろな理由が折り重なったことによる決断なので、後悔は一切なく、不安もありません。そもそも、「老後にさみしいよ」とメインはメンタリティにしろ、子どもの労働力を当て込んだような家族計画というのは、100年ほど昔の話でしょう。私の死生観は、「死んだら自然に還る」という至ってシンプルなものなので、お墓も特に要らないし、参ってくれる人も要らないし、誰かの胸に生き残ることも特に要らないです(その人が生きているあいだ、思い出してもらえるのは光栄にしろ)。今ですら、仕事をしていて、時間が足りず、坂道を転がっていくように時間が過ぎていくのですから、「暇だなぁ・・・」と思えることは贅沢極まりなく、このままいくつになっても、ひとりで勝手にプロジェクトを作っていくに違いないわけです。身体が利かなくなったらそれなりのものを見つけることでしょう。子どもがいてくれて、無理やり話やアクティビティに引きずりこむようなのは、ちょっと美しくないと私は思うので、子どもがいようが孫がいようが、私にはあまり多大なる影響はないな、と判断しています。



そして、子どもは宝物だと言い放ってしまった理由は、この事件。

http://www.asahi.com/special/080804/TKY200808200380.html

もちろん、テクニカルには、殺人ではないのですが、「6年ってどういうことなのよ?」とクビをかしげてしまいました。子どもの生命がひとつ喪われたわけです。6年という代価で済まされることなのか?と。その割に、日本人は、殺人には厳しい。2人以上殺したら死刑だと騒ぐし、不文律了解もあります。

 

切ないのは、6歳の長男は、こんなダメな母親であっても大好きで、法廷で庇っていたこと。ママのカレーとシチューがおいしくてまた食べたいとまで言わしめて、それでただただ泣いていた被告について、描写している新聞もありました。

 

実は、エッセイのネタがなくて、Mixiでお友だちが書いていたのに、「私も意見が言いたい!」と思ってもらってしまったネタなのですが、私は事あるごとに、英語学校でも飲み会でも、これについては力説してきたのです>何度も聞いている方々申し訳ない(汗)。

 

アメリカでのケースをいくつか調べてみたところ、Neglect(放棄)12年くらいが多いです。半分か・・・と思ってしまうのは、私がUSケースに慣れているせいなのでしょうか?これを「殺人に準ずる」と解釈するかどうか、ということなのでしょうね。

 

私は、子育てをする責任というのを重く捉えており、もちろん、最初から神話のように「完璧な親」などはおらず、子どもを育てるうちに育っていく部分のほうがずっと大きいと思っています。ただ、自分の気分や好き嫌いだけで、この世を渡ってきてしまった人々が、生命ある不可逆な日々を、こうしてどんどん螺旋階段をひらひらと舞い落ちるように降下していくのを止めるのは、まずは本人の自覚や自律、その次に家族、その次に地域、と、システム化せねばならぬとは思うのです。

 

離婚がこれだけ増えてしまった日本で、アメリカ化してしまった連れ子結婚やシングルマザーの状態は、相当ひどいです。社会がまだまだ受け容れていないせいもあり、親である大人の心も簡単に折れ易い状態です。が、ここで最も大切なのは、ナニを置いても子どもたちであるはずで、起きてしまった事件とはいえ、多すぎますよね。

 

日本に私が戻って来て2年ですが、そのあいだだけでも、新しいボーイフレンドや彼氏や内縁の夫などに、連れ子に暴力を振るわせたままでいたり、自分も参加していた母親のニュースをかなりの数見てきました。びっくりします。最悪のケースでは、執行猶予のものまでありました。

 

そうじゃないだろう・・・。根本的に学んでいないやつを社会にまた放ってどうするんだ?せめて、行政としてできることは、この先不幸な子どもたちを作らないための防止策でしょうよ・・・。

 

私はこれについてはかなり過激なので、男だったらパイプカット、女だったら卵管縛りを提案しますね。もう二度と子どもが作れないようにしてしまえ!と。そもそも、子育てに向いていないことを自覚しろよ、と。どうしても子どもを持ちたいという決断ができて、その熱意がアピールでき、しっかり論理的にプレゼンができて、更正のための段階的計画を立てられる人たちだけしか、措置はしたほうがいいです。

 

私はこのニュースを読んで泣いたくらいですから、法廷内にもしも居たとしたならば、罵声を浴びせていたかもしれず・・・←ホッケーのときのような楽しいやつじゃないだろうけれども(汗)。個人的にどんなに反省しようとも、膿出しの手助けくらいにはなるだろう、と、私はCoolを失うことは本意ではないにしろ、罵声を浴びせかけていたに違いないのです。しかも、その男の子がいて、施設に預けられているとわかったら、もらいたいと言い出すに違いなく・・・→その場で私のほうが親に向いていないと即断で拒否されるだろう・・・(汗)。

 

バカが多すぎるから、バカではない人がそれをカバーする。それはそれでいいんだろうと思うのだけれども、あまりに非効率ではないのか?と私などは考えるのです。こうして日本では愚民政策をずっと取り続けてきた揚句、やはりいつまで経っても最終的に犠牲になるのは、懸命にやってきた力のない人々であることに、やたらと腹が立つのですよ。だったら、たとえ表面的でもいいから(できたら心からそう思ってやってはほしいが)、Noblesse Obligeを水準以上にできている人々にプレッシャーをかけたりも出来るだろうよ、と、この文化的全体主義を使えばいいだろうに、とすら思うのです。

 

さらに、やはり愚民政策は立ち行かなくなる。これだけ情報量があれば、とりあえず人々は読むだけでも外の人々の考え方や暮らしを知るのだ、ということをわからなければならないわけです。だから、子どもは地域ですべての大人が育てる、という理想が実現できなくなった今、密室に最も長いあいだ、子どもたちといっしょに居る人々の教育をもっともっと徹底せねばならぬのです。愚民を作っていたんじゃ、まったくもって救われない。悪循環はこうして続いていくわけです。

 

あー、今日は本当にさらにむかっ腹が立った・・・。私が怒るのは、泣くのと同様、最近自分のためにではないことに、少し気分はよくなるはずなのだけれども、そうでもないようだ・・・。パイプカットや卵管縛りなどは極論だと、どうも思えないでいるのは、この怒りの度合いなのだろうな・・・。

 

わずか6年の刑期だと、模範囚でいれば、半分ちょいで出てこられてしまい、ナニを学ぶことになるのか、私には疑問です。こういうことについて考えて、もうちょい日本の判例主義を見直して、裁判員制度に臨もうではありませんか←なんだか力説モード(爆)。と、今日は怒ったままで終わります(笑)。

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