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怒りという面倒な感情

目下、ESLレッスンでは、心理学文献である「怒り」という感情について深く理解するReadingにタックルしています。英語基礎コースのレッスンでは、怒りについての深い追求はありません。学びをぐんぐん進めていくことで、とりあえず、自分を単純に怒る健全な方向を生み出すので、特に必要性はないからです。他者に対しての怒りや、深い自己追求のためには、心理コースや、このようなESLコースでの受講をオススメしています。もちろん、Anger Managementのカウンセリングも行っています。

論理を教えるだけではなく、カウンセリングもしているのですが、英語スクールですので、あまり流行っていない気もしていたのですが、生徒さんで、時折カウンセリングを入れていただけており、成果が上がるのでむしろ満足しています。

簡単に言うと、怒るヒトというのは、「怖い」「自分や愛する人たちにとって害がある」というものに直面しているからです。世の中は混沌としていますので、これらの「怖い」「害」をゼロ化した世界というのはありえません。そんなユートピアがどこかにある、という幻想は捨てて出発しなければ意味がないです。

悲しいことに、怒りっぽい人は、自分が怖がりだということ、Picky(選り好みがひどい)ということは認められません。ここから開始しないと、怒る頻度や強さはコントロールできないわけです。素直であること、他者の話を聴けること、客観的に事実を観て解析することは、本当に至難の業ですから、明日から怒りっぽいことを止める!ということは、実現しないので、廻りは、その戦いに途中で疲れてしまうかもしれません。

距離を置かれ、ひとり去り、ふたり去り、やがて最も愛している人々すら見捨てるというケースもありえます。離婚などがその悲しい例ですね。DVも典型的な怒りのコントロールができない悲劇ですし、あらゆるハラスメントがその例です。

なぜならば、事実を事実と客観的に認められず、主観で世界を眺めることにより、廻りにいる人々との差がどんどん開いていきます。物理的な距離だけではなく、心も遠くなっていきます。事実をきっかり事実通りに掴みたい人と、大雑把かもしれないけれども少し差があってもいい人と、大いに差があってもいい人など、その価値観によってこの距離が生まれます。ダメダメカップルでもいっしょに居られる理由はここにあります。その人々が、ダメダメ子どもを育てることは大いにあり得ることで、どちらかが成長したときに気づきがあり、離婚などに至ることが多いのです。

職場でのパワハラやセクハラも同じですね。同じ価値観の人々同士が集まって暮らしている、あるいは仕事をしている環境であれば、問題は起きません。が、世間が変わり、それでもまだパワハラやセクハラが横行している場合、少数の人たちのほうが悲しい憂き目に遭うわけです。「時代がそうだった・・・」で済まされる範囲と、そうでない範囲の差もここで生まれます。

あ、少し範囲を広げすぎたっ!ごめんなさいっ!

怒りっぽい人のそばにいるとき、自分の心が閉じてしまい、耳に入る言葉の熱がどんどん冷たくなっていくのを感じたことがあると思います。けれども、怒っている人は、「自分が勝手に怒っている」とは思っておらず、あなたや廻りの人のせいにしているわけです。もしかすると、あなたも多少は関与しているかもしれません。怒らせている部分もあるのかもしれません。けれども、実際のところは、彼らが自分の考え方そのものを少し変えてくれるだけで、そこまで怒る必要がなくなり、頻度や強さを変えることはできるのです。

そして、自己肯定感(Self-Esteem)が高い人は、滅多なことでは怒りません。

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