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思ったことをすぐに口に出す人の特徴は?

思ったことをすぐ口に出す、というのをもう少ししっかり定義しないといけませんよね・・・。「考えなしに」「誰彼かまわず」「場に合わないのに」「タイミングズレで」というネガティブなものと、「率直に」「ここぞという時に」「向き合って」「考えたものをしっかり」という場合では、天地ほどの差が出てしまいます。

 

多くの場合、前者に対する不愉快が募ってしまうので、ネガティブに使われがちですが、心理学の概念では、Self-Disclosure:自己開示、という意味では、意図的であれ意図的でなかれ、自分に関することや思ったことを率直に言えることは「よし」とされています。そのトライアル&エラーがない限り、コミュニケーションスキルは上がらないため、やらないよりはやったほうがマシ、という意味があります。

 

さらに、この自己開示には、「返報性」という重要な側面があり、聴いた相手は、同じくらいの質や量の「自己開示」をしてくれるといういいオマケがついてくるのです。

 

ただ問題がいくつかあります。日本人の多くは「平均」「基準」から大きくズレないように心掛ける傾向があり、

  1. 思っていること、話し手の自分に関する解析が、非常に平均的・基準からズレていると受け手が不愉快になる。あるいは嵌っていると「本音」ではないのではないか?という疑いが湧く
  2. 質よりも量に偏って話す場合に、50-50の法則が破られ、一方的になりがち
  3. トレーニング中の人は、相手の想いや立場や距離感を考えることなく、天衣無縫に話してしまうことがあり、受け手が攻撃的に感じてしまう
  4. トレーニング中の人で、自信がない場合は、自己開示の量が少なく、質も相手とのズレが多くなってしまう傾向に陥る

 

など、いくつかすぐに考え付きます。

 

では、これらができない人たちはどういう人なのか?

 

Self-Esteem:自己肯定感が低いため、どうしても自分の主張や意見、考え方を相手に否定されたくないため、相手の意見が通らないように阻止するわけです。過大評価している場合にはとても口数が多いことでしょうし、考えナシに自分の考えを展開する傾向はありますね。そしてかなり一方的にすぐに畳みかけられている気がしてしまいます。過小評価している場合も同じようなもので、ただし内容が、自己弁護:Self-justification:自己正当化に走る傾向があり、そのため、内容はやはり反対意見や違う意見を否定していくことになり、自分の考えや意見が正しいと主張し続けることになります。

 

ゆえに、思ったことをすぐに口に出している印象になるわけです。考えている層はもっと深くできますから、自分の視野を広げて、さまざまな考え方を入れ、その本質や論理を考えてみる時間を作ってみることが肝心ですね。

 

そういう人がそばにいるとしたならば、「ちょっと考えさせて」と回避です(笑)。

 

 

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