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消費者としてのプライド

Nov 4, 2005に書いた文章です

私は消費者としてのささやかなプライドを持ってきました。なにせ、母がひどいのよ・・・(笑)。父もかなりひどかったです。こー、なんて言うんだろ、貧乏に自分たちで拍車をかけてるってぇのか・・・。

世の中たいへん便利になってきましたが、法則性はわかりづらくても必ずあるのです。懐古主義なわけではないですが、本来のよさをキープしつつ、温故知新をし、さらに、新しいテクノロジーに対してどう対処するか?ということを、消費者もそれなりに持たなければ、賢い消費者ではなく、愚かな消費者に成り下がらせられます。とても、受動的になってしまうのです。PCができ、インターネット革命があって、たくさんの脅かしを、年代の高い人たちは体験したと思います。気づくと20年前には新しかった英語の登録商標や看板が、今では、日本語よりずっと多くなっています。英語を義務教育として習ってこなかった60代以上の方々には、街は驚異的に圧迫感があることでしょう。私の母は、オキラクなので楽しんでいるようですが・・・(笑)。

商売をリサーチするようになって、いろいろなことが細かく、なおさら見えてきましたが、「知らないと恥ずかしい」という気分にさせられるくらいに、新しい商品がこの世にはあふれているのですね。えげつない商売人だと、己もある商品に対しては消費者であることを忘れ、すごいマーケティング(取引や商売販路)を展開し、己の利益の幅を増やすことに邁進します。私は、近頃、「原価チェック」が癖になってしまっており、何を見ても「原価いくらだろ?」と計算しまくっています。

私自身、製造業をやる資金がないので、スクールを運営し、その差額で食べようと思っていることで、商売人の底辺にいることを、痛く自覚しています。が、この自覚があるかないかは大きな差になると思うのですね。

消費者の立場でもある私が、商売人として心がけていることは、自分だったら納得できる利幅なのかどか?ということです。薄利多売できる品物もあり、数が売れないものもあり、いろいろなことを統合的に考え、値段をつけさせてもらっています。消耗品については、なるべく質がいいというラインを超えたら、とにかく薄利多売を。長く使えるものについては、「安かろう悪かろう」にならないための品質追求を。誇大広告をしたり、人の心理に圧迫感をかけたり、流行に乗るための作戦を立てないよう、倫理観をいつもチェックしています。

お客様それぞれに、消費者としてのプライドを持っていただきたいのですね。「コレにならば、これだけ出す価値がある」と納得していただきたい。実際に、製造業ができれば、といつも臍を噛んでいます。知識的な貿易モノを中心にしているので、やはり、「日本未上陸」で、私が使って便利なものやすばらしいもの、といつも考えており、私が使わない部類のものでも、弊社の社員の近親者や友人、その友人のモニターをしっかり心がけています。リサーチでは、他校と価格を比べ、質の比較もし、それなりの価格設定にしています。うーん、なんか自分の正当化になってきたぞ(笑)。

「安いからうれしい」「安いからいい!」と思うこともまた違います。一度きりの出血サービスオークションならまだしも、売られている品物は、95% の確率で、売り手は損していないのですよ・・・。袋詰め込みセールであろうが、100円均一であろうが、損しているアイテムがたとえひとつあろうとも、他でしっかり儲けているという仕組みを知ることは大事です。卵が1パック100円で売っているとしても、出向けば他の品物を買ってもらうことで、しっかり儲けています。あるいは、その日全体で損したとしても、広告代が大幅に削れたり、集客のためのキャンペーン代金を大きく削れているわけです。日本で、値崩れ現象・価格破壊が起きたのは、まだ10年以内のことですが、USでは、同じブランドやメーカーの品物でも、出かけていくスーパーにより値段が違うことは、大恐慌前100年以上前から存在しました。賢い消費者になれば、節約ができることは、当然のことだという風潮を無視して、USでは、それでも車がないという悪循環に揉まれて来た人々もいます。

日本のこれだけ公共運輸機関が発達している環境では、あまり言い訳できませんな・・・。

価値があるものに対して、どのような論理をくっつけて、価値を見出すのか?という賢さが、日本の消費者には大きく欠落しているように思えるけふこの頃です←挑戦的なのか?(笑)

品質がよいものや、タイミングに対して(飛行機と電車と同じ距離であっても、時間が節約できる利点は大きいという観念)は、とても大切です。私の祖母がそうだったのですが、草履や靴の底が減るってぇのに、何時間もかけて何件ものお店を何往復もして、きゅうりやトマトで悩んでいる姿を見てきました。私は、未だにスーパーで野菜を見ていると祖母に連れられて行った買い物騒動を思い出します。結果として、反面教師になり、私を育んでくれた祖母は偉大ですが、彼女自身にはあまり倖せをもたらさなかったと思えます。

ネット販売の穴も同じで、税込みや送料に対しても大いに考えたほうがいいことがあります。まとめ買いをしたほうがいいに決まっているのですね。ある一定金額を超えたら送料を無料にしてくれる会社は星の数ほどあります。熟考し、しっかりと消費量を考えた挙句、さらに、自分の足を使って買い物をしなくていい時間の節約を考えられれば、品質の是非については、「ついで買い物」で確かめることはできます。

弊校がやろうとしているサービスのような、「日本未上陸」に関しては、弊校は、「無料体験」や、取り放題サービスを実施しています。こちらがどんなにいい品物で質が高いのか訴えても、納得していただけなければ、気持ちが悪いのは、私のほうです。私のKarma(業)をきれいに保つためには、何でもしようと思っていますし、質が手にとって見ていただけるための努力はしようと思います。

今日、ニュースを見ていて、「モンゴル高原で自生するサジー」の詐欺商法について興味深く考えました。誇大広告だとわからない消費者にも、やはり責任の一端はあるわけです。「運動もせず、食事制限も必要なし!サジーを飲むだけで1ヶ月半で9キロ痩せた!」に騙されておいていいわけがありません。そんな夢のようなサプリや栄養補助食品があるならば、肥満国USでとっくに話題になっていることでしょう。モノを買うにもリサーチ能力は必要なのです。

教養があるあなたと、教養のある売り手が、お互いに満足してこそ、双方のプライドが保たれます。私は、あらゆる商品の消費者ですが、くそみたいに騙されて買ってしまうことは、アルコール以外しませんね・・・>アルコールは外で飲めば倍ほどになるというのはわかっています。

たくさんの授業料を払い、そろそろ「いい品質のものをできるだけ安価で、さらに納得した上で買う」を目指してみたいものです。私は、自分で、消費者としてのプライドを持っている気になっていますが、たまには騙されています(笑)。

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