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社会の成熟度

2009/02/17にアップした文章です。

 

 社会の成熟度がわかるものがいくつかあるとは思うのですが、マスコミはきっとそのイチバン左右されるものなのかもしれません。なぜならば、先進国であればあるほど、市場競争のためにその量が増える。発展途上国であればその稀少なニュース源に依存度が高くなる(信頼度についての競争がないせいで)、という現象が起きるので、成熟度がわかるのだろうと思うのです。理想はどんなものなのか?と問われれば、市場競争は促進しつつも、多様性のあるマスコミチャンネルがたくさんあり、一般市民に届く平均的ニュースの質が高まることです。が、私はすでにエッセイに書いた通り、TVは見ないことにしているので、どれだけ悲しんでいるか、というものがわかるかも・・・。まぁ、母が点けているときには聴いてしまうんですけれどもね・・・(汗)。

 

たとえば、今回の財務大臣のイタリアでの記者会見について、とうとう辞任ということになりました。マスコミのある一部は、まるで辞任させるのがゴールのような扱いで臨んだところもあるようです。母によると、外国での扱いも取材し、実際のホテルにまで電話取材を試み、実際にお酒を飲んでいたかどうかを裏づけ調査していたようです。が、当然「見ていない」という答えをもらっていたとか・・・。見ていてたって見たなどという証言をしたら、商売は成り立ちませんから・・・。

 

私がニュースをまず聴いて考えたことは、とにかく事実の収集。母が実際の記者会見でヘベレケ状態だったことを見たと言い張るので、その日の夜のニュースで早速事実を見てみたところ、私の経験則からいけば、泥酔ではなく、何か薬の副作用のように思える。匂いを嗅いでもいないし、触ったわけでもないので、はっきりとした確信ではないですが、見られる情報を駆使すると、純粋なお酒だけではないように見えた・・・。実際、私もOD(Overdose)をしたことがあるし、OD経験者のそばにその場で居たことがあるので、そのときの様子は一般の人よりはわかると思えるのです。ただし、そのときに一滴もお酒が入っていないかどうか?というのはわからないし、どんな種類のドラッグをどの程度の量飲めばそうなるか?というのは、個人差が大きいし、数種飲んでいたらさらにわからず、マスコミがつるし上げるようなことではなく、まずはそっちを資料としては入手したほうがいいだろうに・・・と、最初に思いましたね。

 

しかも、水の悪いヨーロッパでの食事には、炭酸水やミネラルウォーターの他、アルコールが入ったドリンクもフツーにお昼から出るのだから、混ぜた可能性はまったく否定できないですし。

 

その量というのは、私も酒飲みなのではっきり言えますが、そこにグラスがあればタイプでこうしてキーボードを叩くように、「一連の動作」として飲んじゃいますよ←断定。しかも、時差ボケがあり、激務で、日常的な環境よりもストレスが多いのであれば、さらにそんな細かいところに意識は行きませんぜ←断定。

 

で、ここまでを私が話したら、ビールを飲んでいた母が、「そうだよねぇ!でもね、TVでも誰かが、廻りに居た側近は何をしていたんだろう?って言ってたよ」と。やーやー、そうだよ。どうして誰も何も言わなかったんだろう?しかも、不思議だったのは記者会見で、その記者会見のときに、「お体の具合は大丈夫ですか?」と記者の誰も言わなかったことに、ものすごい冷たさを感じるのは私だけなのかしら?秘書などもどうして「退席を」と促さなかったのか?どうもものすごい悪意をここで感じるのです。業界的常識なのかしら?>政治とマスコミ。

 

そしてそれを受けた国会では、辞任のためのドラマが展開されたようで、これが成熟した社会なのか?と、かなり残念です。

 

校長センセはいつぞや、「著作権の概念」も社会の成熟度のバロメータだとおっしゃっていましたが、その通り。人がヒトという生物学的分類から育ったところで、たくさんの社会動物としてそれぞれの主義主張が守られつつ、争いが極最小限に留められていくことが、成熟した社会というものでしょう。

 

私は小さい頃はかなりの好戦家でしたが(闘わねば潰されてしまうと思うほどの強迫観念があったことは事実・・・。何に関してもハズレモノだったところがある・・・)、ここ何年か誰かとケンカをしたというような記憶はないです。最後はいつだったのか・・・。西さんとは口ゲンカはたまにやってますけど、そこは愛情が溢れているようになり、30代の頃とはまったく違うようになりました。母とも毎日口ゲンカのような応酬はしていますが、べらんめぇな口調で人生を謳歌しているようなところで・・・。

 

引越しをしてから、ネコの爪とぎ対策で、ベニヤ板を壁に張る作業を母が敢行しているのですが、その寸法の測り方が死ぬほど原始的なのです(爆)。勘だけで切ろうとしているんかい!と怒鳴りたくなるような・・・。泣きそうになっていたので、ちょっと寸法を測ってあげたところ、見事に違うところを切ってくれたので、「うーん、やっぱりひとりでやったほうが気が済むだろう。私のシステムがわからないようだ・・・」と、丸投げしてしまいました(笑)。そこで母は、「人生死ぬまで勉強だ・・・」などと独り言を言いつつ、のこぎりを動かしていて、なんだかかわいかった(爆)。

 

まぁ、成熟しきっていない母ではありますが、私には心地よい成熟した社会は形成されているわけです。怒鳴る必要もなく、笑い話になる程度の言い合いで。

 

これで、母や西さんが私を英語講師として失脚させるような悪意があったら、私は自殺したいですよ(汗)。でもなぁ、冷静に考えると、昔の人たちが言っていたことが真実に限りなく近いのであれば、『外に出れば7人の敵がいる』というのが当てはまり、たとえ職場にしている小社会であっても、その外にある大きな社会に出ればさらに、きっと大勢の敵に囲まれて生きていかねばならぬってことなんだろうなぁ・・・。

 

そういう意味でも、私は会社にお勤めしなくてよかったなぁと思うのです。でないと、ここまでマイルドな性格にはなれなかったに違いなく、小さい頃と同様、ずっと好戦的でいなければならず、きっと苦労も余計に多かったのだろうなぁと。成熟するっていいことなのかなぁと思いつつ、いつまでもChildishなところも持って生きていきたいぞ、とも思うのだった・・・。

 

商売のほうがうまく行っており、今日は3月20日に決行する第1回全体懇親会のビラを作っていました。なぜにプライベートで英語を習っている生徒さんたちを、わざわざ会わせたいのか?と問われると、私がただいっしょに飲みたいだけなのか?と誤解されそうですが、中には中学3年生もいますし、そういうわけだけでもない(が、否定はしない・・・)。生徒さんたちが、お互いにいい情報を交換してくれて、ますますやる気になってくれることが今後のためになるのであれば、定期的にやっていきたいと思っており、ただ紹介だけすれば、単に外で個別に会うのもよし、と思っています。ええ、放置(爆)。

 

そうして人々も成熟していくのである。成熟した社会を作っていくためには、個々人が成熟するのが必須。少しでも貢献できればいいのですが、まだまだですなぁ・・・。

 

 

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