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若い頃に夢見て挫折したこと

2008-11-15 にアップした文章です。

 

のひとつやふたつがない人はダメだ!とよく、飲み屋でおっさんが喚いていたのですが、私も「挫折」はなければダメだよね、と思います。不思議と、複数回数見かけたので、きっと多くの人がそう思っているんだろうなぁと推測・・・。ただ、私は夢に対して挫折する必要があるのか?と思いますが・・・。私が挫折したことというのは、自分の夢に関してだったのかどうか?を今日は検証・・・。違うと思っていたら、実際は夢だったりして(笑)。微妙なんだよなぁ、この夢という言葉も・・・>他には相性、だとか価値観、があるんだけれども・・・(笑)。

 

夢:(1)睡眠時に生じる、ある程度の一貫性をもった幻覚体験。多くの場合、視覚像で現れ、聴覚・触覚を伴うこともある。非現実的な内容である場合が多いが、夢を見ている当人には切迫した現実性を帯びている。(2)将来実現させたいと心の中に思い描いている願い。(3)現実とかけはなれた考え。実現の可能性のない空想。(4)心の迷い。迷夢。(5)現実を離れた甘美な状態。(6)はかない物事。不確かな事。

挫折:事業や計画などが途中でだめになること。

蹉跌:つまずくこと。失敗し行きづまること。挫折(ざせつ)。

 

子どもの頃に夢見た「将来なりたいもの」というのは、叶わないと最初から言われていたのです。なので、夢などは途中放棄の連続で、特に大きな挫折感を味わったわけでもなく、「ダメならコレ」方式を採用してきており、今でも大いなる夢は計画という裏打ちで何とか成り立っているようなところがあります。

 

たとえば、我が家にはサンタクロースは一度も来なかった(爆)。

 

昨日も英検準2級のインタビューテストのレッスンをしていたのですが、季節柄問題が出るかもしれないということで、夏のオリンピックやら、冬の歳時記のようなものの質疑応答をしていたのです。その中に「サンタクロースを信じるか?」というのを盛り込んだのですが、彼女は小学校3年くらいまで信じていたそうです。我が家には来なかったので、信じるも何もなく・・・(汗)。

 

いや、でもね、今でも映画を見て、子どもたちが信じている姿を見るとじんと来ますし、そんな映画を作れる子ども時代を送った人々を「いいねぇ・・・♪」とは思うんですよ。が、私は非情に現実的なのだった(笑)。

 

小学校の卒業文集には、「先生か獣医」と書いたのですが、それが出来上がってきた時点で既に、「獣医はダメ。医者関係はお金がかかるから、そんな上の学校まで行けないからね」と、即座に言われてしまったのです。それに関して、「ひどい親だ」と言う人々も周りにはいませんでしたし、「そうか、お金がかかるのか・・・」としか思わなかったので、またもや方向転換ができたのですが、まぁ、「夢を摘んだ」という行為ではあったのかもしれません。「先生」に関しては、「もしかしたら大丈夫かもね」くらいなことを言われた気がしますが、その後、私が大学に行こうとしたときには、「え?行くの?」と言われたので、自分で賄ったので、本当に「もしかしたら大丈夫かもね」だったので、うちの両親は決して嘘つきではなかった、という解釈で、今日まで進んできています(苦笑)。

 

その後、○×になりたい、というようなことは、職業では「パイロット」だけで、あとは具体的に何か夢見たことはありません。で、それもなれましたし・・・。貧乏だったので、職業に夢を大いに抱いた記憶は、やっぱり希薄です。

 

私の最初の挫折感というのは、「大人になったらゼッタイに貧乏なままでいない!」ということに対する期待感を裏切られたことで、いとも単純なものでした。とにかく、いつもおなか一杯食べたかったことで、それはそれなりの能力がなければ、手に職やら学歴がなければ、なかなか実現しないのだ、ということを知ったとき。かなり今後も苦労が続くのだ・・・・と思うと、まぁ、裏切られたような気持ちではありましたねぇ・・・。そして、やっぱり私は正しかったので、それなりの進歩というのは、日々まだまだ続いており、成長は遂げています。それが直截的に、「おなか一杯食べる」にいつもいつも繋がっているわけではないのですが、物事はすべて繋がっているという法則を用いて、強引に考えると、まぁ、繋がっています(笑)。

 

そして、次に裏切られたのは、精神科に初めて行ったときで、大人になったらラクになるのだ、と単純に信じており、その日を待ち望んで夢見ていたのですが、実際、医師の口から出たのは、「残念ながらラクにはならない。大人になるともっと人間関係が複雑になるし、行動範囲が広くなるし、たいへんだ。ただ、ラクになれる方法は身につけられる」という、正直な一言で、かなり裏切られた感がありました。タダでさえ暗い10代だったのに、拍車を掛けましたね・・・。でも、死にたくもなかったので、やっぱりがんばろうとは思いました。

 

若い頃からの挫折感の繰り返しは、「世の中真っ暗」というもの。その中にたまーに、「世の中捨てたもんじゃない」という否定が入るのですが、それは大きいかもしれないです。若い頃に夢見ていた社会というのは、「こんなに貧乏に生まれ育った私にもきっとチャンスがあって、どうにかなるだろう」というもので、それを裏切られるたびに、なんとなく落ち込んだものですが、まぁ、根が楽観的なので、ここまで何とかなってきた、ということなのでしょう。

 

私の生徒さんで、留学宣言をしないまま、いつの間にか留学した生徒さんがひとりいることが、一昨日あたり判明したのです。私は、言われていなかったので、ずっと先のことかまだ考え中だとばかり思っていたのですが、彼の性格上言えなかったのですね。本当に気の毒なことをしたと思うのは、「語学留学のみで、語学を修めることはできない。ましてや3ヶ月や半年では無理な例ばかりを見てきた」と言ってしまったこと。事実ですが、夢を抱いて渡る彼が、言いづらくなってしまったのもわかります。メールが来て、相談事に乗ることになったので、いつかチャラになればいいなと思っているのですが・・・。

 

こうした留学を経て○×になる、という夢を持っている人というのは、けっこう多いんだろうなぁと思うのです。が、私にとってはどうだったのか?コレに関しては挫折をしていないので、やっぱりアレが夢だったかどうか、というのは、結果論になってしまうのですが、夢ではなかったような気がします。プランだったと。が、パイロットにしても、途中で大学に戻ることにしてしまったのは、男社会の中で安い賃金で生き延びていくことは無理だと見切りをつけたり、US Soil(アメリカの土地)に居るのに、なぜか日本語で座学を教える羽目になり、フライト時間が増えなかったことなどもあるよな・・・。アレも挫折と呼ぶのだろうか?うーん、それほど落ち込んだことでもなかったような・・・。

 

しかも、今現実に戻ってみると、すでに若くもないのですが、生涯学生でいることは、夢なのかもしれないなぁと思うことがあり、私としてはプランなのですが、端から見ると夢なのかもしれないよなぁ・・・と。でも、本人としては、何度かの軌道修正さえ行えば、それほど実現不可能なことだとは思っていないので、やっぱり挫折はしないだろうともみなしているのです。時間が長くなるか短くなるか、だけのことで・・・。やっぱり至って楽観的なので、挫折という言葉になかなか縁遠いのかもしれず・・・・・・(汗)。

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