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贅沢な船旅

08/09/2006 にアップした文章です。

 

私はまだクルーズ経験がありません。船旅をしたのは、式根島に行ったとき以来なので、もう20年以上前のことです。さらに、宮島に渡ったときにフェリーにも乗りました。船旅らしい船旅はしたことがありません。なぜなのか?

おそらく、私はたいへんな「いらち」なのです。なんで関東出身の私が関西弁を使っているのかって?「瀬戸内少年野球団」という映画で憶えたボキャブラリーではないかと思う。岩下志麻が使っていたのです。http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%A4%A4%E9%A4%C1?kid=78445 日本国内旅行でも在来線でゆっくりと風景を眺めながら、「あ!」っと思ったときにはささっと降りてしまうくらいなのんびりした旅をしてみたいとも思います。が、実際のところ、私のこの性格ではとてもできないことなのかもしれません。

どうしてこうも時間に対して異常なまでに執着しているのか?私の中では、この世にあるいろいろな物事の中で時間だけが平等なもの、だという考えがあるわけです。老いていても若くても、男でも女でも、日本人でもスペイン人でもアイスランド人でも、学歴が高かろうが低かろうが、容姿の美醜やお金のありなしなどなど、どんな違いが他にあったとしても、時間だけはみなに同じだけ訪れて去っていく。人生の長さではなく、その時々に与えられたもの、という意味です。人生の長さも残念ながら平等にはできていません。が、たくさんの不平等がある中、時間というのはかなりアテにできるものだという気がしており、その時間をどう使うのかは自分次第と思えているのです。

時間給で働いていたときには、「手を抜いても入るお金は同じ」という人々に数人出会いました。でも違うんだよね。正確で速ければ時給はどんどん上がる。私の最初のバイトはすかいらーくでのウェイトレスだったのですが、やはり差はどんどん開いたものです。2ヶ月に10円あがる条件としては、週に3日以上働くこととまじめにしっかり仕事をすることで、10円以上あげてもらいたければもっと能力を示すことだったのです。当時380円ぽっちで始めた時給は、契約社員で辞めるときには1350円にも上がっていました。ほぼ1000円です。

今まで貧乏暇なしで働いて、その後勉強して、持病のせいもありいつもハイパーで過ごしてきましたが、私が憧れるのは在来線でのゆったりとしてアテのない旅ではなく、船旅の豪華クルーズです。あまりにハイパーなので船で海上に閉じ込められていないと、電車を降りたまままた日常に戻ってしまう気がしているわけです。車でも同様。オートバイでツーリングに行ったときも、走ることはとても楽しいのですが、メリハリというのか、「速く走ってあとはゆっくり休憩する。泊まっておいしいものを食べたり飲んだりする。地のものを満喫する」という感じで、ツーリングは風景を楽しむゆとりよりはバイクとの一体感を楽しむほうに集中していたように思います。イマドキではウォーキングの旅も誘惑が多い。自由に立ち止まれてどこにでも好きなところに行けて、電車もタクシーも乗れてしまうし、スピードに慣れてきた私にはかなり難しい旅になることでしょう。しかも私は、本を読みながら歩いたりするんだよなぁ・・・。これは悪癖なのですがどうしても止められていないのです。うーむ・・・。子どもたちに示しがつかない・・・。

やはり持病のせいで、一時(いちどき)に数個のことをしていないとどうも気が済まない。コレは致命傷です。パチンコや車の運転がつらいのは、メインのアクティビティの他にはせいぜい独り言やハナ歌、タバコを吸ったり飲んだりくらいしかできないこと。なのでやっぱりゆったりしていきなり仕事や勉強を始めたりなどしないような、バケーションらしいバケーションを取るためには、どこかに隔離されてしまうことが第一条件だったりします。

しかもクルーザーにはダンスもあればカジノもあり、料理もおいしいし、ショーも充実している。習い事もあるんだよね。食べ過ぎてしまわぬよう、プールやジムも充実しており、ちゃんとトレーナーもいる。徹底的に遊ぶこともできて、仕事は持っていかなければよく、勉強道具も持っていかなければかなり回避できるわけです。読書のための本も読めないほど遊べたらいいんだけどなぁ・・・。

思うに、遊ぶのって相当な体力を使います。今暑い季節なのでいきなり冬を連想するのは難しいかもしれませんが、私は真冬の2月のパリで1ヶ月ほど遊んだことがあります。ただひたすら遊んだんだよね。美術館はいいよ。時間が経つのを忘れて数日通いました。でもね、夢中になって見ていると心も頭も相当スクランブルするのですが、歩いているので相当疲れてもいました。しかも寒さのため身体はフルに熱を放射しようとしているわけです(夏よりも冬のほうが基礎代謝は体温をキープするために上がります。さらに異国に移動しさらに極寒だったので相当燃やしてるよね)。それに食べ慣れていない食べ物にチャレンジしたその冬は、けっこう胃腸も動いたのではないかと思うのです。たまに和食にありついたのですが、やはり胃腸は和食のほうがラクをしていた気がします。アメリカ生活18年でも私の食はやはり和食や和食風アレンジが主です。でないと疲れちゃうというか酷使することになる感じ。『人は食べるものになる』が正しいとすれば、やはり動物性たんぱく質だけを摂ると攻撃的になったりするかもしれないのかなぁ、などとも思い、枝豆や豆腐、納豆はやはり食べたいと思うわけですよ。他にも髪を生涯二度目くらいにショートにしたのも2月のパリでした。いやー、さらに寒さをうなじに受け止め、基礎代謝を上げていったわけです(笑)。

遊園地に行くともうボロボロになるもんね・・・。あれは物理学で言うところの「分子がたくさん身体を通るせい」で疲れるらしいのですが、当然スピードでGもかかるし、叫んだり笑ったりして筋肉もカロリーもちゃんと使ってる。しかもアメリカの遊園地のコースターの3割は水にずぶ濡れになるものなのです。わざわざ水着を下につけてくる人もいたり、合羽を持ってくる人もいるし・・・。晴れていない日は乗るのを避ける手もあるのですが、私の場合はせっかく行ったんだもん、と曇っていても日中温度があがったときに乗ってしまい、そのまま暖かいレストランで乾きながら食事をしたりするくらい、遊園地に行くと満喫するのです。いや、疲れるって・・・。

なので、閉じ込められて豪華客船のクルーズに参加しても、ダンスや習い事やカジノでたくさん疲れて、マッサージをしてもらったりエステを施してもらったりするのを想像するのはとても楽しいことです。疲れても癒すセットがちゃんとくっついてるんだもんね・・・。タイタニックのように沈没してしまうようなことも昨今ではめったになく、潮風を受けながらイルカの群れを見るだけでも相当楽しいかもしれないです。

港に大型豪華客船をつけて、小さいボートなどで小さい島々に出るツアーなどもあるんだよね。それもかなり楽しみです。赤道直下のツアーは避けたいところですが、それ以外ならいそいそ出かけてみたいものです。特に地中海やエーゲ海はいいだろうなぁ・・・。妄想ではなく、夢でもなく、ぜひぜひこれが実現するように、何とか儲けたいものです。しかも、まだそのときはダンスもプールも満喫できる年齢のうちに。

いやー、ほんとに豪華客船でのクルーズ行きたいよぉ。でもね、南極とか特に行かなくていいな・・・。

 

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