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陣取りゲーム

06/11/2008にアップした文章です。

 

この名前の由来は、昔の戦・合戦から来たものなのですが、現代とて、ヒトは自分の陣地取りを日々繰り広げています。知っていてか知らずでか、この攻防戦というのは、第三者として見ている分にはおもしろいのですが、自分の陣地だとするととても苦しい(笑)。秋葉原で通り魔的な対象者は誰でもよかったという事件があり、それについていろいろな解析がされていますが、結局コレも心が社会の中での自分の立ち位置を求めてきた結果であるという見方もできます。自分の陣地を確保するというのは、簡単なようで難しい。私はネコ的なところがあり、1日のうちに数時間、誰にも見られていないキラクな気ままな時間を持てないと、死にそうになります。そのためには「安全な場所の確保」が必要で、この陣地取りも難しいのだ(笑)。

 

どんなヒトの人生でも、この陣地の確保が基本になって、問題が起きているわけです。有史では、キリストとユダヤ教の対決。ローマ帝国の崩壊。気象の激変や伝染病の疾病以外での争いや死滅以外、孫子が残した兵法や、それを使った日本の戦国時代から、今に至るまで、戦争が起きて、実際の陣地取りを繰り広げているわけで・・・。

 

もちろん、現代の人々はそれほど好戦的ではなく、ジワジワと論理的に道徳的に、他人様に迷惑を掛けぬように陣地取りをしているヒトのほうが圧倒的に多いのですが・・・。

 

現代にしても、国防問題は大きく、ヒトが見えないラインを地図上に引いて、それを忠実に守るという不思議な事態は存続していますが、あんなもの、あってないようなものなので、人々の総意や世界観や道徳観に守られているだけです。なので、個人の空間や位置を決める陣地取りと、大いなる差はなく、そういう危うい世界に生きていて、話し合いによる取り決めや、法律や合意による契約書などをしっかり明確化しておいて、それに反したら制裁を加えられる、という至ってシンプルな構造になっています。構造としてはシンプルなのだけれども、中身は煩雑になりすぎて、なかなか把握しづらいんですけどもね・・・。

 

ましてや、国ともなると、有史以来の歴史や存続してきた価値やら、持っているものが大きく重くなりすぎており、そのせいで戦争が起きていて、陣地を守るため、拡張するため、に日々一般市民が知らないところで、国防を担う人々が活躍しているわけです。正当な方法を受け容れない人々には、ゴルゴ13のようなスパイが放たれるわけで・・・←これはアリなのかもしれないと、Mitch Rappシリーズを読んでいて思うようになっているのだ。自分は左にちょっとだけ寄った右思想だということも、ますます確認しており、私がかなりの左翼だと思っているヒトには残念なことであろう・・・←いないか(笑)。

 

私がアメリカを好きなのは(とりあえずそれがたとえ建前だとしても)、「自分の意志や自由は保障されており、責任を持った上でその中で生きていく権利がある」ということ。意志や自由を奪われた状態というのは、悲惨すぎて想像しただけで、身体がブルブル震えてしまうほどです。拉致や誘拐をされたり、レイプされた人にはわかると思うのですが、あれほど極端な状況ではなくとも、この陣地取りゲームを日々繰り広げている我々は、他人に自分の陣地内の思想やルールを押し付けていることがままあります。それは、自分が他人のあり方や世界観を受け容れることが面倒なので、自分が主となり客ではない状態にしておいて、他人を客とし、いつか主な考え方に変えさせてしまえ!という作戦なのですね。ラッキーなことに、相手が自分と同じ考えであればよし、そうでなければ、いろいろな方法を使って、陣地を確保する。

 

これは個人レベルでもやっていることで、よく見られる風景です。私はどうも醒めているせいなのか、いろいろな人々が動いているさまを、この視点で見ていることがあり、自分はどうなのか?というところで、陣地を小さく確保しておいて、攻防戦だけをしているような・・・(苦笑)。

 

なので、孫子からはかなり学べるのである>彼は、非好戦的な態度をオススメしていたので。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AD%AB%E5%AD%90_(%E6%9B%B8%E7%89%A9)#.E3.80.8E.E5.AD.AB.E5.AD.90.E3.80.8F.E3.81.AE.E6.88.A6.E7.95.A5 >孫子

http://maneuver.s16.xrea.com/cn/sonshi.html >完全版と書かれているだけあって、かなりわかりやすい。

 

まぁ、物事はすべてが勝負ではないです。が、勝負に見立てるとしたならば、という大前提で読んでください。

 

まずは勝算があるかどうかをしっかり考えて、そのタイミングやスピードを考える(動きや駒のスピードを考えるわけですね)。できることであれば、消耗するのもバカらしいし、戦わないで勝つ方法を模索して実行する。というのが、総合的な説の始まりで、これはけっこう正しいなぁ、現代にも生きているなぁと尊敬してしまうわけです。

 

次の戦術原論は、もっと詳細にいろいろなことを述べています。負けてはならぬので、攻撃よりも守備をしっかりしておくというのは、現代でも同じで、今の夢が叶わなかったときの退陣後のことまで見ているか?この恋が叶わなかったら、二度と恋などしないのか?など、守備に関しての準備は怠ってはいけないということで、さらに必勝を目指すことが大切だという計算された上での楽観も求めているのです。厳しいけど、すごいよねぇ・・・。

 

その他各論は、読んでみて納得してください。

 

ゲームや遊びとして、このような陣地取り型のものは小さい頃にすでに相当に網羅してきたはずなのに、どうしてなのか、それを自分の人生や暮らしに応用できない人々が多いのはなぜなのか?していい勝負としなくていい勝負としなくてはならない勝負など、元々勝負の質が違うことすらわかっていないのは、きっとゲームからの延長の区別がついていないからなのか?ドラゴンボールやゴルゴ13やガンダムや戦国なんとかゲームなどは、たくさんのことを教えてくれているに違いなく(私は知らないのだ・・・)、それをどうして自分や自分の周りにいる人々に当てはめていけないのか?と、その応用力のなさが不思議でたまらない場面がよくあります。英語を教えていてもそうなので、きっと仕事の現場にいる人々の悶絶は大きいのだろうなぁ・・・。

 

世界の中での、社会の中での、自分の場所を知るということは、とても大切なことなのです。昨日も、英語の生徒さんに、Dan BrownのDeception Pointの読み方を教えていた最中、彼の立ち位置に不思議を覚えて聞いてみたところ、彼はかなりわかっていたようですが、整理がついていませんでした。まだ23歳だからしょうがないと言えばしょうがない・・・。ただ、アメリカの政治の全体的動きや、組織の複雑さや、ヒトが生命体として何を動機として動くのか、など、基本さえわかっていれば、英語の単語が聴き取れずとも、かなり聞き進めることができるので、それについて話をしました。自分の立場に固執している人間は、そうでない人の考え方がわからない・・・。

 

なので、私は傍観者として存在して、安全基地だけを確保しておいて、自分の陣地は木の上の秘密基地だけでいいと思っているのです。あとは、360度どこからも見てもらえてけっこう(笑)。小さくていいし、それ以外の陣地は要らないな、と。こうした考えで不動産転がしをしていたので、儲けることもできたのでしょう。ひとつの家を買ってそれに固執していたら、きっと家具にも車にも愛着が出てこだわりが出て、お金も湯水のようにキリなく使えただろうし、近所との人間関係にも悩むのだろうし・・・。私はすぐに移動できちゃいますから(笑)。

 

自分の陣地は決まっており、そこから見渡せる風景が狭いかどうか、チェックしてみる価値はありそげです。

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