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African Connection

08/26/2007 にアップした文章です。

 

あー、Douglasに会うのはなんと10年ぶり以上だった・・・。どうしてこんなにもすれ違っていたのか、ふたりとも調布駅前から首をかしげる始末。私としては老けたつもりはなかったのだけれども、Douglasはそれについて、ジェントルマンなので何も言わなかった・・・。が、Douglasは髭も生やしており、おなかがちょこっと出ていて老けていた(笑)。彼は、私より1歳年下なのですが、私の最強のAfrican Connectionなのだ。彼には、日本人の妻とのあいだに娘がいて、江崎玲於奈博士の名前をもらい、れおなちゃんというのです。7歳になったと聞いて、「転がるように年を取るって本当だな・・・・」と実感(爆)(爆)。

DouglasはGhana出身です。Ghanaの二番目に大きな都市である、Kumasi出身。こんなところです。http://www.ghanaweb.com/GhanaHomePage/geography/kumasi.php
ガーナ大使館のHP>http://www.ghanaembassy.or.jp/japan/ これが一般情報です。http://www.ghanaembassy.or.jp/japan/general.html 私が不思議に思うのは、イギリスから独立したのに、どうして運転は右側運転なのか?というもの。まぁ、そんな小さいことはいいのか・・・。

彼は、Kumasiにある病院の息子で、22歳のときにUSに留学しました。Chicagoから始まったのですが、そこで雪が降ったのです。生まれて初めて見る雪に感動し、愚かにも3時間も雪の中ではしゃいでいたため、そのあと40度越えの熱を出し、寝込んだそうです(爆)。いやー、でも、雪を見たことがない人にとってはそんな感動なんだろう・・・。私の初雪は、記憶がある限りでは、3歳の東京なのですが、父の実家の長野は南信なので、東京よりも降雪は少ないほどでした。私も大人に怒られながら、外で雪と戯れていたので、大人になってから見た雪に感動するのはありだな・・・。

彼は大学までをUSで終えて、大学は筑波大学院を出ています。PhDは筑波で取得。医者になり、今は、Washington D.C. にあるUSの政府機関である研究所で研究者として励んでいます。なんと、今のテーマは、メタボリズム・脳と肝臓の2つだそうで、ふたつとも私に使えるじゃーないか(笑)。早く研究を進めてほしいもんです・・・。こうして3行ぽっちに書くと、至って簡単なことだったかのようですが、私は本当にDouglasに出会ったばかりの頃は心配したんだよ・・・。「この人は本当に医者になれるのか?」と。

集中英語コースがあった大学で、Douglasは大学に通っていたのですが、奨学金が切れたらどこかに移らねばならない、と言っていたし(いや、コレがわかるようになるのも数ヶ月くらい要したんですけどもね・・・)、寮費を節約するために、日本人女性4人で借りていたDuplex(一軒家の上下で借主が違う家)の二階に居候をしていた時期もあります。そのとき、彼がお皿を洗うのを見たのがとても印象的で、「あー、Ghanaの時間はゆっくり流れるんだな」と思ったわけです。もちろん、彼がGhanaでは裕福な階級出身者だということがあるのでしょうが、中性洗剤をつけたスポンジで、1枚のお皿を洗い、スポンジを置いて、そのお皿を濯ぎ、食器かごに入れる、という作業をする(笑)。どうしてまとめてすべての工程をやらないのか、私にはとてもとても謎だったんですよね・・・。みんなの分を入れると、食器はそれぞれの形につき5・6個ずつあったのです。

他にも、うどんに増えるわかめを入れたあと、そのわかめが増えるのをじーっと眺めているので、うどんが伸びる(爆)。さらに、鰹節を入れても、鰹節が湯気で踊るのを見ているので、うどんが伸びる(爆)。というような、純朴な子どものような好奇心を充たしている場面をよく見たのです。

私も、英語が子どもレベルにも話せず、イライラして勉強三昧の日々だったので、Douglasのことは笑えず、しかし、心配でもあり・・・。彼は元々英語が話せましたから・・・。

集中英語コースの日本人のみんなに好かれており、彼らが帰国するたびに、家に乾物をお願いするたびに、彼の手元には、あの真っ赤なロッテのガーナチョコレートが山積になるのでした。私は、甘いものが好きではないので、彼がくれると言ってももらわずに眺めていたのですが、本当にみんないい人たちだったんだわ・・・。のどかな時間が過ぎていました。私は、西さんにもその英語コースで出遭ったのですが、Douglasが今回、そこに居た人々の消息をいくつか知っていることについて、たいへん驚いてしまいました。私は、なんて身勝手なんだろうなぁ・・・。誰とも連絡を取っておらず、唯一がDouglasという結果になっています。

Douglasがいなかったら、私はアメリカ人や他の外国人の男と恋愛をして、必ず失敗をしていたに違いないし(苦笑)、Douglasが結果的に日本人の女性と結婚して、日本に住むことになるとは、そのときには夢にも思いませんでした。Ghanaの親日は全般的に共通していることのようでしたが、私には、Ghanaにいつか帰る彼についていける女性がいるとは、到底思えなかったのです。私はもちろん無理だったし(笑)。その理由は、お互いにとって母国語ではない言語でコミュニケーションを取る苦痛とか不完全さについての、私のOCD(Obsessive-Compulsive Disorder)傾向のせいです。さらに、もしも相手の母国語が英語だったりしたら、私は生涯不公平な立場に立たされると、感じていたこともありますか・・・。火遊びくらいはして、失敗をしていただろう、と思うのは、こんな根本にあったこだわりから来ています。

さて、Douglasが調布に到着したのは、3時だったのですが、弊社の製品を見せて、これまでの近況報告その他をしていたら、あっという間に5時になり、焼肉やさんに行きました。ここでも、なぜか学園都市で食べ放題のしゃぶしゃぶを食べた思い出になり、あのときはケニア人Brothersが2人いて、90分の制限時間を守らず、私は日本語ができないふりをしていた、という話になり、大笑いとなりました。そこで、私はネコさらいをしたのです。階下にあった「肉のはなまさ」前でうろうろしていたネコを拾って、かん太と名づけたのですが、彼は交通事故でその3年後に死んでしまうのです。そして、私は数学のテストが受けられず、延期してもらったのでした。

もー、すんごい食べるんだもん(爆)。焼肉といっしょに、ごはん中盛りを3杯に、ズンドゥブゥをぺろりですよ。あれじゃー、おなかもぽこっと出ます(笑)。たいへん気をよくした西さんは、私のお財布から支払いをして、そのあと、母の行きつけのスナックへ。そこで、Douglasは北島さぶちゃんの『与作』を歌ったのです。お客さんの中で、英語ができる人がひとりいました。少し意外だった・・・。そして、私は際限がないかのように、気をよくして飲みまくり、翌日は盛大な二日酔いでした。それなのに、10時から仕事で、つらかったです(涙)。Douglasは昔はまったく飲めなかったのですが、ビールを中ジョッキで2杯飲み、そのあと焼酎の薄い水割りを2杯も飲んでいたのでびっくりしました・・・・。変われば変わるもんなんだ・・・。

翌朝、同じ電車で新宿まで向ったのですが、気分が盛大に悪い私をよそに、彼は朝からしっかりごはんを2膳食べており、健康そのものでした。私は、1リットルのアクエリアスまで戻してしまうひどさで、夜になっても回復せず、24時間何も食べないのはいかんだろうと、夜10時に鮭茶漬けを食べましたが、どうも本調子は戻っていません。翌々日の今朝も、すっきりした気分ではないです。

あ、噂をすれば影。DouglasからThank you callがありました。これからはもっと密に連絡を取り合おうと再び誓いました。これからGhanaは成長します。私が生きていられるかどうかはわかりませんが、私はいつかアフリカの時代が来ると思っています。Douglasも病院の跡継ぎなので、行ったり来たりできる状況を作る予定です。なんとかAfrican Connectionが生かせるようにしたいものです。いい案がある方、どしどしご連絡くださいね♪

 

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