Need to know Basis

12/15/2007 にアップした文章です。

生きている心地がしないくらいにぞーっとしたのは、イージス艦の機密情報漏洩。私が今調べられる範囲での、調査対象者は、すでに100人にも及ぶとのこと。なぜ機密なのかどうもわかっていない人々にまで、その情報がつまっているものの存在へアクセスできるというのは、どういうシステムなのだろうか?もしも、イージス艦が取上げられてしまったとしたならば、中国や北朝鮮やパキスタン(これはないか・・・)などから、核兵器やミサイルが飛んできても探知できないんだぞ、という意識が、一般市民である、虫けら同然である私にもわかるってぇのに、国防をしているメンバーに100人近く(一般市民もきっと入っていると想定し)もそんな浅はかな人間がいるとは、マンガのような話なのだ・・・。いなかっぺ大将のほうがまだ子どもたちに夢を与えるだけ(私ももらった)存在意義があるのだ。

機密:〔枢機に関する秘密の意〕重要な秘密。主に政治上・軍事上の事柄についていう。
枢機:(1)物事の肝心なところ。最も大切なところ。肝要。枢要。(2)大切な政務。(3)てづる。縁故。

もうこれだけ調べただけで、どのくらい大事(おおごと)なのかはわかってくれよ・・・(汗)。

イージス艦については、意味と分類はこっち。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%B9%E8%89%A6

イージスといえば、イギリスには商業化しているディフェンス部隊があり、お金さえあれば雇えるのだ。まるっきり、私が好きなMitch Rappが出てくる小説シリーズも、嘘ばかり大げさばかり書いてあるわけではなく、やっぱり「火のないところに煙は立たない」ってことになります。平和ボケしている日本人と、いろいろな人が言いますが、私は平和ボケしていないので、国防に関しては本当に何もできないとはいえ、関心高し。自分が率先してやる気がないからこそ、やってくださる人々を信頼するしかないのだけれども、今度のことのようなことがあると、「やっぱり日本から逃げないといけないのかな・・・」などと、気の弱いことを考えてしまうのである。ネコまで引越しさせたのにさ・・・。

昨日のコメント欄にあったように、「子どもたちは外で遊ばなくなった」という原因を考えてみると、物騒になったから外でスーパーバイジングなしで遊ばせて安心できない、という心の動きが考えられ、マスローの階層欲求説にもあるように、安全の確保は、ヒトがサバイバルするために必要な「寝る・食う・性生活を営む」の次に来る、ものすごく重要な要素なのである。

まぁ、私も他人任せにしているんだから、感謝こそすれ文句など言ってはいけないのかもしれないのだけれども、役割分担を国民全員が担っているとしたならば、自衛隊に奉職している人々は、その重要性やリスクを理解していてほしい。訓練学校の生徒がやったわけではなく、彼らを教える人々や、ランクが上の人々がどうして!???と思ってもいいよね?

ニュースを読んでいて気になったのが、どのくらいの位置にいる人々が今回の漏洩に関与していたか?ということ。そこで調べてみた。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%B7%E4%B8%8A%E8%87%AA%E8%A1%9B%E9%9A%8A#.E6.B5.B7.E4.B8.8A.E8.87.AA.E8.A1.9B.E5.AE.98.E3.81.AE.E9.9A.8E.E7.B4.9A これの7.に詳しく載っているので見てね。これを見ると、階層そのものは5つに分かれていて、その上から2番目の人々から最も下の階層にまで渡っているわけです。

これだけシステムとしては整っているのだから、機密取り扱いやその存在意義については、しっかり浸透していたと信じたいわけです。やはり個人の問題になるのか?

私は司馬遼太郎の『坂の上の雲』がNHK大河ドラマになると聞いて、泣きそうに狂喜したのですが、秋山真之他、明治の創設期からの汲み汲みと受け継がれた精神はどうなっとるんじゃい!と、まずとても悲しかったかもしれず・・・。http://www.nhk.or.jp/matsuyama/sakanoue/ (これもしばらく眺めてしまい、「へぇ、こんなキャストなのか」と。「90分X13回で完結できるんかい・・・」とも・・・。)ついでなので、こちらも読んでおいて、小説を未読の方の好奇心をそそっておきます(笑)。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9D%82%E3%81%AE%E4%B8%8A%E3%81%AE%E9%9B%B2 

あ、こんなに長々とぼやきを述べましたが、私は凡人がゆえに、Need to know basisである機密事項は、知らされなくてもまったくかまわない。もちろん、知的好奇心は騒がないわけはないのだけれども、私はそれを知るというコミットメントがきっとできないことはわかる。そのくらいの知性はちゃんと持ち合わせています。「虹はなぜ七色なの?」などというのとは違うのである。もちろん、まったく知る必要がないかどうかを決めるのは、私だけではなく、世界のシステムや論理に絡め取られており、あなたもやってみたいですか?」と自衛隊募集や警察官募集などで、形式だけとしても尋ねられてはいたわけです。けれども私はその機会を見過ごした。それは「選ばなかったツケ」ですから、私もそれをしっかり納得しているということなので、見たくても見てはいけないことはしっかりわかる。

たとえ、自衛隊や警察に入ったとしても、私がその階段を登りつめることは難しすぎたであろうし(当時は女性の自衛官や警察官が昇級するのは、今よりももっとチャンスは少なかった)、縛りつけや決まりを「なぜ?」と聞かずに自分をそれまで押し殺していくことが到底できそうになかった・・・(マインドセットとしては、その権力や権威を手に入れるまでは我慢できる、という人はいるらしい。私はそのあいだ、死んだような気持ちになってしまうだろうと予測したし、馴らされることも心配したわけです)。マイナス120%くらいで、選べない道だったわけですね。

だからすでに私はそれほどの機密を知る権利を放棄したことはわかっているわけです。が、その機密を大切に扱えない人に、機密近辺にいてほしくはない、というリクエストはしてもいいでしょう・・・。私と大差ない同類だったんかい、おまえは!というような。いやいや、私のほうがずっと機密の大切さをわかっておるわい!というくらいの憤りか・・・。

システム内で、モラルや理解のテストはしょっちゅう行われているとは想像するのだけれども、風刺やダメ出し映画や小説では、杜撰さがいろいろ取上げられているけれども、少なくとも日本は戦争にはここまでは積極的に参加しないで済んできたし、それなりに機能しており、感謝すらしていたのだけれども、どうも私の中の自衛隊への信頼は失墜した・・・。もちろん、がんばっている人々にはひどい言いようなのだけれども、申し訳ない。母いわく、「上が悪いんだよ」と、いつもの簡素化した言い方をしていたのだ(笑)。私はそれだけだとは思わないのだけれども・・・。

これだけゴシップが蔓延し、知らずともいいような、どうでもいいようなものを、ニュースと呼ぶ人々が増えてしまった昨今、自衛隊だけに、警察官だけに、他にも守秘義務が必要な職業者だけに、鋭い規範を求めるのは無理なのかなぁ・・・。私は、友だちの秘密すら西さんにも言わないやつなのですが、聞くときには「それは私が知っていたほうがいいことなの?知る必要があることなの?」とは、重要であればあるほど、人に問いかけることにしています。どうも「王様の耳はロバの耳」がイヤになっている傾向はあるもんで(笑)。

アメリカにいるときに、日本のニュースは私は特に知らなくても、恐怖感がなかったです。でも周りには、恐怖感があって、むさぼるように手に入れていた人々もいました。どこまでが「知る必要がある」ニュースなのか、情報なのか、改めて考えてみるのもいいかもしれません。

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