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Negotiators, 特殊部隊などの養成

たてこもり事件があったので大きくクローズアップされた諸問題がありますが、私はコレに注目。あの事件そのものは、「あることなはずなのに、あるかもしれないけれどもないといいね♪」ということで、楽観していたから起きるようなことだったと思うのだ。昔のような自治体の機能があれば(回覧板や五人組的な連帯責任制度の名残)、早期に誰かがどうにかして介入はしていたはずだったのですが、時代の流れに抗う人々が減り、やはり事件は起きるのです。犯罪の欧米化が懸念されて長いですが、懸念だけしていて、本当に現場は動いているのか?ここですよ、ここ。

 

私は素人で、軍や検察・警察機関にやたらと詳しいわけではないので、ここで書くことはすべてネットで得られる情報のみです。あらかじめ断っておきます。赤ちゃんポストや教育問題等、調べ物もせず、他人の意見に左右されたり聞かなかったりで、自分の意見を堂々と自信を持って出す人がいますが、私にはできないので、一応現在得られるだけの情報は見ておきますが、何かご指摘があれば、ご自由にコメント欄へ。

 

TV番組を見るとき、私は一体どこに着目するんだよ・・・と、我ながら笑ってしまったのが、容疑者の苗字を間違えるネゴシエーター(爆)。「おおばやし」のところをなぜか「おおもり」と呼んでいるこの情けなさ。素人の私でもわかり、心理学をかじった私がわかるのは、英語では、ファーストネームベースにすることが大切だという基本。日本語ではそれはあまりに距離感が馴れ馴れしいのでできないにしろ、「苗字間違えるなや・・・」と何度も各局で放送されるVを見て、どうしても気になっていたのです。

 

なぜ苗字を間違えることが致命的なのか?自分が新しいクラスなり職場なりに入ったときに、取り返しがつくかどうかの失敗をしたときに、上司や先生、あるいはその間に立ってくれる中間管理職の人たちを想像してみましょう。彼らが、あなたの名前を間違えた・・・。

 

おいおい、名前という基本的なことを間違えることで、その後の問題処理を委ねていいのか?という不安が生じませんかい?名前がなぜ基本的なのかは、個体は生きてきた長さだけ、その名前で呼ばれており、大なり小なり個人差はあるにしろ、愛着があるし、Identityの基礎なのです。

 

Identity:存在証明:ある人・物が他の人・物と異なってもっている独自性。同一性。

 

個体として扱ってもらえないのであれば、名前ではなく、記号でもいいわけです。12345の数字や、ABCやいろはにほへとでも関係ないのです。だから、会社員などが「歯車になりたくない」などというIdentity Crisisを覚えたりするのですね。

 

しかも、あの切迫した現場で、近所を巻き込み、人命を犠牲にした中、なぜにこんな基本を間違えるのか?と、私はどうも気になって仕方がなかった・・・。TV局のほうは、テロップに「大森!(大林)」と訂正を淹れる始末でした。けれども、私が見ていたニュース報道では、誰もこの点について指摘したコメンテーターやキャスターはいなかった・・・。不思議だ・・・。私が犯人だったらむっとして投降しないかもしれないもん・・・。それとも、電話では間違えておらず、このVを撮ったところだけ、だったのだろうか?それは私たちにはわからず・・・。

 

そして、亡くなった方がSAT部隊に所属していたとのことなので、それについても興味をもたれた方は増えたと思われるのです。私は、映画で、古くはChuck Norris, Sylvester Stalloneなどを見てきて、もう19年ほどいろいろな場面での特殊部隊の仕事を、映画の嘘くささは多少混じるにしろ見てきましたし、アメリカでは事件報道で、しょっちゅう実物の特殊部隊が出てきます。SWAT(Special Weapons and Tactics)という総称ですが、名前は所属により様々です。Navy SEAL, DELTA Force, という個別な名前だけではなく、ESU(Emergency Service Unit)だったり、SERT(Special Emergency Response Teamだったりと、特色により多少名前が変わります。が、通常の警察官や軍人が配備されているのではなく、スペシャリストを配属させていることは自明です。

 

その中に、頭脳だけではなく体力も必要とする、爆弾処理班などもあり、テロを万民が意識するようになってから、この部隊の活躍はすさまじいものなはずでした。ところが、けっこうみんな表面的にしか知らないんだよね・・・。

 

ちなみにSATの説明はコレ>

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%B9%E6%AE%8A%E6%80%A5%E8%A5%B2%E9%83%A8%E9%9A%8A 

 

ネゴシエーターの説明はコレ>

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%A4%E6%B8%89%E4%BA%BA

 

私が考えるに、消防士さんや警察官などと同様、公務員なのでなりたい子どもたちが少ないのかもしれず、子どもの頃憧れたにしろ、10代の後半や20代になると、どうも遠慮しがちな分野だと思うのだ。格闘技の選手になったほうがお金にもなるんだろうし・・・。けれども、腕っ節が強いだとか、体力や筋力に自信があるだけでは、イマドキやっていけないのだ。英語と同じ。英語ができるだけでは特に職業的に役には立たない。なので、細密化した専門の枝葉が要求されており、そこに適材が必要になるという世の中になりつつあるわけです。

 

だったら、やっぱり子どもたちにいいイメージを宣伝するのは大切。健やかであれば、自分の才能を生かしつつ、人のためになる職業があるんだよ、というアピール。もちろん、公的機関が圧倒的な比率を占めるので、政治的なことが面倒といえば面倒なのだけれども、きっとゴルゴ13とまで行かずとも、あれよりマイルドな私的なサービスを提供する職もあるに違いない。

 

一般市民には、どうも危機感が低いようで、実際にこういった事件が起きても、全体的な視野に欠けているようです。そもそも、今度の立て篭もり事件は、DVの段階でいくらでも対応できたはずだし、父親が暴力団を破門されたときにも、暴力団側からの働きかけと呼応して警察も動けたはずです。しかし、終わったことを語っても後の祭り。みなさんも「明日はわが身」という考えを以って、危機感を高めてくれないと、日本の整備はますます遅れていきます。ちっとも先進国じゃないんだよね・・・。ただ、複雑化して、本当に苦しんでいる人たちに差し伸べる手が後手後手になるだけになっちゃう・・・。だったら、発展途上国と呼ばれても、近所のおじさんやおばさんが気にかけてくれるような環境のほうが、ずっとマシだと思えてしまうようになります。

 

さて、猫の検疫のための書類つくりは膨大だ・・・。特に難しいわけではなく、数が多いから面倒だというだけ(笑)。だってえ、PDFファイルが電信で送れなかったので、個別にしたのだ・・・。ふぇぇ。そんな平和な日々を送る私ですが、危機感は持っているので、どうも気になることが多すぎるようです。

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