コラム

英語でも日本語と同じくらい方言は多いですか?

日本語より多いかもしれないです。なにしろ、使っている総人数が多いことや、地域の広がりが物理的に大きいので、日本語よりも「標準語に揃える意識」が見いだせないことが多かったかもしれません。そうした意味では、日本語は特異な言語だと言えます。

 

ただ、日本語の相違よりは幅が狭く、微妙な違いのほうが多いです。英語と米語、豪語、加語(カナダで使われる英語)の4つの差や、母語が英語以外の人々が話すものに、「通じないほどの差」はなく、会話内で「それはどういう意味でしょうか?」「もう少しわかりやすくお願いします」などで解決できる範囲です。

 

単語の意味や使い方にしても、「地方ルール」「文化ルール」「小社会ルール」など、割とわかりやすく発展してきているので、一度わかると法則性も掴めてきやすいかもしれません。あるいは、前後の話の流れで推測しやすいものになっているような印象です。

 

その他、意味や文法よりは、語彙の違いの他、アクセントやストレスの違いのほうがずっと強烈で、Listeningが追いつかない日本人には圧倒的なたいへんさを感じるかもしれないです。

 

逆に日本語では、薩摩語(鹿児島弁の中でも生粋のものなので現代では一部の人々しか話せないし、理解できない)は、多くの日本人にとってチンプンカンプンですし、昨今吉幾三がリリースした ”Tsugaru”というラップナンバーは、秋田や岩手の人々にだいたい聴けばわかる範囲ですが、まったく同じに話せたりするかどうかは疑問です。さらに、近くない地域の人々は、きっと何を話しているのか、想像するのがたいへんかと思います。ゆえに、違いの幅が広く、わからないヒトにはまったくわからず、わかるヒトには感情やニュアンスなどの含蓄を多く包みこんでいるもので、不思議な存在です。

 

そうした意味では、日本語では、文法そのもの・語彙・ストレス・トーン・アクセントなど、かなりなバラエティが発展してきており、しかも方言を話す人が「標準語となる日本語」を認知してそれに合わせることができる、そういう意識がある、という意味では、たいへんにおもしろい現象なのかもしれません。やはりこれは、歴史・技術史・産業史・政治などなど、いろいろな分野から検討してみないと、どうして??どのように??というのがあまりわからないのかもしれないですね。

 

日本語の方言 これによると、5つの分類の中で微妙に枝分かれしている様子です。この5つの分類の中ではわかりやすいか?と問われると、そうでもない印象も見えます(笑)。うーん、深い・・・。

 

逆に英語のほうは、インターネットで調べてみると、Slang wordsと語彙に着目する確率のほうが高く、方言をしっかり分けている言語学者のサイトなどは上位に来ません。ちょっと時間がかかりすぎてイヤになってきてしまいました。言語学のテキストなどはとうに捨ててしまいましたし (・・;) 論文系のものをこの記事のためだけに2時間くらいかけて読むのも、今は苦痛に感じるスケジュールになっております <(_ _)>

 

時間を作って、ここのところをもうちょい掘り下げたほうがいいのだろうか?いや、コレは趣味や専門の範囲だよな、と思ったりもしており、迷うところです(笑)。More English and PsychologyというESL取り放題のクラスで取り上げてみるのもいいのかもしれないです。

 

米語用の方言辞書:

https://www.daredictionary.com/

 

ただ、英語をマスターするのであれば、Middle of Nowhereから来たような標準語をまずマスターするのをおススメします。そこからSlangに気がいけば、自分なりに法則性がわかってきます。しかも、すべての方言など、まったく理解する必要はないです。英語は、互いが通じないような文法の差などはなく、話は「質問できる範囲」で通じます。

 

 

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