英語のみのためにやるのは愚かなことだと思いますが、一石多鳥方式としては意味があるかと思います。ただ、レベルに差があるので、どのクロスワードをやればいいのか?というターゲットが絞れていれば、1日1個から数個程度で、語彙力に関する進歩があると思います。
ただ、悲しいことにあらゆる英語教材は、英語がまだそこまでできない人にとっては、「どれ、ナニ??」と適切なものが選べないところですね。あまりに簡単なものを選んでしまうと、時間が無駄な気持ちになりますし、あまりに難しいものを選んでしまうとフラストレーションで気持ちが萎えます。やる気が殺げてしまいます。
私は日本語でナンクロというのを移動時間やスキマ時間にやっているのですが、やはり難易度がソコソコないとつまらないです。ただ、性格的に内職好き(単純作業を淡々とこなす)というところが大きいので、時間制限があれば、個数制限があれば、さほど苦痛ではないです。ただ、それがナニに効いているのか?という明確な効果がわかっているから耐えられる・続けられる、という根拠がないと、たぶんやることすらつまらないし、やり始めてものめりこめないです。
クロスワードは、母語であっても、第2第3言語であっても、そんなものじゃないでしょうか?
そうした意味で、Precious One English Schoolでは、心理レッスンに多大なる効果があると信じてプログラムとしてまとめました。
物事というのは、
- 物質・本質レベル=自然科学的な存在そのものやそれにくっついている諸事実
- 社会レベル
- 個人レベル
に分けられます。
例えると、車が物質、社会が道や交通規則、個人が運転手である人、のようなもので、他にも英語であれば、「語彙数・固定化した文法」が物質、「文法で揺れがあったり、地域や人々によってニュアンスが変わるもの」が社会レベルのもの、「言い回し、表現、新語彙」などが個人レベルのものです。
そうした意味では、クロスワードそのものの「既定されたルール」は物質、「レベル感の違いや得られる効果」が社会レベル、「それを解く力の違い、語に関するビンカン度」が個人レベルですね。
そうした意味でしっかり考えていくと、アドバイスをするときも、この社会レベルと個人レベルに関しては、差が大きいのでなんとも言えなくなります。
自分で判断できればいいんですが、多くの学習者は学習をしている最中がゆえに、ぴったりしたものを選べないので、1日1個程度で済ますのであれば効果の分散としてはアリです。
語数を気にしたり、品詞を気にしたり、あれこれと脳を刺激したり、英語そのものへの抵抗感が減る、辞書を引くのが速くなる、などの効果はありますから、微々たるものを蓄積していく習慣としては、アリです。ただ、ものすごく速く変化することはありません。
たとえば、ケーブルチャンネルのドラマを見ていて、45分で終了したので、次が始まる15分でやる!程度の習慣であれば意味のある蓄積になると思いますし、レベルもどんどん上げていけるようになるはずです。
https://www.boatloadpuzzles.com/playcrossword 試しにやってみては?
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