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どうしてこの人とはうまく行かないのか?

09/30/2008 にアップした文章です。

 

私のこれまでの経験則でいくと、「どんなに努力してもうまくいかない人」というのは実在します。その原因というのは何にあるのか?というのを、かなり見過ごしてきたような気がしますが、日本に戻って来てから、再度、日本文化やその中での人々とのおつきあいのやり直しをしているので、もう少しクリアになったところもあり・・・。ひとつ言えるのは、目の前にいる人という種類の中にいる人を全般的にどう捉えているか?というところで、まず大きく変わってきます。私は相性という言葉が嫌いで、使うことを避けていますが、この最初の二又に分かれる人の見方というのが、相性の大半を占めているような気がします。



ある人は、「性善説-性悪説」で分けるだろうし、ある人は「運命は定まっている-運命は自分が切り拓く」という考え方で分けるかもしれないし、ある人は「考え方が同じなほうがうまくやっていける-考え方が違ってもうまくやっていける」などだろうと思うのです。それは自分の経験則で、最も成果が上がっているものを選ぶことになっています。私の個人的経験則が採用したものは、Openness to New Thingsというもので、「今の自分にとって新しいものが来たときに寛大さがあるか-固定概念でこれまで成功してきたものを強く信じて譲らないか」というのが指針になっており、固定概念に捕らえられてしまっている人とは、なかなかうまく行かないことが多い結果になっています。

 

人間関係がなべてうまく行っているから、自分の相性の最初のザル(スクリーニングをするツール・指標)が正しいと思うのもかなり間違いで、その人間関係は表面的なだけかもしれず、ただただ波風が立っていないだけかもしれず、同じ考え方の人々とだけムラを作っているだけかもしれないので、ここはみんな、ちょっとだけ立ち止まって考えてみるのはいいことです。

 

私の場合、生徒さんは私よりも年下の場合が98%なのです。英語学校というのは、それなりにお金がかかるところなので、資格に繋がったり、本当に仕事に使えたり、なんらかの目的がある人が集まっています。45歳を過ぎて、真剣に英語を大金をかけてやり直すという人はあまりおらず、それ以上年上の人々というのは、おそらく大半が、カルチャースクールや独学を通しているのではないかと思うのです。歳を重ねると、ヒトとして長くやってきた長さがまずあり、簡単に言えば「頑固」で、よく言えば「哲学がそれなりにある」わけで、他人から物を請うて教えてもらうことも、なかなかできない人もかなり多いです。が、英語学校の生徒さんたちは、この「今の自分にとって新しいものが来たときに寛大さがあるか-固定概念でこれまで成功してきたものを強く信じて譲らないか」ということで言えば、かなりオープンな状況にある人々が多いのです。ただし、表面的にオープンがゆえに、私がUnlearningをするのはかなり難しく、これまで強く信じてきた経験則というのは、最も高いハードルです。

 

-英語はNativeの先生に学ばなければいけない

-中学・高校で学ばなかったせいで、今英語ができない

などなど、「そうじゃないんだよ」と新しい考えを入れても、すんなり受け容れる人のほうが、学習効率やスピードは上がっています。

 

まぁ、これは英語に限ったことなんですが、私にとっては人間関係もコレに似たようなものがあり・・・。

 

私個人は、他人様の基準となる物事から逸脱したことが多く、それについて力説などした日には、お友だちなどいなくなってしまうことが多い(笑)。つまり、かなり多くの人にとっては、「これまで慣れ親しんだ考え方ではないものを運ぶ面倒なやつ」になってきていたのです。子どもの頃は、毎日が新しい発見だったのに、大人になってからは、そういった面倒なことをわざわざ提案するやつはダメらしい。さらに、学びが足りないという誤解を受けることになります。いやー、私は学んできていても、まだまだ昨日の耳かき事実のような漏れはあると、傲慢ではないだけなのですが・・・。

 

マニュアル本というのがあります。ダイエット本もあります。あれらは、おそらく、占いなどと同様、「ごく平均値」に近い物事を、魅惑的に書き並べたもので、恋愛にしろ、ダイエットにしろ、人々がユニークで特別で多様的な限り、うまく行く人は、平均値-1Zから+1Zのあいだにいる68%くらいの人々に限るのです。が、それも軸がブレているので、微妙な誤差があるので、成果は68%前後になることはないのでしょう。How to本のほぼすべてにも当てはまりますね。が、あれらはベストセラーになることも多く、日本人のメンタリティを象徴しているものです。母もみのもんたのことを、「みのさん」とさん付けし、『朝バナナダイエット』の本を買ってしまっているので、なんともDefendできないワタクシなのではありますが・・・。それが・・・、昨日、いっしょに本屋に行き、『朝バナナダイエット』の本がベストセラー棚に並んでいるのを見て、「あ、あった。見てみれば?」と言ったあとに、こそこそと部屋の奥から出してきたという始末。とりあえず、彼女は私の「流行モノ嫌い」を知っているだけで、感謝したほうがいいのかもしれないと思い、苦笑しながら彼女のやり方が間違っていないかどうか読んだのです。が、あれ、12分ほどで全部読みきってしまいました・・・。それよりも、アレがMixiから出発したということのほうに、魅了されてしまった次第です(爆)。

 

産業カウンセラーのクラスメイトのうちのなかよしと飲むと、いつもこの点だけは違うなぁと思うのです。「違う」ということを心から楽しんでくれるので、産業カウンセラー講座にも参加する気持ちになるのでしょう。人のメンタリティをもっと詳しく知りたい、と。

 

その最たるいい例が西さんで、私の人生には、彼以前にも男性はいましたし、彼後にも男性は山ほど登場しましたが、彼の美徳は、私の頭の中をものすごい情熱と好奇心と畏怖で理解しようとしてくれたことです。これが愛なんですね。私は、そもそもまったく容姿的には彼のタイプではなかった。が、彼の建前としては、「容姿より中身」というのがあり、それを忠実に守った形になっています。こんなに長いこと、私の頭の中に興味を持ち続けてくれた人は、本当に稀です。

 

目下、NPOを設立しようと、またもや壮大な計画を立てているのですが、それを理解するだけでも、メールで4往復を費やしました。その全貌が大きな絵柄としてわかったときには、西さんは意気消沈し、「こんな発想は私にはできない」と悲嘆に暮れていましたが、その後、やはり「いつかちゃんと日本に戻って参加したい」と思うくらいにまではなってくれました。NPOと駅前英語学校設立を同時期にターゲットしており、そのための準備で、資金調達で、今後はますます忙しくなりますが、西さんは大きな支えになってくれます。

 

私が今まで「どうしてもうまく行かなかった人」は、自分が持っている経験則をやたらと過信しており、「俺様はゼッタイに正しい!」とまでは行かずとも、その傾向が強い人が多かったのです。なので、これからもこれはきっと、私がこう思い込んでいる限りはそうなっていくのでしょう。が、これを信じることで、大きな損失はそれほどないので、この点を見ていくことは止めないと思います。止めたほうがいいと思う方は、ぜひぜひアドバイスください(笑)。

 

「どうしてもうまく行かなかった人」のヒトへの価値観というのを、もう一度見てみるのはおもしろいと思いますね。

 

 

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