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めきめき上達する人の特長 2.英語を学ぶ過程を楽しんでいる

英語スクールを開始してからもう15年が経ちます。アメリカでも個人的にアルバイトとして時給で収入を得ていた時期も含めれば20数年の歳月が過ぎました。そこで上達する生徒さんの特長を並べていきたいと思います。

大前提は3つ:

1.日本語⇔英語の訳はしないこと

2.Listeningにまず注力し、早期にやっつけてしまうこと→日本語と同じように遜色なく聴けるくらいの自信を持てるようになるまで

3.文化ごと学ぶこと:日本の文化が世界に通用するわけではないので

この3つの心がけの他、10個のめきめき上達する人の特長を挙げます。

プロセスと結果について考えてみたことはありますか?

プロセス重視 vs. 結果重視には大きな違いがあります。だからこそ上達の早道・維持・さらなる伸び、という点での違いが大きく出てきます。

結果重視型動機づけは、特定の結果を達成することに重点を置きます。この志向を持つ人は、競争での勝利、昇進、高成績といった成功の外的な指標に結びついた目標を設定します。彼らの動機づけは、多くの場合、これらの成果の達成によって得られる報酬、承認、地位と結びついています。

この欠点は、特に目標が達成不可能に思える場合、高いレベルのストレス、不安、失敗への恐怖を経験する可能性があり、これに左右され、近道を選びやすくなり、非倫理的な意思決定、燃え尽き症候群といったネガティブな行動につながる可能性が増えます。

一方、プロセス重視のモチベーションは、学習、スキル開発、継続的な改善といった目標達成のための手段を重視します。最終結果ではなく、その過程そのものがモチベーションの主な源泉となります。プロセス重視の人は、より回復力と適応力に優れ、挫折を乗り越えられない障害ではなく、成長の機会と捉える傾向があります。要するに、過程を楽しめることも含まれるわけです。

プロセスの力:研究によるエビデンス

最も成功している人は、必ずしも生まれ持った才能に恵まれているわけではなく、意図的なプロセス重視の練習に最も多くの時間を費やした人です。

教育分野において、Carol Dweckの研究では、成長志向のマインドセット、つまり努力と学習プロセスの価値を信じる生徒は、学業で成功する可能性が高いことが研究でわかっており、 Dweckの研究では、これらの生徒は努力を不十分さとしてそもそも捉えておらず、熟達への道のりと捉えているため、困難に直面してもより回復力があることが分かっています。

さらに、MoldenとDweck (2006)によるメタ分析では、プロセス重視のモチベーションアプローチは、パフォーマンスを向上させるだけでなく、心理的幸福感も向上させることが確認されました。学習プロセスに重点を置く人は、自己肯定感を高めるために特定の成果を達成することだけに依存しないため、不安が少なく、満足度が高くなります。

実践性:プロセス重視のモチベーションを育む

では、個人として、親として、あるいは管理者として、自分自身や周囲の人々にプロセス重視の考え方を育むにはどうすればよいでしょう?

1. 「なぜ」から「どのように」へ Why to how

目標の背後にある「なぜ」を理解することは不可欠ですが、「どのように」に焦点を当てることも同様に重要です。改善につながるステップ、戦略、そして日々の実践を重視しましょう。短期的な成果よりも努力と進歩を重視するマインドセットを育むようにします。

2. 習慣とルーティンを身につける

肝心なのは情熱と継続的な努力の組み合わせです。情熱だけでは片手落ちなので、ルーティンと習慣を確立することで、特に最初の興奮が冷めたときに勢いを維持するのに役立ちます。定期的な練習、意図的な努力、そして漸進的な進歩こそが成功の基盤です。長期的な成功に貢献する小さくて一貫した習慣を身につけることの重要性を裏付けています。

3. 支え合う社会環境を作る

モチベーションは真空中で生まれるものではありません。自分自身やチームを、プロセス重視のモチベーションを強化する支えとなるネットワークで繋げていきましょう。社会的なコミットメント、仲間からのプレッシャー、そして励ましは、長期にわたる努力を持続させる力となります。Banduraの社会認知理論は、モデリング:模倣学習の重要性と、社会モデルが行動に与える影響を強調しています。勉強会、トレーニング仲間、あるいはプロのメンターなど、こうした関係は、責任感とモチベーションを維持するのに役立ちます。

Bandura 模倣学習性

4. 定期的なフィードバックと振り返りを取り入れる

定期的に進捗を振り返ることで、集中力とモチベーションを維持するのに役立ちます。このフィードバックの繰り返しにより、個人は小さな成果を認識し、戦略を調整し、プロセスへの関与を維持することができます。また、進捗自体が成果となるため、最終的な結果を達成することに伴う不安も軽減されます。KlugerとDeNisi (1996) の研究では、個人や結果ではなく、タスクとプロセスに焦点を当てたフィードバックの方が、パフォーマンスとモチベーションを高める可能性が高いことが示されています。

5. 結果目標とプロセス目標のバランスをとる

プロセス重視のモチベーションには多くの利点がありますが、成果目標とバランスをとることで、さらに効果的になります。明確で具体的な成果目標を設定すると同時に、それをより小さく、実行可能なプロセス目標に細分化しましょう。この戦略により、最終目標を常に念頭に置きながら、長期にわたる継続的な努力が可能になります。

成功だけに偏ることは、能力成果主義や差別、いじめなどのマイナスが多くなるのは必然です。しかも個々人がそれなりに努力したことを全部無視されたら、やはり心はどこかに置いてけぼりになってしまいます。

しかも、失敗から学ぶのではなく、敗者とみなされたら・・・と思うと、むしろみな不安だし、怖いですよね。であれば、プロセス重視にしたら、結果的に成果がついてくると思ったほうが楽しそうです。いかがですか?英語だけではなく、すべてをプロセス重視にしてみてください!