コラム

もう脳内で訳すのはやめよう!

脳内で訳すというのは、あまりに自然すぎて多くの英語学習者は「なぜそれがダメなの?」ということすら、考えたことがない場合が多いです。昨今、英語学習がままならぬ方々は、インターネットでいろいろ検索をして、英語は英語のままで受け止めて(聴いたり読んだり)、脳内で日本語に変換しないで理解する、というのを推奨するサイトに辿りつくころもたまにはあるかもしれないです。が、ままならぬ現状について、疑問を持たない場合は、あるいは、じりじりと焦燥感を持っていても「時間がかかるものなのだ」と決めつけてしまっている場合は、おそらく自分の脳内に「翻訳機を作る方法」が正しい道なのだという発想から、いつまで経っても路線変更することができません。

しかも!

日本語であっても、自分が何をどうプロセスして言葉を発しているのか、気づいていない方々が多すぎる(笑)。

つい最近も、入ったばかりの生徒さんから、

“How are you?”と尋ねられた場合、どのような答え方があるんですか?

という質問を受けました。

オンライン上では、

レアジョブの答え

DMM英会話の答え

NEXSEEDの答え

こういうカテゴリー分けをしたあと、どれか1つか2つをみんな暗記しちゃうのに、どうしてこういう書き方・教え方するんだろう(笑)。場面別・相手別にしたとしても、便利でHigh Contextなやつを選んじゃうだろうにー!

などと、私は思ってしまうのです・・・。 (・・;)

まずはこれらのサイトが言っているように、ヒトというのは状況・タイミング・場・相手によって、表現したいことが変わるだろうに、どうしてAというセンテンスで訊かれたらA’で答える、というような不思議すぎる当たり前を一切止めてしまえ!と教えないのか?ということ。

とはいえ、日本の義務教育の小学校から、他の科目でもこんなことが行われているため、なかなかこうした概念は拭いきれず、革新的には進歩せず、といったところなのかな・・・。

朝礼のときに、「前へ倣え!」と叫ばれたときに、私個人が従っていたのは小学校2年までのことで(笑)、3年以降は、運動会などの先生やお友だちに恥を掻かせてはいけない場面以外はもう迎合はしなかった・・・。しかも、「小さく前へー倣えっ!」などと叫ばれた日には、苦笑すらしていたものなのです。その後、抵抗することにも疲れた私は、放送委員会に入り、朝礼と朝会(なぜか月曜日は朝礼で、木曜日は朝会だったのだ。これも摩訶不思議でしょ?)に出なくてもいいように、少なくとも放送室に居られずとも、並ぶ側にいなくていいように算段した・・・。

なので、英語の教科書を見ても、「へぇ、こんなふうに会話は進まないでしょ」などと思うことも多く、「こう言いたいときはどうするんだろう?」などと思うことしばしば・・・。

ゆえに、パイロットになりたい気持ちが昂じて、渡米することにしたときも、日本の英語学校に通うという選択肢はナシ。そこにお金をつぎ込むくらいだったら、たぶん渡米してから1か月分や2か月分を延ばした方が身になると、確実に信じていたのでした。だからバイトを4つ掛け持ちするような無茶もやりました。

そして、やはりすんなりと、もう2か月目の後半には、英語を英語で処理する方向に突入し、3か月目には「目の前にある事実」「相手の反応」で、訳さず対応、を心掛けるようになったのです。これがよかった!ヘリコプターのパイロットは、訳す時間に猶予を与えていたら飛べないし、飛んでいる最中にどんどん前に進んでしまうので、この情報処理に意味なく日本語を入れるなど以ての外!

なので、私はきれいな翻訳も通訳もしてこなかったという自覚はあります。とはいえ、意訳・臨場感には強かったと自負はあります。しかも、日本語が貧しいわけでもないので、けっこう伝わって理解には到達してもらえたのではないかと。

本当に、脳内で訳すプロセスは省いてください。それだけでも、人生の中での貴重な時間は他のことに使えるようになりますから!

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