暮らしていて少し困るのは、ジェスチャーをあまり添えてくれないと、「ん?今の言葉は両方取れるよなぁ・・・」という判断に迷うこと。
たとえば日本語では、「大丈夫」というのは
・OKです、欲しいです、やります、好きです、などというポジティブな意味
・要りません、けっこうです、などというネガティブな意味
の極端な両側になることがあって、この二者択一は、ジェスチャーがあれば判断がつきやすいんだけどなぁ、と思うことがある・・・。
このようにどちらとも取れる言葉、日本語って多くないですか?こんなにあります:
1. ポジティブとネガティブの両方で使われる言葉
- ヤバい:本来は「危険」というネガティブな意味ですが、現代では「すごい」「最高」という肯定的な感情を表現する際にも多用されます。
- とんでもない:本来は「意外だ」という意味ですが、謙遜して「(褒め言葉に対して)そんなことはない」と使う場合と、「言語道断(とんでもない奴だ)」という強い否定として使う場合があります。
- 結構(けっこう):状況によって「素晴らしい(結構な出来栄え)」という意味にも、「十分なのでこれ以上は不要(結構です)」という否定的な意味にもなります。
2. 文脈で意味が真逆になる言葉
- 大丈夫(です):「問題ない」という肯定と、「必要ない(いらない)」という否定のどちらの意味でも使われます。相手の配慮を断る際や、イエス・ノーどちらの問いかけにも使えてしまうため、混乱しやすい言葉です。
- すごい・素晴らしい:感嘆のニュアンスで使われる場合と、皮肉を込めて(例:「すごいですね(呆れ)」)使われる場合があります。
- さすがです:純粋な称賛の意と、少し皮肉めいたニュアンス(「やっぱり期待通りの結果だ(皮肉)」)が含まれる場合があります。
3. 表情で意味が変わる「曖昧」な言葉
- なるほど:純粋な同意と、会話を早く切り上げたい時や、相手の話を深く聞かずに聞き流す時の相槌として使われます。
- そうですね:同意する場合と、肯定も否定もせずにその場を収めるためのクッション言葉として使われます。
- あー、はいはい:納得しての「はい」か、面倒くさがっての「はい」かは状況次第です。
そんなときにわかりやすいジェスチャーがついていると、こちらも判断がつきやすいなぁと思うんですよねぇ。英語ができる私にとっては、Low contextな表現が多い環境に慣れてしまっていて、これら、かなり苦手のようです。
ジェスチャーが表すことはかなり大きいし、相当なヒントです。
1. 感情・心理状態
- 喜び・満足・肯定:
- 怒り・不満・攻撃性: 腕を組む、指をさす、厳しい表情での睨み。
- 悲しみ・不安: うつむく、頭を抱える、手を握りしめる。
- 緊張・警戒: 視線をそらす、体を頻繁に動かす、衣服を触る。
2. 意思・意図・要望
- 同意・許可:
- 拒否・否定: 手を横に振る、首を横に振る。
- 呼びかけ・拒絶: 手を振る(こっちへ、あっちへ)。
- 要求・質問: 手を挙げる、指をさす。
3. ビジネス・対人関係における心理
- 信頼・自信: 相手の目を見る、胸を張る、手のひらを見せる。
- 親しみ・オープン: 手のひらを相手に向ける、リラックスした姿勢。
- 威圧・防御: 腕を組む、相手との距離を詰める。
4. 状況説明・動作の描写
- 「大きい」「小さい」「切る」など、言葉の代わりに具体的な形や動きを伝える。
ただし、ジェスチャーは文化によって意味が異なる場合があるため、異文化間でのコミュニケーションでは誤解に注意が必要です。たとえば、日本では「おいで」だけど、英語圏では「バイバイ」という手の表現とかね。バイリンガルやマルチリンガルの人は使い分けている場合もあるけど、混同な場合もあって、それはそれで面倒なのか・・・。(◎_◎;)
動きがあるコミュニケーションは、私は好きだけど、みなさんはいかが?






