誇り:自分の特性や成果に対する満足感や評価が高いこと
- 得意のさまを示す心
- 光栄に思うこと
- 自慢に思うこと
Pride: a feeling of pleasure and satisfaction that comes from one’s accomplishments, talents, or social group (誇り: 自分の業績、才能、または社会的集団から得られる喜びと満足感)
プライドは幸福感に繋がるポジティブな感情です。目標を達成したり、重要な方法で貢献したりすると、自分の能力に誇りを感じます。また、子供が学校で新しい生徒と積極的に友達になったり、配偶者が仕事で昇進したりしたときに誇りを感じるなど、自分以外の近しい誰かに対しても誇りを感じることがあります。
自分の能力を認めること、または「本物の誇り」と呼ばれるものを経験することは、目標を設定し達成し続けるモチベーションを高め、パフォーマンスの向上にもつながります。人間は達成したことに誇りを持つので、もっと達成したいと願うわけです。
誇りの感情は、他者が自分が持つ「自分史」や成功や結果をどう評価するかによっても左右されます。その達成したことに他の人が与える価値や功績が大きければ大きいほど、誇りのレベルは一般的に高くなります。ここが問題なんですけどね・・・。
→ 他者の目をやたらと気にするようになる、というのがネガティブ感情になりやすい。
プライドを感じると、脳は自己の過去の体験との比較処理、報酬処理、社会的認知に関連する領域、特に内側前頭前皮質 (mPFC)、後上側頭溝 (pSTS)、腹側線条体などの領域を活性化し、本質的には達成または成果に結びついた肯定的な自己評価をします。脳の状態は以下の通り。
自己の過去の体験との比較処理: 脳の部位であるmPFC は自分自身について考える重要な領域。プライドを経験すると非常に活発になり、達成を自分のアイデンティティに結び付ける。
報酬システムの活性化: 脳の報酬経路の一部である腹側線条体は、プライドを感じると刺激され、達成に関連する肯定的な感情を生み出す。
社会的認知: 脳の部位pSTS は社会的合図を理解し、他人の行動を解釈することに関与しており、社会的承認または承認から生じることが多いプライドに関連している可能性があるとされている。まだ研究の余地あり。
扁桃体の関与: 扁桃体は主に否定的な感情と関連していますが、誇りの感情でも活性化され、達成の激しさや重要性を反映する可能性がある。
プライドが自己規律に果たす役割がかなり肝心です。ある特定の状況下では自制心を高めますが、他の状況では、プライドは人々にうぬぼれる許可を与えます。自制心の高低を決定づける違いは、そもそものプライドの在り方。
「自分という人間」に充分満足している場合は自制心を高め、謙虚さを導きますが、目標に向かって努力している最中は自己破壊的に「自分のおかげ」と周囲を眺める自制心が減ります。意識の焦点が自分に向かってしまうからです。
具体例としてどんな感じかというと、友人に「痩せたね」と褒められたら、その直後健康的な食事をし、ドカ食いなどはしないのが「今の自分にプライドを持っている→そこから外れないようにする」となるのですが、プロジェクト的にダイエットしていてそこで褒められると、「努力が認められた!じゃぁ、今日くらいはハメをはずして我慢していたものを食べよう!」となる。
目標を立てることそのものはとってもいいことだけれども、自分の感情が継続を邪魔するかどうかが変わる、ということです。自分の感情に気づき、自分を甘やかして「ご褒美」を過度に与えないこと。
プライドを持つことは大いにポジティブでOKなのですが、プライドを失わせてしまう墜落や軌道から外す可能性があるのもプライドなのです。
基本的には「自分がナニモノであるか」に誇りを持ち、自分の常の状態にプライドを持つことであって、成功が日常でない場合には日常になるまで気を付けてください。<(_ _)>
「もしも私が男だったら、私みたいな女に惚れる!」男性の場合は逆だけど・・・、とか、「私が欲しいヘルパーさん/社員/生徒/後輩/上司などは私だ!」思えるくらいならばOKですよ(^^♪






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