:1 自分よりすぐれている人をうらやみねたむこと。2 自分の愛する者の愛情が、他の人に向けられるのを恨み憎むこと。やきもち。悋気(りんき)。
辞書通りの意味で使っていますよね?なぜこの感情が起きるか?というと、
- 他人と比較するから
- 好かれたいと望むから
- 愛情の自由を認めないから
- ネガティブを想定するから
が大きな理由です。
メカニズムとしては、社会動物として生まれたヒトは、どうしても人々の中で生きていくしかありません。しかも有利に生きていきたいわけです。ゆえに、どうしても他者と比較してしまうことが起きます。この比較する回数が多い人と少ない人がいて、さらに比較項目が多い人と少ない人がいて、多い人は嫉妬心が生まれやすいはずです。しかも、びっくりすることに嫉妬心は、自分よりも「格下のくせに」という感情から生まれやすいのでした。なぜにここでレベルやランキングが出てくるのか?というのが問題で、比較している中、そのほうがわかりやすいからでしょうね。年齢・立場・能力などなど、比較材料は山ほどありますから。その誘惑に負け続けると、嫉妬はクセになります。
誰かから好かれたいと望むのは、Maslowの欲求段階の3番目に属します。誰かと繋がっていたい、帰属していたい、という感情です。これはフツーの感情なのですが、好かれたい→独占したい、と大きく望みすぎると嫉妬が生まれやすくなります。
その愛する人に「思考や感情の自由」を認めないと、嫉妬は非常に生まれやすくなります。時間を超えて、ずっと愛していてもらいたい、と強く願いすぎると、他者の思考や感情に自由を与えなくなり、「自分と同化してもらいたい」「自分だけを見てほしい」と望んでしまうわけです。そうなると、安泰だと錯覚しているわけですね。実際は、変化しないものなどこの世にはさほど多くないのです。愛情ですら、増えたり減ったり、形は微妙ではありますが変わっていきます。深くなるといいんですけどね(^^♪
その相手が自由に誰かに愛情を持つと、どんな形であれ、自分の居場所がなくなると怯えてしまい、自信のなさからこれが加速度・乗数的に増えていってしまいます。愛にもいろいろな形があるのですけどもね (・・;)
これが、不安というネガティブな想定です。未来はまだ不確定なため、ヒトは必ず予測をします。大脳皮質が大きくなったため、これは避けられないです。そのときに、ネガティブな想定をしてしまうと、不安が増えていきますから、嫉妬が生まれやすくなってしまいます。今ある倖せが100と想定し、目減りすることを想定してしまうのですね。ポジティブな人は足されることを想定しますので、嫉妬は生まれにくいです。
さて、あなたはどの程度、嫉妬心を持っていますか?翻弄されたことはありますか?
私はド貧乏に育ったので、ゼロ出発なところがあり、メンタルでも加算方式でやってきたので、獲得型で、嫉妬が生まれることはほぼほぼないです。ラクです(笑)。
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