中学生の生徒さんたちの期末テストが終わりました。英語はみなソコソコいい感じのスコアで仕上がったんですが、他の科目でいいのもあればがっかりしたのもある・・・。
うーん、ここで私は代わってあげたいと思ってしまうのだった。
少子化だし、受験の仕方も試行錯誤して変わってきているし、学生生活そのものも私の頃とは相当に違うんだけど、印象として、「なんだかつまらなそう」なんですよね・・・。夢中になるものがやっぱり『相対評価』なもので、誰かと競ったり、誰かの顔色を観たり、ってものが多い。まぁ、SNSがなければ成り立たない世の中なんだから、致し方ないという意見もわからなくもないんだけど、子どもたちにはそれに振り回される人になってほしくないっていう願いが・・・。
私は小学生の頃からアメリカで大学に行き直すまで、真面目に勉強に取り組んだことは一度たりともないのです。浪人した1年だって、予備校には行かずじまいで、バイト三昧の日々でした。浪人生だって言えないくらいバイトに入ってたからなぁ(笑)。しかも1月15日の成人式までバイトしてたから、そのあと2週間から4週間くらいしか受験対策してない(笑)。
それでも、それなりに点数は取れてしまっていたのは、おそろしくバカでもなかったのは、やはり世間知はついていて、「勉強したい気持ちになったらあとはやればいいだけ」の状態は出来上がっていたと思うんですよね。私の場合、それが訪れたのはおそろしく遅い時期で、30歳になる頃だった、っていうだけで(笑)。
今も避けたい科目はないですし、ちょいと不得意気味というのがあったとしても、嫌いとまで言えないレベルのものばかりです。やり始めてしまえばやはりおもしろいし、楽しい。
私の英語の生徒さんは、他の科目に対しても「根性」「通らねばならぬ道」「避けられるものならば避けたい」というのがまだまだあって、だったら代わってあげたいなぁと思ってしまうくらいなのですよね。
まぁ、私も一切勉強しなかったんだから、中学生の頃は同じように感じたこともあったんだろうと思うんだけど、思い出せない(笑)。上書きしちゃったからなんでしょうね。なので自分に都合がいいように改竄しちゃってる、記憶を。大学に戻ったときには相当ないい年の大人だったので、すべての学習が楽しすぎた(笑)。なぜに子どもの頃は楽しくなくて、大人になってからは楽しかったのか?
ひとつしか理由はないんだよね。
強制されたわけじゃなくて、自分がやりたいと選んだから。
子どもたちには自由がなくて、本当に代わってあげたくなるけど、ここのジレンマを乗り越えて、どうやっていけば自分に誇りが持てるようになるのか、今、死ぬほど考えてほしいよなぁ。
(これを書いている最中も、ある家族が揉めている・・・。受験生だからしょうがないんだけどね)








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