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冬来たりなば春遠からじ

《英国の詩人、シェリーの詩「西風の賦」の一節から》つらい時期を耐え抜けば、幸せな時期は必ず来るというたとえ。長い冬を耐

えて春を待つ気持ちの表現としても用いられる。

英語: If Winter comes, can Spring be far behind ?

英国詩人 Shelleyの原文では、この冬と春は大文字になっていて、固有名詞、つまり擬人化しているのでした。

英文でのこの原文についてのBlog1

英文でのこの原文についてのBlog 2

実は私は非常に楽観的ではあるんですが、同じくらいには左側なのか右側なのか、前なのか後ろなのかに、絶望感も大いに持ち得ているのです。でも、「人生なんてつらいことのほうが多いに決まっている!」と、グレ倒すのもみっともないし、侘しいし、切ないし、やる気は殺げるし、というのがわかっているので、やっぱり、「たまにある僥倖に出遭える個数を願いながらがんばる」とか、「生きているだけですでに丸儲けじゃんね♪」と言えたほうがいいと思うのです。

なので、いつも踏ん張るときに、これ、言っちゃうんだよなぁ・・・。30歳くらいまでは、この言葉、中国の故事とか諸葛孔明とか老子が言ったんじゃないかと思いこんでいたのですが、ありがとう、UC Berkeley!テキストに載っているとはねぇ・・・。むしろ、原文が英語だとは思っておらず、なんだかものすごくびっくりしたのだった・・・。歴史の授業で出てきたのですよ。ただ、この破天荒な詩人を好きにはなれず(笑)。でもまぁ、作品に罪もないし、短命だった悲劇に免じて使い続けたこのライン。奥方のMaryが “Frankenstein” を残した小説家だしね。

Percy Bysshe Shelley

29歳なんて私が再渡米した年齢じゃん・・・と思い、なんだかすごいなぁと。

とにかく、私は冬がさほど嫌いじゃーない。むしろ、昨今では日本の夏は大嫌い(笑)。子どもの頃は、エアコン要らなかったもの・・・。室外機の害はひどーい!抜けないトンネルはない、止まない雨はない、Silver lining などなど、同じような言葉はとってもたくさん使っている日常を現実視してしまうが、まぁ、いいよね♪ だって、ちゃんとトンネルの先の灯りはあったし、晴れ間は見えたんだもの、都度都度。

もうちょいがんばれば、きっといいことだけが残るかな、と。

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