西さんと私の別居On/off状態は、すでに2年以上。となると、本格的別居を最初に開始してから、すでに7年以上が過ぎたことになります。西さんが家にいない状態に慣れていたので、きっといっしょに暮らす時間が増えると、うまく行かないことが増えるかなぁと思っていたのだけれども、そうでもないや・・・。やっぱり西さんを選んでよかったと思うのは、彼は自分のペースは押し付けないし、私に過干渉をしない。今、こうしているときも、不思議と西さんはナイターを見ている・・・。
どうもおかしいのが、アメリカの大リーグにもまったく見向きもしなかった西さんが、ここのところ数ヶ月、どうやら日本の野球がおもしろいらしい。彼が私の父を彷彿させるのは、すぐにTVをNHKに合わせるところ。最近では、ザ・テレビジョン!などを使うことをマスターしており、たまに見ている(笑)。
ケーブルTVを入れたほうが、私もニュースに怒ったりしなくて済むのだけれども、いかんせん、母が英語がわからないので、ケーブルを入れても、母に字幕を読ませるか、あるいは私が吹き替えで我慢するか、しかなくなり、あまり都合はよくない・・・。しかも、外出も多いし、仕事もたんまりあるし、と、ケーブル導入はまだ迷っているところ。カウンターカルチャーショックに一気に露出される方法も、ここまでは悪くなかったので、またDiscoveryや映画チャンネルを見る環境に戻ると、なんだか自分が哀れになるんじゃないかと思うのだ。
そして、ネコたちを迎えに行くのが、急遽6月1日から5日に変更になりそう。飛行機の行きの便はあるのだけれども、帰りが5日まで待たないとないらしい・・・。いかんのだ。西さんは、その後、すぐに台湾に行く仕事があるのだけれども、しかもまたもや数週間も滞在なのだけれども、ズレたことには相当がっかりで、怒りも入る感じ・・・。でもなぁ、私が航空チケットの制御をしているわけでもなく、コレは怒られても困る・・・。
私は、9月からカルチャーセンターの講座数がぐーんと増えることもあり、これまで引き受けた単発や短期間の仕事では、人間関係やらで面倒だったことがあるので、もう企業派遣の英語講師の仕事を探すことにしているところ。なぜならば、会社経営のほうは、ペンディングの件数が4個もあり、毎日ここに居ても仕方がない。パチンコも飽きた。とにかく、音がうるさいのと、画面に飽きたのと、タバコを吸ってしまうのと、腰が痛い。前よりも短時間で腰が痛くなるので、やっぱり限界だし、疲れたよ・・・。パチプロってある意味すごいよね、と感心しているところ。
カルチャーセンターの生徒さんの層は、アレはアレでとても楽しいのです。が、企業派遣になると、もうちょっと英語を学ばねばという義務感も出ると思うので、効率性を求める私としては、もっとやりがいがあるかもしれない、などと、さらにチャレンジングな仕事を求めていたりする。今、なぜ外でこういった丁稚奉公をせねばならぬのかというと、やはり自分が丸々将来は授業料を自分の取り分にして、安価で提供できるようにするためだよね。西さんが言うように、通訳と教師ならば二本化はしやすいようだ。物を売るよりはずっとリスクも低いし、私に向いている・・・。
いわゆる、時間のマス目を埋めていくような仕事の仕方であれば、ざざーっと引いていくことも可能だし、自分で経営した部門に移行するにもラクだという読み・・・。だったら、私がそうしているあいだに、西さんはやはり台湾の仕事を進めたほうがいいのだった。リサイクルビジネスとその他の模索をやっており、しかも、西さんは台湾に住みさえすれば、山登りができる。私にはいまひとつ、彼の台湾への愛というものがわかっているようでいないという現実を直視しているのですが、それゆえに、私がいっしょに向こうに出向いてまでも同居しようというしゃかりきな気持ちにならないのも、もしかするといいことなのかもしれない。
この世には、単身赴任のだんなさまやら、海外駐在の段取りのあいだに別れ別れで別居する家族が増えていると思うのですが、我が家の場合は、まったくの悲劇ではなく、危険要素も同居の人々とそれほどの変わりはないです。強いて言うならば、ネコたちと私の別居は悲劇だった・・・。それももうすぐ解消されるので安泰なのですが♪
このところよく話題になっている、再婚したときに、離婚してから300日以上経っていないと、前夫の子としての出生届しか受理してもらえない、という話題。あれは本当に未熟児で早産があったりするというテクニカルなことも踏まえると不便です。しかも、誰が誰と結婚して子どもを産もうが、実際は、根性があれば、国が資金の補助をして、DNA鑑定すりゃーいいだけでしょね、などと思っていたのです。
ところが、けっこうニュースがたくさんあるので、ちょっと考えたのは、いくら離婚を前提にしての別居期間が長いケースがあったにせよ、やっぱり私は一度離婚したら、もう二度と結婚はしないほうに一票だなぁ、と。私は「男がいなくては生きてはいけない」とはさらっさら思っていないし、恋愛はかなり私をキチガイにするし、悲しく惨めにしてきたので、西さんが私の人生からいなくなるのであれば、もう二度と結婚までに至るような、恋を成就させて結婚という愛を育むようなコミットメントは面倒だ、という結論。なので、再出発ができて、違う道をしっかり開けさせていけた人には、もう一言「すごい!」しかないのだよね・・・。なのに、法律が整備されてないってどういうことなのよぉ、などとは思っていたにしろ、かなり他人事だったことも確か・・・。子どもは産むつもりはもうないし、生まなくてよかったということがけっこう証明され続けているので。
もしも、別居がなくなるとしたらいつなのかなぁ、と今日考えてみたのですが、それはやはり億万長者とまではいかずとも、小金持ちくらいにはなり、仕事はユルユルで働かずとも不動産で収入があるようになったら、というのしか、今のところは想定できず。台湾の仕事を〆るわけにも行かず、何年も成果が上がらなければ完全に買い取ってくれるような台湾人を見つけられることもないだろうと想定したほうがよさそう。日本も同じで、今はさとみちゃんがいなくなって、パートのすまいるもいなくなっていますが、もしも何かが一発当たれば、またもや日本は〆られなくなります。一発のために、私は得意だったり、人間と衝突しない仕事を選んでいるのですが、販売やコンサルティングも相変わらずやっているので、それが当たらないとも限らず(とりあえずゼロじゃーないからねぇ・・・)。
1年でも早く一発当てて、私はアメリカに戻りたいんだけどなぁ。西さんは、日本でもいいらしいのだけれども、私はやっぱり日本ではなくて、アメリカに住みたい。母のことがありますが、彼女はとっても元気なので、あと20年くらいは気にしなくてもよさそげ。今日も歯医者に行っていた。彼女のシュミのひとつに、医者通いというのがあり、とりあえずチェックするのは好きだ(笑)。
別居というのは、単語にすると聞こえが悪いんだけれども、多様に生きていくためには、それほど悪いことではないのだ。西さんが得たものを、コミュニケーション次第で、私もかなり取り入れられる。逆も然り。しかも、理想的なのは、黒川紀章じゃないけれども、世界にいくつも家を持てば、別居状態とか時間は多くなるんだよね・・・。別に国内でもいいんだけどさ・・・。私は海辺には住みたいと思っていないので、その点でも西さんとは同居をしてうまくいくベースあり。湖や川のほうが、海よりも静的で私には安心の泉になるんだな。西さんは、中国語を使っているはずなのですが、実際は、台湾語というのに阻まれてきっと不自由も多いのでしょう。それでも台湾に住みたい心があるのだから、私がごねるわけにも行かないわけです。しかも、仕事のこともある。
でも、特に我慢しているわけでもなく、「西さんがいなければ、ごはんも簡単でいいよね」と、母が楽しそうに言うのに、ついつい頷いてしまったりします(笑)。でも、やっぱり居たほうがずっと楽しいんだけどねぇ。