12/02/2006 にアップした文章です。
日本人に生まれてよかったなぁ、と思うことに、冠詞がないことがあるのです。文法的に面倒(爆)。英語では、いくら達人になっても、所詮外国人は、この冠詞と前置詞に最後まで苦労することになります。西さんとふたりで、1月か2月のTOEICを受ける予定になっているのですが、あの程度であれば私は困りませんし、おそらく西さんもまったく困らないでしょう。微妙な言い回しや、生き生きした描写という意味で困るって感じかなぁ。
最近、いかんよぉ、いかーん!と思いつつもTVをよく観ているのです。カリフォルニアに住んでいた頃は、ドキュメンタリーか映画チャンネルで、映画の場合はCMが一切ないので、一気に集中して観ることができたのです。ドキュメンタリーもBBC, Discovery, History, Art and Entertainmentなどを観ていたので、近日コレをやりますよ、というお知らせコマーシャルが多く、「あ、コレ観たい!」とZappingを避けることができたのでした。が、日本ではそれができない・・・。コマーシャルだらけなのだ。地上波が12月1日からデジタルになるので、TVだけ買えばちょっとお金を足せばいいだけなのですが、ネコたちが来るために引越しは3月末か4月頭を予定しており、それまではサービスの足し前や買い物はしないようにしています。なので、もうちょっとの我慢と思いつつ、フツーのTV番組を見ているところなのです。
『くりーむなんとか』という夜11時台の番組の中で、モノを見てその名前を当てるというクイズを、2週間続けて見てしまい、大後悔(爆)。世の中に「こんなバカがたくさんいるのか・・・」と思わねばならぬために、なぜにTVをつけて、電気代を払い、さらに消費物に必ず上乗せしてある「流通費;広告代金も含む」ものの一部を払った上に、さらに暗い気分にならねばならぬのか・・・、と、つくづく自分のバカさ加減を思うのだ・・・。しかも、あんなバカたちは、経済的に私よりは恵まれている現状なんだろな、と現実を直視するのも、かなり腹立だしいでしょ(爆)。深夜の番組の場合のギャラがどれくらいなのか、を想定しても、私がちょろっと英語を教えに出かける何倍か、何十倍単位のはず。ふぇぇぇぇ。
私は花や魚や樹の名前を知らないやつ、と自戒していたのですが、彼らの数倍わかるよ・・・。野菜や魚などの食べ物や、外来品と言われるブツのカタカナの名前などを、買い物客のフリをして当てるのですが、「当てる」とかっていう問題なのか?不思議すぎるのだ・・・。漢字や短い時間の中で何かを当てるというのとはまったく違う・・・。
アメリカに居た頃に、担がれた!と思った逸話が; 母親といっしょに水族館に行った子どもが、「おかあさん、切り身が泳いでないよ」と言ったとか言わないとかっていうやつ。お魚やさんやスーパーで切り身ばかりを見ていて、それが魚が海で泳いでいる姿だと思い込んでおり、水族館に居ないのが不思議だ、という現状が、今の日本なんだよ、と解説してもらったのです。しかも、コレにはひねりバージョンがあり、「あら、鯵がいないわね」と言ったのが母親だというものや、社会化見学の先生だった、というものまであるそうで、私は「からかわれている」と、強くつよく信じていたのであった。
が、この番組のこのクイズを見て、私はようやく↑の話を信じたよ・・・。
とりあえず私は、食べられる魚ならば見ただけでわかる・・・。小さい頃八百屋さんに並んでいた野菜や、現在までの過去19年、アメリカのスーパーやファーマーズマーケットに並んでいたフルーツや野菜の名前はちゃんとわかる。花も花やさんで売っていたり、仏壇やお墓に供えてあったり、街や山で見かけるのはわかる。ちなみに西さんは山で咲く花が好きみたいです。
でもね、コレはスーパーや日常用語では、Bell Pepper か、Sweet Pepperだよん。日本語で言うピーマンでもいいんじゃないかと思う。ラテン語の学術名をちゃんと使う日本人がステキなのかどうかは謎。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%97%E3%83%AA%E3%82%AB
名詞:品詞の一。事物の名を表し、またそれを指し示す自立語。活用がなく、単独で主語となり得るもの。また、「の」「を」「に」などの助詞を伴って連体修飾語・連用修飾語となり、「だ」などを伴って述語にもなる。その下位区分に普通名詞・固有名詞・数詞などの類がある。代名詞とともに体言と総称される。
自立語:国文法での単語の二大別の一。ある観念を表し、文中で単独でも文節を構成することのできる語をいう。名詞・代名詞・動詞・形容詞・形容動詞・連体詞・副詞・接続詞・感動詞の類。詞。
モノについている名前がわからないのってどうしてなんだろう?昔に比べても、こんなに物品が流通しており、世界中からモノが集まっているというのに、その名称に関しては行き渡ってないの?それとも、無関心なの?かなりな疑問・・・。会話をするときに、モノの名前がわからないと相当不自由だと思うんだけど・・・。英語がまだ話せないときに、私は名詞が拾えると「何の話か」がわかってとても便利だった。渡米して最初の半年は名詞にものすごく頼っていた(爆)。
固有名詞:名詞の下位区分の一。同じ種類に属する他のものから区別するために、そのものだけに付けた名を表す語。人名・地名・国名・書名・曲名・会社名・団体名などの類。
私は、固有名詞をたいへんに大切にする傾向があります。敬意を払っているので、人の名前は間違えない。間違えるよりは、日本語であれば、ひらがなを使うことにしています。国の名前なども間違えたくない。敬意です。TBSで世界バレーをやっていますが、ここには政治的意図があり、台湾代表のことを、なぜか「チャイニーズタイペイ」などと呼んでおり、かなりむかついていました(笑)。
日本に居た頃は知らなかったのですが、アメリカは英語ではAmericaではないのよ。国民が略して話すときには、US, States, となります。正式名称は、The United States of Americaで、アメリカという総称がついた独立した州が統合した国、という意味で、それがわかれば、地方分権制度の仕組みと、連邦で行っているさまざまな機関と仕組みがわかります。映画通の人でも、警察官とMarshal, FBI, CIAなどの違いがわからないことが多く、けっこうがっかりかな・・・。私はエッセイで、アメリカと書かなければ通用しないと思ってしまうのですが、今後はUSならば通じるかな・・・。でも検索に引っ掛らないようになるかもしれない?
名詞は大切なんだけれども、あんまり意識する人は少ないのだろうか?私は、名前を間違えられることには抵抗はないのだけれども、私のほうが誰かの名前を間違えることには大抵抗があるのだ。それぞれの親御さんか誰かが、想いを込めてつけた名前に違いない。国や地名であれば由来や歴史や産物を背負っているに違いない。
つい先日も、西さんが、「下切」と書いてなんて読むと思う?とクイズを出してきたのですが、正解は「もぎり」なのだそうです。それを西さんがたいへん不思議がっていたのです。だって、「かみしも」の「しも」だから、「し」がどこかで詰まったんじゃないか?と言ったら、たいへんに納得していた・・・。それで由来を調べてみたら?と提案したのですが、それどころではなかったようです・・・。私は看板を見るのも好きなのですが、固有名詞に溢れているからです♪けっこう楽しいわよ。意味があるんだもの。
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