哲学は英語で学んだほうがいい分野のひとつです。なぜならば、結論が最初に出ているため、理解し易いのです。日本では、私の在米中、『ソフィーの選択』という本が流行ったと聞きましたが、私はその本を読んでいません。乱読派ではあるのですが、どうしても流行した本を手に取ることに抵抗感があります。そのため、多くのベストセラー本は読んでいないものが多いのです。失われた日本の20年を読みたいモードのときに、たまーに手に取ることはありますが、ずいぶんと時間が経ってしまっており、臨場感なんてまったく染み込まないんですけどね (・・;)
Precious One English Schoolでは、読書をやたらと薦めます。すでに何度か触れましたが、脳の使い方に影響が大きく、成果が出やすいからです。How to 本を一切やめていただき、古典やおとぎ話、英語を混ぜていただき、映画の原作本や自分が読んでいる本のジャンルの拡張や、論説本を増やしてほしいとお願いします。脳活性に効果がある読み方というのもあるんですが、とりあえずは読まないよりは読んだほうがいいのです。
そして、できればこの過程で、いずれ哲学書が読めるようになっていただけたら、と思うのです。私ですら、日本語の哲学書は難しいなーと思いますので、英語が学んでいただければ、それが近道??ではあります。論理性の脆弱さを鍛えるためには、やはり先人の論理が手に取るようにわかるくらいになると、本当にすばらしい♪哲学のクラスがあれば、ぜひとも市民大学やら異文化交流会やらの顔出しをしてもらうのもアリ。たとえば、アメリカ始祖の元になっている人が書いた理念はどこのへんから来ているか?などがわかると、世の中の見え方が違うのです。
ヒトの成り立ちや言動の裏側にある動機や感情なども、この哲学書群にはかなりカバーされており、心理学も哲学&医学の他、社会学やらその他のコンビネーションから生まれた学問なので、元になった古典は、できればカバーしていないと、心理学者・セラピスト・カウンセラーなどとは言ってほしくはないのです。人がなぜ生きるのか?どのように生きるとよりよいのか?身体の仕組みやその他も含め、ある程度の宗教や倫理、歴史の一部などを網羅していただければ、今、自分が生きる人生が充実することは確かです。
そして、自分ができないことや限界値などが見えてくるようになれば、ますます理解が深まり、脳内の整理が進みます。論理や理屈が通らないことをしないようになったり、他者の感情にもう少しビンカンになったり、いいことが増えます。ゆとりも生まれて、長時間の時間軸を持てるようになってきます。
難しそうだから、と敬遠しないで、ぜひとも手に取ってみることをおすすめしたいです♪ いいことだらけです。最初の3ヶ月か2・3冊、気合で乗り越えていただければ、と願うばかりです。
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