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夏の終わり

09/05/2006 00:00:00

 

8月の残暑、3週間も日本を逃げ出していた私ではあるのに、夏がいざ終わってしまうのだと感じ始めると、それなりにさみしいものがある。なんだよ、この矛盾は・・・。

帰国翌日、13時間後に弟の家に出向いて、仕事の新しいプランを弟夫婦に話して意見をいろいろもらってきたのですが、いやー、それについてエッセイにするのは時期尚早なので、姪っ子たちを見て感じた夏の終わりについて、を(笑)。

私の姪っ子たちは、小学校5年・3年・2年と伸び盛り・食い盛り・遊び盛りなのですが、みんな髪が長い。母にその理由を聞いてみると;ショートカットってやっぱりお金がかかるからじゃないの?髪飾りやゴムは100円ショップで買えるじゃん。でもカットはお母さんができる範囲にするならロングがいいんじゃない?

うーん、すごいシビアだ・・・。長女は腰まで長く、室内BBQをするお手伝いをしながら、「髪は邪魔じゃないの?」と私が訊くまで縛っていませんでした。私は何があっても縛るか上げるのです。だったら何で長くしてるかって?弟一家と似たような理由ですね・・・。ショートはハイメンテだ。私には向かない。お金を出すのは特にどうでもいいのですが、時間が取られることがとてもイヤです。しかも椎間板が2枚ないので長く座ることになるのはさらにイヤですね。

3週間アメリカに避暑していて、突然戻ってきて感じたのは、「やっぱり涼しくなってる」ということ。髪を下ろしたままでもうなじにねっとり汗がつかない。これはすごい♪が、私は日本に長く住んでいる日本人より暑がりです。なので、姪っ子たちの長い髪も束ねていないと見ていて暑かった(爆)。

そしてさらに夏の終わりを感じたのは、3ヶ月ごとになっている4期の決算報告書作成の話(爆)。弟も奇しくも時期を同じようにして、またもや会社を替わったのです。アメリカに留学し、2年で帰国し、その後、材木関連の仕事をしているのですが、今回は会社の経営を任され、親会社丸抱えではあるものの雇われ社長です。監査も経理もすべて親会社とツーカーなのでラクだとは言っていますが、健康はこの10年でみるみる悪くなり、父親に似てきているのでびっくりしているところです。7月1日から新会社を経営するようになったのですが、なかなか順調らしい。給料は倍近くまで上がり、彼も安泰です。もう姪っ子たちもカットに行けるかも(爆)。

弟とはそれほどなかよしではなかった私ですが、今回の訪問では子どもの頃のこともよく話に出て、夏の終わりをまたもや感じたわけです。夕立やザリガニ獲り、市民プールの話なども出て、姪っ子たちも楽しそうに父親が子どもだった頃を想像していました。セミがまだ鳴いている日本はすごい。京王線の調布の駅前でもセミの鳴き声が聞こえるって、とてもいい環境なのだろうな、と改めて思ったわけです。が、当然、子ども時代を土と不便に囲まれて暮らした私にとっては、その近代的ダイヤ整備の京王線特急停車駅のセミの声は、たいへんな違和感なわけですが・・・。しかも立体交差も実現しそうですごいことになりそうじゃんね、駅前。

夏の終わりに私がいつもやっていたことは、宿題だという悲しい思い出。いやー、本当に勉強しない子だったのよ。天気予報が必要だった絵日記なんて、最高で4日くらいしか書いたことがない(爆)。だって、絵を描くことそのものがダメだし、絵空事の絵日記なんてものに夢がもてなかった現実的な子どもだったのだから・・・。押し花の宿題をものすごい後回しにし、9月1日まであと2日というときに、ムラサキツユクサを押し花にしようとし、アイロンで自分の足にヤケドを負わせたのはこの私です(爆)。9月1日はいつも悲惨で、朝のドッヂボールを断れない私は、「あー、初日から廊下に立たされるな」と予測しながら、それでも平然とドッヂしていたわけです・・・。ドリル系のものは、学校の授業が始まってから内職で始末し、研究系のものは親を巻き込み、自分はやらない(笑)。理科や美術系のものは9割私の作成品ではありません。特に星の観察は丸写しだよね・・・。なので未だに夏の大三角を見ると当時のことを思い出し、自分に大笑いしてしまいます。冬のオリオン座にはかなりロマンが持てるのですが・・・、夏の星座は私にとってたいへんコミカルです(爆)。9月10日くらいまで居残りすれば何とかなってしまうのでした (・・;)

それでも大人になれてしまったし、30歳過ぎて大学にも戻れてしまったし、起業もできてしまったし、英語も不自由なく話せるようになってしまったし、やっぱり夏休みの宿題は;少なくともおおだいらきくみにとっては必要度がそれほど高くはなかった;という結論でしょうか・・・(爆)。

それでもねぇ、先生は言ったのよ;夏休みの宿題のツケは廻ってくるからな、と。30歳を過ぎて大学に戻り、宿題があんなに楽しいと思えるようになったのはなぜなのか?しかもそそくさ予習までできるようになれてしまったのはなぜなのか?小さい頃から楽しいと思えば、もっとスーパーな大人になれていたのか?これはいつも夏の終わりに考えることなのです・・・。どう思います?

その他にも夏の終わりにやっていたのは、日焼け競い。私は夏休み中、父の実家に預けられていたことが多かったので、観光地やビーチ焼けはしませんでした。今思うと家族で海水浴に行ったのは、母が父に反抗するための大瀬崎くらいで、あとは彼氏や友だちと行った記憶しかない・・・。弟一家は模範のような家族なので、車でいそいそといろいろなところに出かけます。キャンプ地のそばで1坪1万のものすごい土地を見つけたことなど、楽しそうに話していました。

父の実家に預けられるとやらねばならぬことが小学校通い(爆)。田舎の小学校は秋の収穫地や冬休みが長いので、夏休みは短い。私はとてもうるさいし、手に余る子どもだったので、従兄弟といっしょに小学校に行けと言われてしまうわけです。それが、片道4キロもあり日焼けすんのよ・・・。おまけに川遊びはするし、青大将は追いかけるし、お蚕の世話の一貫で桑の葉獲りやりんご農園のお手伝いもするしね・・・。労働焼けだけれども、いつも真っ黒だった・・・。

今同じように焼いていたらどんなになってしまうのか?これは想像すると怖い、夏の終わりなのでした。私はそばかす性質ではないです。その代わりほくろが多い。それでも日焼け止めクリームをせっせと塗ったり、UV効果を求めて品物を買うようなことをせずとも、安泰に暮らしてこられました。夏が終わり、日陰で人々、特に女性の肌を見ると、先天性に感謝する夏の終わりなのです。

姪っ子たちは昼の11時から酒をかっ食らう大人をよそに、夏の最後を満喫しようと外で遊びだしました。長い髪はみんな束ね、暑さをモノともせず。私は夕方の4時にはすっかり出来上がってしまい、時差ボケもあり、6時には爆睡していました。夏の終わりを満喫しようと、窓という窓をすべて開けっぱなしにして寝たら、くしゃみが出るほど涼しくなり、やはり秋はそこまで来ているのだなぁ、と感じる前に、二日酔いが心配だった(爆)。やはり人生って圧倒的にコミカルなのである・・・。

 

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